いつも同じお題なのに、なぜ落語家の話は面白いのか

著者 : 立川談慶
  • 大和書房 (2015年7月9日発売)
3.33
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  • レビュー :9
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479392804

いつも同じお題なのに、なぜ落語家の話は面白いのかの感想・レビュー・書評

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  • 仕事でもプライベートでも話し方に悩むすべての人に

      ビジネスでは強いがプライベートでは弱い理由
      テクニックより「受け止め力」を磨こう
      「間」を「魔」にさせない、沈黙の“シ~ン”対策

    「この本を読めば、あなたの人生は必ず変わります」

    慶應経済卒、ワコール勤務、吉本福岡一期生という
    特異な経歴で談志に入門した人気落語家による3冊目の著書

    含蓄のある内容と比喩の妙、そして駄洒落の切れ味はさすが噺家
    書くたびにつぎの著書のオファーがあるというのもむべなるかな

  • 落語家による話し方指南本。
    修行時代や師匠のエピソードを絡めつつ、上手く話せるポイントを紹介しています。

  • 落語が好きだったので手に取った本。

    内容については、
    話し方に関する本をよく読むので、既知の情報が多かった。
    落語家にしか思いつかないような切り口をもう少し見せてほしいかなあと思った。

  • 落語家による話し方のノウハウ本。
    内容的には悪くないのだが、この本のタイトル「いつも同じお題なのに、なぜ落語家の話は面白いのか」に惹かれて読んだのでそこに関しては結局答えがピンボケ状態だった。
    それでも落語にまつわる話は面白かった。
    落語家の個性というのは人と違うことをするから出てくるものじゃなくて、みんながみんな同じ噺をしている世界だからこそ自ずとにじみ出てくるものなんですね。

  • 今年の本読み始めは、落語です。

    早速、年始のイベントとして元旦初笑いに落語を初めて観に行ってきた。

    正月の池袋演芸場の2部は満員だった。
    演目は落語あり、コントあり、手品あり、バイオリン漫談芸ありと
    3時間があっという間に過ぎた。

    出演者も若手からベテランまでと総勢15名位は出演していたような気がする。

    通常の時は一人当たりの時間はもっとあると思うが、
    前座なんか30秒しかなくて、とても早口で可哀そう。

    独特の「間」があったのが、桃太郎というベテラン落語家。
    舞台に上がって何もしゃべって無いのに笑いが出る、あの独特な空気は面白いし
    お客さんとの絡みもよかった。

    2部の取りは、三遊亭小遊三(こゆうざ)。
    テレビの笑点では「ちょいワル系オヤジ」の小遊三だが、
    今回初めて本物を近くで観たが、絵に浮かぶ語り口は最高のひと言。

    さて、本の話であるが、
    落語の事をもっと知りたくなり今回紹介する本書を読んでみたが、
    内容は主に著者、立川談慶の師匠立川談志の言葉、行動、思いが詰まっていて
    談慶にとって大好きな師匠だったことがよくわかる。

    序幕(序章)では、立川流真打の命題を説き。

    第一幕(1章)では、独演会名人という自分の客の前だけで喝采をあびる
    落語家という構図について反省とアウェーでの真の力を発揮する大切さを説く。

    第二幕(2章)では、話術の極意を説く。
    会話とは、プロセスそのものを楽しみながら、
    お互いを気持ちよくするためのものと語る。

    第三幕(3章)では、会話の中での『間』が大切と説く。
    「間」とは、落語ならお客さんが、会話や雑談ならお相手が、
    想像力を働かせるための余白であると語る。

    第四幕(4章)では、距離感を説く。

    そして、この本のタイトルでもある、
    第五幕(5章)では、いつも同じお題なのになぜ落語家の話は面白いのかを説く。
    この章では、一般向けの修業法を書いているので、
    それは、読んでのお楽しみとしましょう。

    本書を読むと、
    一般の方も落語家に見習うことで、視点を変えることで
    日常に笑いが生まれる工夫は必要であると感じた、
    年初めの一冊である。

    今年は落語にハマりそうな予感がする元日であった。

  • 2015年7月刊。タイトルとは主題が違うと思った。話し方の本だった。◆【引用メモ】努力の対象となるのが、生クリームではなく、ただの牛乳だったら、どんなに泡立て器で頑張っても、永遠にホイップクリームは作れません。第一段階として、まず対象となるべきものに対して、冷静な分析をせよということです。(中略)努力というものは「時間はかかってもいいけれども、必ず結果を伴わないといけないもの」なのです。(中略)「熱い思い」だけでは成立しません。「落ちついていて冷めた眼差し」も必要なのです。(p.184)

  • 話術を磨くためと思って。著者の談慶より、師匠の談志のの名言が印象に残った。「相手の話を聴くということは発言内容だけでなく、発信者の本質や心の闇、プラスマイナスをすべて一切合切吸収することだ」「テクニックより受け止め力」「世の中のすべてにツッコミを入れる批判精神」「上手さは、型」「他者と違うものが個性というなら、それを定着させるだけのリスクを負え」「了見を真似ろ」「立場を共有する」

  • 本格流≒本書く流と言われる立川一門である談慶師匠の三冊目にあたる著書。いつも同じお題、つまり話題でも人を笑わせることがなぜできるのか?
    つまりこれは話のプロである落語家からの一般のわたしに向けたコミュニケーションの悩みに対するひとつの回答でもあるのだろう。
    人の欲望のひとつにはモテたい、認めてもらいたいというものがある。誰もが誰かに見てもらいたい、話を聞いてもらいたいと思っている。それを話のプロである談慶師匠が様々な事柄から実践てきなアドバイスをしている。
    モテるために、人たらしになるためには「間」や「距離感」をどうしたらいいか。ただし、実践しなければこの本を読んだ成果はない。そうなりたくないとしてもそれが少しでもうまくいけば人間関係はスムーズになっていくしより人間関係での自信に繋がってくるのだと思う。
    自分の知っている人たちだけで狭い世界だけでウケていてもそこに成長もない、様々な関係のない世界でもやっぱりモテるためにはこの本に書かれていることをどこかで意識しながら話してみたい。そしてもちろん人の話を聞いて人間の業を受け入れる人にもなっていきたい。

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