身体がますます分からなくなる

  • 大和書房 (2024年7月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784479394341

作品紹介・あらすじ

「からだの錯覚」の研究者が、からだの不確かさや思い通りにいかなさに考えを巡らせる科学人文エッセイ!

知的好奇心を揺さぶる数々のからだの錯覚実験を紹介しつつ、「からだとは何か、脳とは何か」という人文的考察を深めていく。

知らなかった、意識していなかった「自分のからだ」のおもしろさが次々と襲いかかりるエキサイティングな研究と考察。「一冊読めばからだのことがよくわかる」と思っていたら、「なんだかますます分からなくなってきた」という不思議な読後感を味わえます。

感想・レビュー・書評

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  • つかみが下手だなしかし!
    エピソードトークもちょっと何言ってるかわからない
    さらに4分の1ぐらい韓国映画の話とかやめてぇ〜
    吐きそう
    なんなら注釈が1番おもろい説

    モマ/キピとマルマ/タケテって丸い世界と角ばった世界かなぁ?全然わからん

    シャッターの話は、じゃーん!満を持して発表!みたいななんかすごい発見をしたのかもしれんけど、ごめんけど、そのすごさがよくわからん

    XRAYHEADはめっちゃおもろそうやりたい

  • 小鷹研理「身体がますますわからなくなる」
    ☆さまざまなプロスポーツの試合に導入されている VAR
    フィールド内のプレイをあらゆる角度から記録しているビデオ映像が、部分的に審判の役割を担うようになっている。

    社会規範を流通させるメディア環境が神経症者を産んだように、VAR は、フィールドを病理的な空間へと急速に変質させているように見える。

    サッカーでは、ゴール付近(ペナルティエリア)でファウルがとられると、ほぼ無条件でゴールを明け渡す PK(ペナルティキック) の判定が下されてしまう。
    なのでディフェンダーは、なんとかボールが腕や指先に触れてしまわないように、両腕を背中へ回し、手指を結んでしまうようになってしまっている。

    ゴールが成されたとしても、たちどころにその正当性を証明すべく機械的手続きの中へ流し込まれ得点の可否をめぐり遡上へうちあげられる。

    もしも彼らがある程度正確に、自ら所作をモニタリングできているとするならば、ビデオ録画に基づく客観評価でも似たような傾向になっているはずだ。
    しかしそうでない場合、主体感を喪失していくことは想像にかたくない。


    ☆記憶される動作、記憶から消えていく、動作
    凝視、笑い、ジェスチャー、頷き、自己接触
    これらの非言語表現は、当事者にとって、ある程度なら正確にモニタリングされ、事後的に意識空間の中で再生することが可能だ。

    無作為な 自己接触 顔に触れる 目的は、脳領野全体に対して何らかの働きかけにあるらしい。顔の中央付近に触れることによって、左右の脳へ働きかけることができる。
    触覚記憶の維持や、不安の解消に役立つ。


    ★人の性格は、環境と遺伝と数字による。

    奇数(特異 独り非対称性)と偶数(連帯 複数 同質)という 2つの相反する 熟語からいかに豊かな連想空間を形成し、どんな擬人的な想像力を働きかけるか。
    或いは、角張った形と丸みを帯びた形。ブーバとキキという語を発音しているときの運動感覚。

    性別という生物を二分している 身体性。
    (関係する女 所有する男 斎藤環 著)男性よりも 女性は身体の機微に対して敏感であるという。
    男性は言語や概念で対象を所有しようとする一方、女性は身体的共感で対象との同一化を図る。

    女性は、偶数をより好む傾向がみられる。(問いが行われた 大学という空間において)
    一の位に 2 という数字をパーソナルデータに持っているとより 偶数へ傾く。 強迫的に。
    女性は 男性に比べ 痛みに過敏で 懲罰を避けようという傾向から、奇数よりも偶然を選び取らせるのかもしれない。
    7 や 5 という数字をパーソナルデータに持っていると すこし 奇数へ傾く。

    無意識的自己愛
    自分というものに規定する要素 イメージ 数字 熟語 に惹かれ同質化しようとする動き。

    ☆決定的な意志が発動するその前段階に生じている 準備電位。
    準備電位と意志発動の関係は波とサーフィンの関係に似ている。サーファーは自分で波を引き起こすことができない。それでもほどよく波が打ち寄せている状況であれば、サーファーは嘆いたりなどしないだろうし、波からの要請は確率的でありサーファーは提案を拒否することができる。

    ・集団のなかでは、犯罪 不正行為 へ誘われてやすい。
    本来であれば罪悪感の兆候として解釈されるはずであった不吉な情動反応(心拍数の増加 手の震え 発汗 顔の火照り 胃の緊張)を、集団による高揚感の顕れと錯覚し、不正行為に手を染めてしまうことに抵抗がなくなる。

    ・意中の二人の、片方からの告白
    20秒など時限のあいだに、与えられた課題を済ませる場合、おおかたのひとは開始すぐに始め終わらせることをする。被験者が20代など余裕がある場合開始より半ば頃など遊びの余地がある。

    ☆神経の通っていない自分、半自己
    自分の近傍にありながら、その状態を十分にモニタリングすることのできない存在。半自己とは、深くわかり合うことがない。

  • 2025年6月3日、グラビティの読書の星で紹介してる男性がいた。

    「「あなたは偶数が好きですか?奇数が好きですか ? 」

    占い好きとして非常に気になるテーマが含まれていたので読んでみました。

    人は「偶数」「奇数」という概念に対して、数学的な意味を超えたイメージを持っているかもしれない、そして、どちらを好むのかはその人の誕生日が影響していそうだ、という話です。
    1冊を通してこのテーマというわけではありませんが、そんなこともあるのか〜、というデータばかりで面白かったです。」

  • 選書番号:105

  • 図書館に無し

  • ・性格が先にあって、偶数奇数の好みがあるのではなく、偶数奇数の好みが先にあって、性格がついてきている説。
    ・「無意識的自己愛」脈絡がない誕生日の日付にすら感じられている説。
    ・数字から「数字性」を感じるのは、女性の方が強い。それは、身体に対する感受性の強さに伴っている説。数字に対する感覚を、身体的な感覚に変換する能力。

    ・「ボタンを押そう」→「脳内でボタンを押すための信号発生」→「ボタンを押す」ではなく、実際は「ボタンを押させる信号」→「ボタンを押そう」→「ボタンを押す」

    ・「共感」とは、神経の通っていない他人に対して、想像力の回路を使って擬似的に神経を通そうとするもの。

  • 作品紹介にある通り科学人文”エッセイ”

  • いったいどこからどこまでが自分の身体と言えるのだろう…。
    そんなことを考えさせられる本です。
    生きている限り周りの人やモノは常に自分に影響を与えているのだから全ての環境は自分の身体の一部と考えても良いのかもしれません。
    非常に興味深く面白い内容なのでおすすめの一冊です。

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著者プロフィール

名古屋市立大学芸術工学研究科准教授。工学博士。
2003年京都大学総合人間学部卒業。京都大学大学院情報学研究科、IAMAS、早稲田大学WABOT-HOUSE研究所を経て、2012年より現職。野島久雄賞(認知科学会)、Best XR Content Award(ACM Siggraph Asia)、世界錯覚コンテスト入賞(2019-2021)など多数受賞。

「2023年 『からだの錯覚 脳と感覚が作り出す不思議な世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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