墓は、造らない 新しい「臨終の作法」

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 26
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479392101

感想・レビュー・書評

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  • お墓を造るべきか否か、迷う中でとても参考になる意見が多かったです。
    お墓参りは当然のことで、一家に一つお墓があるのは当たり前。そう思っていたけれど、現在のお墓のシステムは実はごく最近のことで、その背景には火葬が普及したからなんだと。
    近代になって生まれたこのシステムも、環境や社会背景に無理が生じている事を客観的に指摘しています。今の社会に合った埋葬法(自然葬・樹木葬・散骨・骨仏・・・)も紹介されており、とても参考になりました。
    お墓を造る造らないは別にしても、お墓について考えるいいきっかけになると思います。

  • ここ最近『死』について考えることが少なくなかったです。『自分は死んだらだどこに行くのか…。』この本の中で筆者が説く家墓に必ずしも入る必要はない、と主張する箇所は僕にとっては衝撃的なものでした。

    この本は僕にとっては結構面白かったですね。またここに書かれていることが衝撃的でした。帯にある「『家墓』に縛られる必要はない」というのも僕にとっては目から鱗が落ちる体験でした。それは僕自身が(その役目をすべて放擲したとはいえ)一家の長男であるということと、そして僕の家族はこういうことにすごくご執心で、あんまりこういうことには執着がない自分とはずいぶんとまぁそりが合わなくて。正直な話、今でも合わない飯なんですけれど。この本を読んでからは、そんなことは別にいいやなんて、ある意味開き直ってすらいる自分がおります。

    そもそも、人間が育った土地や自分の家、死んでからは墓によって縛られることはまったく必要がないんだと個人的には思っていて、そもそも墓にしたって定期的に墓参りに行くよりかは、海か川にでも流してくれればいいだなんてそんなことを標榜していると、また白い目で見られてしまいますが、それでいいです。

    そして、終わりのほうにある「エゴ葬」ではなくて「エコ葬」というのも面白かったですね。こういう柔軟な考え方が必要になるときがきっと来ると確信しております。とにもかくにも、日頃こういうことにもやもやとした疑問を少しでもお持ちの方は読んで決して損はないと思います。

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。宗教学者、作家、東京女子大学非常勤講師。76年、東京大学文学部宗教学科卒業。84年、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は宗教学。日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員などを歴任。日本宗教から出発し、世界の宗教を統合的に理解する方法の確立をめざす。主な著書に『葬式は、要らない』『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』『もう親を捨てるしかない』(以上、幻冬舎新書)、『戦後日本の宗教史』(筑摩選書)、『ブッダは実在しない』(角川新書)など。

「2017年 『日本の新宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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