問うとはどういうことか 人間的に生きるための思考のレッスン

  • 大和書房 (2023年8月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784479394105

みんなの感想まとめ

物事を深く考えるためには、問いを立てることが不可欠であり、答えを求めること以上に問いを考えることの重要性が強調されています。日常生活においても、問いを立てることを怠りがちな現代において、この本は「問う...

感想・レビュー・書評

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  • 確かに、物事を深く考えるには問いを立てることが一番の近道だと感じるし、答えを出すよりことも問いを考えることが重要だという話もある。
    日常で問いを立てないことはないので、本書を読んで一から学ぶ必要があると感じた。

    この本では、「問うための方法」などが、具体例により理解出来る。
    哲学的で億劫になりがちだが、例に対して共感が多く読み続けやすい。
    例えば、「問うことが攻撃的だと感じる」とか、「問うのが歓迎されない」など、問うことを躊躇ってしまうことってあるあるですよね。それが当たり前であるみたいな。
    そのような勝手な思い込みで、大事な問いのチャンスを逃してしまっているなら、無くすべき考え方ですね。
    何のために問うのか、しっかりと目的を定めて行動に移すことが大切になってきますね。

  • 【イベント&オンライン配信(Zoom)】『問うとはどういうことか 人間的に生きるための思考のレッスン』(大和書房)刊行記念 梶谷真司×永井玲衣トークイベント「問う力はなぜ必要なのか」 | イベント | 代官山T-SITE | 蔦屋書店を中核とした生活提案型商業施設
    https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/35240-1431410806.html

    変化の激しい時代を生き抜く必須スキル『問うとはどういうことか 人間的に生きるための思考のレッスン』発売(8/11)。|株式会社 大和書房のプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000533.000033602.html

    梶谷 真司 | 東京大学
    https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people002140.html

    問うとはどういうことか - 株式会社 大和書房 生活実用書を中心に発行。
    https://www.daiwashobo.co.jp/book/b10032182.html

  • 情報過多であり、偏向報道も多い世の中。流れてくる情報を鵜呑みにせずに、いったん立ち止まって「問う」ことの大切さ、問いかけ方をわかり易く教えてくれる一冊だった。忙しさにかまけて、つい表面的な問いで流してしまっているが、本当にそれで良いのか?自分の頭で考えることの意味、面白さ。定期的に読み返したい。

    正しい正しくないがはっきりしている事もあるが、そうでない事も多い。自分はどういう考えで何を選びたいか、が軸になってくるのだろうな。

  • この本をどこで知ったのか忘れたが、何かの書評で高評価だったのではないかと思う。それで期待してしまったためか、読んでみて肩透かしにあった感じ…。
    新味のあることは何も書かれていないし、内容が散発的で論理性に欠けている。

    「はじめに」の森元首相の女性差別発言への言及は例としてよかったと思ったので、更に期待が膨らんだのだが、全編、例でしかない話を聞かされた気になってしまった。

  • 良書。人間がより自由にいきるためにも、しっかり問うことは重要。AIの社会実装がさらにすすめばなおのこと。息子に読ませたい。

    問題と課題、対処と解決をちゃんと分けて考えるという指摘はとてもよかった。ビジネスの世界でも、家庭でも?、ごちゃ混ぜに議論しているケースはよくあると感じた。自戒したい。

  • 目的をもって問う
    「問うことは目的と結びついている時、より意義あるものとなり、その力を発揮する」
    「人はなぜ生きるのか?」
    私は今まで問いかけることしかしてなかった。
    「なんのための問いなのか?」
    この視点は初めて得た。

    「つらくても新しいことを知るのは、現実とより深く複雑な関わりをもつことであり、それは平面的で単純な関わりよりも、絶対的に豊かである。」

    「先進国の人間は、開発途上国で自分たちが消費しているものがどのように作られているのか、誰がどんなふうに働いているのか、想像もしないだろう。子育てをしているパートナーがどんな一日を送っているか、どんなことに喜び、どんなことで苦しんでいるのか、分かっているつもりで分かっていないだろう。」

    通説〜広く知られていれば正しいか?

    なぜ誹謗中傷が起きるのか?
    「人を否定し攻撃をすることで、自分は正しく優れた人間だと思い込むことができる」

    理解したいと思う気持ちから出てくる疑問は大切にしたほうがいい。

    「『普通は……』と言いたくなったら、逆に常識や"普通"のほうを疑ってみるといい。」

    受益者利益

    意味を問う
    「○○は何を意味するか?」
    「○○の意味は何か?」
    「○○とはどういう意味か?」
    「○○とはどういうことか?」
    「どういうふうに○○なのか?」
    「どういう意味で○○なのか?」

    理由を問う
    原因「なぜ失敗したのか?」
    目的「なんのために勉強をするのか?」
    動機「なぜその本を買ったのか?」
    根拠「なぜそれをいいと思うのか?」

    「状況を問う」
    「5W1Hで私がとくに重要だと思うのは、「誰」を問うものである。」

    「関係」を問う
    「○○と△△はどのように関係しているか?」(関係)
    「○○と△△はどちらが〜か?」(比較)
    「○○と△△はどのように違うのか?」「○○と△△の相違点は何か?」(相違)
    「○○と△△はどういう点で似ている/共通しているのか?」「○○と△△の類似点/共通点は何か?」(類似・共通)
    「どこまでが○○で、どこからが△△なのか?」(区別)
    「○○であると、△△ということになるのか?」(因果/条件・結果)

    具体的に考える
    「「尊重」「持続可能」「有識者」「抜本的」「効果的」「未来志向」など、いずれも具体的に何を指しているのか分からない。」

    反例を問う
    「そうでない場合はないか?」
    「他の可能性はないか?」

    「人間は幸福を求めると言うが、そうでない場合はないか?」
    「努力は報われると言うが、それが当てはまらないケースはないか?」
    「英語を学ぶには英語圏に行くのが一般的だが、別の可能性はないか?」
    「今年の夏休みは海に行こうと思うが、他にいい過ごし方はないか?」

    あなたはどう思うのか?
    「意見をもつとは、物事に対する自分の関わり方を決めるということである。それは責任のある思考をするということである。」

    「あの人感じ悪くない?」→「だから何なのか?」
    「こういうことは断じて許してはいけない!」→「それでどうするのか?」
    「一人一人の意識を変えていかないといけない」→「それでどうするのか?」

    「世の中には同じような境遇の人がどこにどれくらいいるのか?」
    「実際に仲間ができてもできなくても、自分を他にいる同様の存在の一人だと思えば、得られるもの、与えられるものもできて、より大きなものに支えられ、自分も誰かを支えられるようになるのだろう。」

    「あんなことするなんて非常識だ」
    大した理由はないかもしれない。けれども問題は、なぜそれに腹を立てたかである。

    方法を問う
    「仲良くしましょう」「相手を尊重しましょう」「違いを受け入れましょう」「対等に扱いましょう」「親切にしましょう」「主体的に学びましょう」とよく言われるが、どうすればそのようなことができるのだろうか。それ以前に、そもそもそれはどうすること、どのような状態になることを意識しているのだろうか。

    比較する
    犬を金魚や猫と比較「ペットとしての比較」
    キツネ、タヌキ、オオカミと比較「イヌ科動物としての比較」
    子どもや恋人と比較「家族としての比較」

    大きい問いから小さい問いへ
    「幸せとは何か?」→「幸せとは満たされていることだ」というような漠然とした答えしか出てこない。→幸せについての小さな問いとは、たとえば、「一日のうちで幸せだと感じるのはいつか?」である。
    「今まで幸せだと思ったのはどんな時か?」

    問うべきではないこと
    「問いには、それを支え導く目的があり、そのためによい問い方、効果的な問い方がある。目的が手段を正答かするので、目的がいったん正しいものとされれば、その後で問うこと自体を批判するのは難しい。」








  • 読書をすることがなぜ楽しいかそれは問い続ける楽しみがあるからに違いない!^_^

  • 考える力としての問う力。問い力を磨いて自己を顧みる思考習慣を持つこと。偏見や一般常識を脱することの難しさを感じた。ただ、この本を書いた著者自身の思考パターンがぐるぐる回って答えの無いところを堂々巡りしがちなのかなと感じた。その特性を長所と捉えて本にしてみたというノリを感じた。この思考ぐるぐるがどれくらい生産的なのかはあまり実感しなかった。

  • タイトルの通り、「問う」ことは何か、についての解説。問いには、意味を問うことや、本質を問う、理由を問う、方法を、状況を、関係を、事例を、反例を、要点を、意見を、真偽を問う。といった具合に種類がある、とか。または、問いの方向は前か後ろか、とか。
    冒頭にも述べられていたが、ビジネス書にあるようなものではない。良くも悪くも、広く一般的かつ容易な内容に落とし込まれている。期待して読むと物足りなさを感じてしまう可能性大。

  • なぜ問うのか。それは人は間違うからである。その間違いを少なくするための方法。それが問うということ。本書はその「問う」ということを体系的に示したものである。
    仕事をしていて思うのはそもそも「問う」ことの必要性を感じていない人が意外に多い。そういう人たちは仕事に失敗していない。というか自分がやってきたことが非効率だということにすら気がついていない。そしてうまくいっているのだから、それ以上何もしたくない。そうおもっている。
    大事なのは「問う」状況であるおとを認知すること。自分が置かれている状態を正しく理解することではないかと思う。それがあってこその「問い」だと思う。
    「問い」に関する書籍は多い。一方作者は大きい不満を抱えている人が多いと思う。つまり今を改善したいという願いを持っている。故に「問う」。それにこだわっているのである。
    「問い」の前に「不満」に気づくことの方が大事なのではないか。そうおもってしまった。

  • 昨年の自分の漢字1文字、『問』の本。

    不登校は本当にダメなのか。結婚しないと不幸か。旅行とは何か。人としてマトモとはどういうことか。真面目との違いは何か。正しい行いとは何か。問題と課題はどう違うのか。仕事とは何か。

    今までサラッと流してきた(或いはとある立場からからだけで物事を見てきた)テーマに対して、自分なりの意見を持つということを意識した1年。

    この本はその大切さ、意味、目的、手段を綺麗にまとめてくれた。
    丁寧に生きる、とはこういうことでもあるのかなと思いました。

  • (後日入力)

  • 2025T006 104/Kaj
    探究プログラム 室内専用
    配架書架:A5

  • 丁寧に書かれており、読みやすかったです。
    梶谷さんの他の書籍も読んでみたくなりました。

  • 問いについてこんなに向き合うことも考えることも今までなく、良い機会になった。内容は、シンプル、奥深い、そして難しい。理解が追いついていないのをヒシヒシと感じながら読み進めていきました。

  • 問うことのスペシャリストである哲学者が問うことを考察。問うことの整理(質・目的,機能,方法,訓練法)。 「問うべきことをほとんど問うていない」「考えることは問うことに基づいている」→思考停止の脱却は問うことから。 「問いの質と量が思考の質と量を決める」→問うこと・考えることの場数を踏むことの重要性。 いかにすれば問う力を高められるか:練習の仕方。学校において「問う」ことを求められる経験。 ※秀逸なのは,問うことをいつやめるかについても言及しているところ。

  • 【請求記号:100 カ】

  • 100-K
    進路・小論文コーナー

  • なぜ問わないのか、基本歓迎されないから。何のために問うのか、知るため、理解するため、考えるため、自由になるため。
    何を問うのか、意味、本質、理由、方法。どのように問うのか、どうすれば問う力がつくのか、いつ問うのをやめるのか、などなど。
    自分の理解力とか相性的な問題だと思うんだけど、すいません、あまり身になりませんでした。

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著者プロフィール

梶谷真司
東京大学大学院総合文化研究科教授。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。専門は哲学、医療史、比較文化。近年は学校や企業、地域コミュニティなどで「共に考える場」を作る活動を行い、いろんな人が共同で思考を作り上げていく「共創哲学」という新しいジャンルを追求している。近著に『考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門』(幻冬舎、二〇一八年)、『書くとはどういうことか 人生を変える文章教室』(飛鳥新社、二〇二二年)、『問うとはどういうことか 人間的に生きるための思考のレッスン』(大和書房、二〇二三年)がある。

「2025年 『ジブンの世界はジンブンでできている ―わかったことしか書かない哲学者×「研究」に興味がない考古学者×悩めるフィクション研究者―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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