クズより怖いものはない

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 155
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479393351

作品紹介・あらすじ

クズとは何か? 巻き込まれないためにはどうすればいいか?
その知られざる心理をカレー沢節で徹底解説!

大和書房HPで連載し、好評だった「クズの遠吠え」に書き下ろし15本を加えて待望の書籍化!
人間だれしもクズを隠し持っている。
ただし、それを表に出すか裏にしまい込めるかの差こそが問われる。
著者の鋭い観察眼でクズがクズたる所以が明らかになる!

周囲の困った人に悩まされて気が重い人、会社の同僚の態度に毎回モヤッとしている人…。
人間関係でお困りの人にとって、目からウロコ間違いなしのエッセイです。


1部 身近にいるクズ列伝

真面目系クズ 偽善型クズ 彗星型クズ
風見鶏型クズ  若者型クズ  二軍型クズ
知恵袋型クズ  早慶型クズ  無害型クズ
すり替え型クズ  エクスキューズ型クズ  正論型クズ
かまってちゃん型クズ  矛盾型クズ  批評家型クズ
ファッショナブル型クズ  ネガティブクズ  パリピ型クズ
インスタ型クズ  昭和型クズ  秋空型クズ
暇人型クズ  添加物型クズ  返事が良いクズ
肩書型クズ  乗り換え型クズ  サブカル型クズ
不眠型クズ  強がり型クズ  言い訳型クズ
小物マニア型クズ  DQN系クズ  狐系クズ  反政府型クズ


2部 クズへの対処法

「クズというほどではない」と思えればラクになる
クズからの被害を最小化する「超高速呆れ」
「周りがクズばかり」な環境から逃げ出す
武器か凶器か、マイクズを管理・把握する
クズに侵食されない自分の楽しみを持つ

感想・レビュー・書評

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  • 今回もしっかりテーマにそった解釈をされていた。実に屁理屈というか正論というか…お上手です。読んでいて自身も複数のクズに該当するのでザワザワするけれど啓発本の如く処理いたします。勉強になりました。例えと表現が面白くて読み進めるのは楽しいかとおいつつ読み進めていても近々にこの著者の本を読んでいると濃くなってはくるが笑。結論としては好きだ。

  • 身近にいるクズをコミカルに描いたエッセイ。自分の中や周りにいるクズを理解することで、クズに寛容になれるかも?

  • 第二部に滲み出る著者の優しさ、そして「寝耳にウォシュレット」が忘れられない。

  • 真面目系クズ、正論型クズ、かまってちゃん型クズ、批評家型クズ、ネガティブクズ、などなど。
    ありとあらゆるクズがそろっているクズ辞典。

    こうやってみると、誰しもみんなクズ要素があるんだなぁと改めて感じるなどした。私もあなたもみんなクズ。
    クズは自分を守る武器であり、同時に人を傷つける凶器でもある。クズをちゃんと飼い慣らしつつ、他人のクズも華麗にかわしてやっていく術を身につけたい。

  • 感想を書いていなかったので、後日談。

    なんでこんなストレートなタイトルの本を手にしたんでしょうか?日にち的なものから想像するに、職場のあの人とあの人とあの人に悩まされ、うんざりし、この状況を共有できる人もいなかったからなのでしょう(苦笑)
    でも、あの時の私。安心してください。その人たちとは、無事、配属が変わります。
    そして、その人たちは、一緒に働く、最終日まで、相変わらずでしたよ。

    しかし、こんなタイトルの本を読んで、やっぱり、あいつらクズだ、と思っていた自分も、結構クズですね。

  • 前書きが面白すぎて期待値が上がり
    本文がそれ程でもないと感じてしまった

    多分テーマでしょう
    きっとこの作家さんは他にいいものを書いていらっしゃるんだろうなと思う

  • 暇つぶしにぱらぱらと

  • 元気が出る(というより失意が減る)、カレー沢先生らしさがあふれる一冊。
    タイプ別クズ紹介とクズ対処法からなる本書は、「こんなやついる」「自分かもしれない」「クズにやっつけられないようにしよう」などいろいろ考えさせてくれる素晴らしい本。そしてボキャブラリーの豊かさは本当にすごい。

    …読後感は素晴らしいのに内容を覚えていない。何も残らないところもカレー沢先生らしい。

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著者プロフィール

時は2009年。モーニング(講談社)主催の漫画新人賞「MANGAOPEN」に本名・無題で応募し落選した作品が、カレー沢薫『クレムリン』(ともに本人命名 講談社)に変容を遂げ、月刊モーニング・ツー(講談社)でほぼ即連載となり、漫画家デビューを果たす。ほどなくコラム『負ける技術』(講談社)も連載となり、コラムニストとしてもデビューを果たす。以来、雑誌やウェブに連載超多数、本数未詳の大車輪で体力を使い果たす。最長不倒連載作品は開始以来すでに10年を超えた東京都写真美術館広報誌別冊「ニァイズ」。なお、本作『ひとりでしにたい』はコミックDAYS(講談社)にて、隔週日曜正午の更新時刻に「いいね!」数が爆増しTwitterのタイムラインが歓喜で満ちる好評連載中。第24回(2020年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。なので図書館とか一家に一冊とかそんな感じで置いていいお墨付きもありますよ。安心してお読みください!

「2023年 『ひとりでしにたい(6)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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