MORI Magazine

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 346
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479392972

感想・レビュー・書評

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  • エッセィを雑誌風にしたもの。
    アグネス東別府と森博嗣の人生相談コーナー。
    森博嗣たち(作家森博嗣、研究者森博嗣、趣味人森博嗣)の座談会。
    思わずクスリとしてしまう。
    イラストも可愛い。

  • 読みかけで積読にしてしまった一冊。質疑応答とか人生相談が抜群に面白い。相談部分は読まなくてもいいくらいだったりする。

  • インタビューの形をとった方が森博嗣さんの文章は読みやすいということに気付いた。
    養老孟司さんもそうだが、頭のいい理系の人の書く文章は自分には無い世界観で
    読んでいて面白いけど理解が難しい。腑に落ちるまで時間がかかる。
    だから一人でペラペラ喋られるよりも、対談という形で他の誰かが間に入るとすごく分かりやすくなる。

    大人と子供、というところがとても印象に残る。
    子供は正しい理屈を持っている、マイペースだと読んで近くにそういう人がいるのを思い出した。
    マイペースな人に振り回される人生だったから、マイペースな人を見るとイライラする。それは私がやりたかったからなのか。
    ここでいう子供は家庭環境がよろしかった人、もしくはよろしくなくても自分で考えられるほどの頭の良さを持った人のことだろうと思う。
    家庭環境がよろしくなく、人に言われるがままに生きてきた頭の悪い人間は、マイペースさを取り戻すのに苦労すると思う。それでも自分が大人になってしまったことに気づけるだけでも御の字かな?

    それと金に目が眩む、比喩表現を言葉通りに捉えて展開していくところがさすが分かりやすいと思った。こういう思考が出来るようになりたい。

  • MORI Magazine。森博嗣先生の著書。作家としての森博嗣先生の魅力、研究者や工学博士としての森博嗣先生・森博嗣博士の魅力、教育者としての森博嗣先生の魅力、そして人間としての森博嗣先生の魅力。森博嗣先生の魅力がぎっしりと詰まった一冊。森博嗣先生のファンのかたにはもちろんですが、森博嗣先生の作品を読んだことがない人にはまずはこちらのMORI Magazineから読んでみると森博嗣先生の世界観の魅力に惹き込まれるかもしれませんね。

  • ■インタビュー、人生相談、座談会…すべて森博嗣の創作物。
    本書は、これまでにない、まったく新しい形のエッセィ集。
    フリージャーナリスト、編集者、エッセィスト、評論家…
    著者自身が生み出した架空のキャラクターたちとで繰り広げる、
    森博嗣の数奇な思考回路! ■目次 ☆二〇一六年を振り返る――
    世間知らずな森博嗣でもできる時事放談みたいな超絶企画
    ☆特集「いつまでも子供でいたいなんて、どう?」――
    作家・遊び人の森博嗣にロングインタビュー
    ☆人生相談千人義理――森博嗣が悩みにすばりお答えします
    ☆<エッセィ>大人の理屈にしばられずに、考える
    ☆質疑応答ってこんなもん――森博嗣に質問したい人、集まれ!
    ☆<エッセィ>言葉について、考える ☆人生相談千人義理―森博嗣が悩みにすっきりお答え--☆近頃の森博嗣――二〇一六年の仕事
    読むたび、その想像力に脱帽。考えるたび、その思考力に感服!「身も蓋もないことを書かせたら右に出るものがいない」自らが、 丸裸にされた、最新エッセィ!?

  • 森博嗣の思う「雑誌」を森博嗣が作った感じなのか?
    雑誌というよりはムックじゃね?
    むしろ、後に文庫化するだろうし、もうこれは本じゃね?
    となると、Magazineというタイトルの本じゃね?
    と思わないでもない

    今までの他の本の企画(エッセイ、質問受付、趣味、架空のキャラクター等)を色々と混ぜた感じ
    ああ、だから「雑」誌なのねと納得

  • レギュラ、マイナ。要は傍線をタイプするのが面倒なのだろう。よろしいんじゃないでしょうか。

  • 1項目に過剰に反応するのも何だけど…~編集長の巻頭挨拶ー創刊に当って/2016年を振り返るー世間知らずな森博嗣にもできる時事放談みたいな超絶企画/<特集>いつまでもこどもでいたいなんて,どう?ー作家・遊び人の森博嗣にロングインタビュー/人生相談千人義理ー森博嗣が悩みにずばりお答えします/<エッセィ>大人の理屈に縛られずに,考える/質疑応答ってこんなもんー森博嗣に質問したい人,集まれ!/<エッセィ>言葉について,考える/人生相談千人義理part2ー森博嗣が悩みにすっきりお答えします/近頃の森博嗣ー2016年の仕事/森博嗣たちによる座談会/編集後記~気になったのは「」付きで「戦力を永遠に放棄する」と記されている・何て書いちゃって!!p.090のタイトルは「戦力を永遠に放棄する,という文言がそもそも問題ではないか。」・・確かに問題かも知れないけど,第9条なら「日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は国際紛争を解決する手段としては,永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力は,これを保持しない。国の交戦権は,これを認めない。」です。うろ覚えで書いたのだろうねぇ。編集者も何も言わなかったのだろうか。編集者が間違っていますよ・と言っても,たかだか小説家が書いたエッセィが本当だと思う方がどうかしていると,突っぱねたかも知れない。そうすると・・全てが怪しくなってくるんだけど,喜んで読んでいる私は何だろう? 毎年,この部分は5度も6度も繰り返して喋っているけど,咄嗟に全文を思い出せず,情けなかった。聞いている方は一度きり,一生に三度か四度だろうから,覚えていられるわけはないか!!

  •  いつも通りの森博嗣のエッセイ。100の講義シリーズを終了して新しくこの雑誌形式で書いていくらしい。
     ファンとしてはエッセイを5冊ほどよめば大体分かるので、買っているのは何と無くでしかない。今は何をしているのかな、と立ち読みするくらいでも本当はいいのだ。質問コーナーなんていつも通りの回答だし、なくてもいいくらいだ。ああいうものよりはエッセイを増やしてくれた方がいいかな。

  • 森博嗣らしい。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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