- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479392873
作品紹介・あらすじ
シングルマザー、ヤミ金、奨学金滞納、40歳風俗嬢、無戸籍問題、医療ネグレクト、虐待、DV、ホームレス高齢女性、ワーキングプア、ネットカフェ難民。誰でも「転落」する時代。
感想・レビュー・書評
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レポート執筆の一環で読んだけど、サクサク読めて良い本だった。良い本だったと言えど当然内容は重く、悲しく…。私は恵まれた家庭に育ったんだということがよくわかった。
大学に入り、世界が随分と広がった。貧困にあまり関心がなかったけど、取り組んでいくべき事柄だと感じたし、支えていける仕事が出来たらいいなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023年、改めて国内の貧困に目が向けられた。
2015年にはすでに女性と子供の貧困があった。 -
自分もいつなるかわからない貧困。
他人事じゃない。 -
シングルマザー、高齢者など様々な貧困が紹介されるが特に酷いのが無国籍問題。離婚して300日以内の出産、つまり誰の子どもがはっきりしないので届け出ないというケース。これで本人に一遍の咎が無いのに調理師への夢が立たれた話は本当に酷い。
乳児死体遺棄事件がおこらないようにしなくてはならないと国民としては心底思った。 -
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ノンフィクション
社会 -
シングルマザーや非正規雇用といった世間に良く知られた理由だけでなく、様々なことが貧困につながることを痛感しました。
今現在がそうでなくてもいつ陥ってもおかしくないし、それは男性でも女性でも変わらないことだろうけど、まだまだ女性の方が「稼いで養う、稼いで生活する」という意味ではしんどい状況下におかれていると感じました。
また、この本を読んでいて「どこにどう頼ればいいかわからなかった」というケースが多いようにも思いました。
「児相や役所を頼った結果うやむやになった」ではなく、そもそも術がわからなかった、自分が頼っていいのかわからなかったというケース。
自治体やNPOさんがアナウンスを頑張っていらっしゃっても、当事者にまで届いていないことも多いのかと思うと(ただの読者だけれども)何ともいいがたい歯がゆさをおぼえました。 -
リアルな実録の数々。
家庭環境に関わらず、どんな人でも今は簡単に貧困に陥るリスクがある。
子どもを取り巻く貧困について目にした時、自分の子供の頃も、きっと口には出さないものの貧困であった家庭はあったはずだ、と思った。
貧困は、目に見えないのだ。