だからテレビに嫌われる

  • 大和書房 (2011年9月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479392170

作品紹介

テレビにとことん嫌われた二人が、すべて語り尽くした全11時間!完全再現。

だからテレビに嫌われるの感想・レビュー・書評

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  • 上杉隆と堀江貴文。かつてテレビでその姿を見ない日はないと言われてましたが今ではテレビにとことん嫌われ、「テレビはなぜこうなってしまったのか?」についてすべてを語り尽くした対談本です。

    僕は18歳まではものすごいテレビっ子で、大学に入って少したったのをきっかけにほとんどテレビを見ることがあって、せいぜいテレビを使うときはDVDを再生するための道具になって社会人になってから当時、自分の勤めている会社の上司に自分の部屋にテレビがないというと「信じられない」と唖然とされたことをこの本を読んで思い出してしまいました。

    現在、本当に見たい番組は年に数本もあればいいほうで、情報収集といえば、インターネットが4割、本が3割、新聞が1割、雑誌が1割。後はテレビと大きく優先順位が僕の中で後退しました。僕の中にあるテレビに関する長年の「違和感」をかつてテレビというものに出ずっぱりで、その姿を見ない日がなかった堀江貴文氏と、ジャーナリストの上杉隆氏が11時間にわたってとことん語りつくした内容を活字にしたものが本書だそうです。

    読んでいて、彼らが僕の中にある「違和感」を活字にして代弁してくれたことと、日頃僕たちが決してうかがい知ることのないテレビ業界の裏事情や「掟」を白日の下にさらしているという意味で、ものすごく貴重な記録だと思っています。

    目次を一部抜粋させていただきますと。
    ■ヒゲダンスを知らなかった堀江貴文
    ■昔のテレビ局には「余裕」があった
    ■将来、「テレビに出る」と思ってた
    ■人生に影響を与えたテレビ番組は?
    ■上杉隆が最初に出たのはバラエティ番組だった
    ■『きょうの出来事』ブチ切れ事件
    ■上杉隆・堀江貴文がテレビを降ろされた理由
    ■「女子アナと合コン、楽しいですよ」
    ■現場に行かないタレントキャスター
    ■鉄道事故は「免責」にすべき
    ■原発情報は隠されていたのか?
    ■東電の「蝉のションベン作戦」に失笑
    ■世にもおいしい放送利権
    ■ホリエモンの電波講座
    ■タクシー無線なんかいらないよね(笑)
    ■氏家さんは「頭がいい人」、ナベツネさんは「単にいい人」
    ■僕たちは原子力「容認派」
    ■孫さんが神になっている危険性
    ■映像メディアは時間の無駄!?
    ■リモコン利権
    ■テレビCMはなくなる
    ■衰退するテレビ局と「番組の弁当」......他

    という業界関係者には耳の痛くなるようなテーマがてんこ盛りで、僕が読んでいて面白かったのは堀江さんがテレビに出ずっぱりのころに
    「女子アナと合コンしませんか?」
    と誘われて、そこにいくと隠しカメラや録音マイクがセットされていて、後にその様子がすべて公開されていたり、ある女子アナが堀江氏が逮捕された後に彼のケータイに気遣うような電話をかけて、その会話の内容が無断で流されていたりとテレビ局側の「何でもあり」ぶりにはのけぞってしまいました。

    一方の上杉氏も放送禁止用語にまつわる話で、かつてNHKでは「教える側」だったのにとある番組で「記者クラブ制度」「官房機密費」「クロスオーナーシップ」という言葉に言及した際に問答無用で番組をおろされたり、またほかの件で自分が番組を降りざるを得ないような「圧力」を局側の人間からかけられることがあったという話など、そのどれもが衝撃的なものでした。

    「王様の耳はロバの耳」もしくは「王様は裸だ」ということをあまりにも露骨に言い過ぎると業界を追放されるんだなということと、彼らのような人間から語られる「テレビの裏側」の真実。こういうことを知らなければ「なぜテレビは面白くなくなったのか?」という疑問の答えはわからなかったと思っています。

  • テレビにしろ新聞にしろ、言ってること、書いてることすべて正しいとは限らないという前提で見ることが必要だ。しかし、福島原発事故の会見は東電も枝野さんも「なんか隠してる」ってのが見てとれたなぁ。上杉さんのいう情報リテラシーの感覚をオレも磨かないといけない。まずは昔からの部屋に帰ったらテレビをつけてダラダラ見る習慣をやめて、あらかじめチェックした見たい番組だけ見るようにし、もっと本を読む時間を増やすようにしよう。

  • 両者がテレビに出られなくなった訳(といってもホリエモンは割と出ていたと思うが)並びに現在のテレビというメディアの問題点を報道内容以外にも電波利権などに至るまで語っている。
    ホリエモンは流石に元IT企業の社長だけあって、技術的な知識もあることがわかる(細かいことに突っ込む人はいるだろうが)。

    普段ネットで色々な情報を得ている人には新鮮味が薄いかもしれない。だが、テレビしか見ていない人であればテレビの見方がちょっと変わるかもしれない。

  • 堀江貴文さん、上杉隆さんの対談本。彼らがテレビに出なくなった要因を知ることができる。
    堀江さんは電波利権、上杉さんは記者クラブ問題からテレビ業界における諸問題を追求。

  • ボーダホォンがなぜ電波がわるいのか?なぜテレビがつまらないかわかる本でした。何となく感じていたが、テレビ、新聞の善は誘導されている。

  • どこでもあるだけど、既得権益をひたすら追求する例としてテレビ業界について主に対談した内容をまとめた本。
    内容はほとんど「そうだろうな」と共感できる。特に福島原発に関する記載に関しては数十年後に結果がわかるが、きっと悲惨な結果になっているだろう。しかし、その時責任をとれる国になっているようには思えない。。。

  • テレビに嫌われている 上杉隆と
    ライブドア事件以降でれなくなった堀江貴文が、
    テレビに何故嫌われるのかを語りながら、
    テレビの問題を語っている。

    テレビがおもしろくない理由は?
    ネットの急速な発展で、多様な意見が溢れ出した。
    テレビのもっている言論統制、放送禁止用語、多様な視点の欠如。
    もっと大きなことは 電波利権 が存在していることだ。

    既存利権や既存勢力に対して挑戦する堀江貴文。
    タブーに斬り込み、記者クラブ制に反対する上杉隆。
    二人が語ることで、見えて来ることもあるが
    なぜか、おじさん談義になっていて、
    すこし与太話かな。
    もう少し、論点を明確にしたほうがいいね。

  • 問題児二人の対談本。
    原発報道の話になると上杉氏がエキサイトして、ホリエモンの合理的思考と噛み合わなくなるのが残念だった。
    電波利権については両者の息のあったやりとりで勉強になった。
    お二人にはタブー無き言動を期待したい。
    上杉隆の情報は信用できるのかどうかよくわからないのだけれども。

  • 日本のテレビって今のネット社会において、
    どうあるべきなのか疑問を持っています。
    そのテレビから嫌われる人の本ってどのような内容なのか、
    気になって本を読んでみました。

    上杉隆さんと堀江貴文さんとの談話の内容を書籍化した本になっております。


    書評ブログ:http://ameblo.jp/toshinobook/entry-11538636494.html

  • 電波利権について多くの人は「オークション等をして適正な価格で割り当てるべき」という意見だが、ホリエモンは通信の技術論(配信、圧縮。解凍等)として、現状で利権を持ってる人は持ったままでも新規参入出来ると唱えています。
    前者がパイの大きさはそのままで中身を代え、パイの価値を高める論だとすれば、ホリエモンは新しい人もパイの中に入れ、パイ自体を大きくしましょうという発想。
    既得権益者からすれば後者も、現行の価値が希釈されかねないので拒絶するでしょうが、至って全うで健全な論だと思います。

    電波利権というのは空気中に道路を作り、そこをテレビ局やラジオ局、あるいは電話などの通信会社で免許を持った車のみが走れる権利です。
    免許を発行する方も免許を持ってる方も利権になります。

    そんな中、現状‘帯域の無駄使い’と思われるものが
    「タクシー無線」「アマチュア無線」「ワイヤレスマイク」
    タクシー無線は現状なら携帯電話で充分対応出来る。
    アマチュア無線は利用者が激減し、昨今ではツイッターでリスナーを呼びかけてる始末。それならツイッターでいいし、ユーストリームやスカイプなど機材が廉価で精度の高いもので代用出来る。
    ワイヤレスマイク(コレだけのために電波の帯域を割いてることが驚きだが)はブルートゥース等で対応出来る。
    これらの帯域を寡占してるのはおそらく数千人~数万人ぐらいで、この帯域が空くだけでネット環境や携帯電話の電波状態が劇的に改善され、数千万人が恩恵を受けるとこが出来る。

    そもそも何もない空間に線引きをして、使用料を徴収出来るように利権化したのが橋本登美三郎で、その後は田中角栄(元はお金儲けではなく言論統制が目的か!?)で、竹下、橋本、小渕、野中と引き継がれるのだが、田中派の中枢は皆、郵政、通信族、電波族なのである。しかし、利権といえば建設族というイメージを植え付けミズリードすることで電波利権を守り通していた。
    そして、その利権は現在、総務省が握っている。

    この度、総務省は900MHz帯、プラチナバンドと呼ばれる帯域を開放するが、その周波数割り当てを競売せず、2月に比較審査で選定する。
    しかし、結果はソフトバンクに内定している。

    ソフトバンクの携帯が繋がり難いのは、基地局が少ないからではなく、900MHzのプラチナバンドを持たず1.5~2Hz帯しか持っていないからである。これはボーダフォンを買収した時から分かっていたことで、だからこそ安く買収出来たわけである。
    それを顧客を集めてから、顧客を盾に「顧客の為に解放しろ」と迫るのは非常にアンフェアである。
    総務省にとって電波使用料は隠れ特別会計として、「研究開発予算」と称して天下り先の特殊法人などにばらまく貴重な財源である。
    これを競売というオープンな形にされると、不透明な会計は許されず一般会計へ組み入れら財源を財務省に握られてしまう。
    だから電波オークションをしないことによって、総務省は財源を守れ、ソフトバンクは安価な使用料でプラチナバンドを獲得出来る分けである。
    これが世界で通じる日本語`danngou'というやつですね。

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