「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました
- 大和書房 (2019年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479393269
感想・レビュー・書評
-
おもしろい。
育児書として読んでほしい!
いろんなエピソードが零歳児を育てる自分には共感出来すぎる!
中でも(他の人の共感があまりなさそうなエピソードかと思うが)「子供へのプレゼントを買うのが自分達しかいないということが(祖父母達と疎遠なため)、物凄く悲しかった」とか。あああーわかるーー!!ってなった。
他人からすれば細かいこと。でも育児で大変な人には重大なこと。親子関係、夫関係、女の子育児、男の子育児。日々の生活で揺れ動く心情のその原因は?対処は?の答えを示すことのできる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の、丁寧に自分の心の動きをみつめて向き合っていく過程がスリリングで目が離せない。
なにか不自然な、過剰な感情が湧くとき、その根底にあるのはなにか。
過去の体験から生まれた、自分を守ろうとする心の働きに気づくこと。
そしてその感情が生まれた理由を思い出し、癒すこと。
男性への思い込みについて
子どもとの関係について
夫との関係について
周りの人との関わりや、専門家のサポートのもと、
著者が自分の心の奥底をのぞき込み、
誠実に向き合って自分を癒やし、
過去に振り回されない関係性で家族と付き合えるようになるまでの記録。
その過程で著者が気づいたこと。
・親子関係:子どもと大人の関係は対等ではないから、大人は簡単に加害者になってしまう。夫婦関係がうまくいっていないとき、その皺寄せは一番弱いこどもに流れる。それを自覚し、子どもに押しつけるのではなく、原因であるパートナーと向き合うこと。
・男女関係:男性は本来、上に立って下にいる女性を助けてあげたい、優しくしたい。だから下に立たされると助けてあげられなくなる。男性と戦ったり攻めるのではなく、頼ったり感情を出すことで関係性がうまくいく。
・日本人のセックス観:女性を虐げる価値観のセックスコンテンツが溢れていて、その影響で女性を虐げる価値観を学んだ男性が多く、痴漢の蔓延など有形無形の女性への加害につながっているのではないか。
ぜひこのスリリングな旅路を辿ってほしい。自分の傷や思い込みに気づき、癒やし、周りの人とより良い関係を気づくきっかけがそこにある。 -
『母がしんどい』『キレる私をやめたい』などなど、田房さんの本をいろいろ読んできたけど、ずっと一本筋が通っていて、ぶれなくて、それでいて読むたび新しくて進化していてみんなにわかりやすくて、、すごい。すごく面白い。
-
読了。タイトルの付け方が勿体ない。セックスの文字で敬遠する人がかなりいると思う。その中に、この本を必要とする人がかなりいるはず。本の中で「ダウンタウンの一派のメンバーは当時、未成年との淫行でもたびたびニュースになっていた。…」とあるが、たぶん板尾創路のことと思う。著者は「板尾日記」は、読んでないだろうなと感じた。