- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479520030
感想・レビュー・書評
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おもしろい.
澁澤龍彦の名訳のなせるわざか.
グリムとはちがうフランス流の諧謔.
なんの役に立つかわからない、冗談としか思えない教訓.
これを知らずに成長するこどもと、知ったこども、どちらが幸福かは知らない.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実は長靴をはいた猫のお話って今まできちんと知らなかったのですよ。本当に。昔、子供の頃ジグソーパズルがあって姉がよくやってたなあ…とかそんな感じで。
読んでみたら昔話でした。(ま、それはそうだ。)
青髭とかも微妙に知らなかったなあ… 定義だけは知っていたけれども。グリム童話と大分被るお話が多かったですがまああの辺は土地続きだしなあ~。語り継がれていくお話のベースが同じ、と言うのはちょっと安心したりします。 -
河出文庫。片山健の挿画がR18。「魔女・魔法使い」を「仙女」と訳す澁澤龍彦のこだわり。“教訓”の部分はまさに昭和のanan。
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エロい
裸より脱ぎかけのがエロスなように極上のエロス
赤頭巾ちゃんの報われない感じがすき -
澁澤龍彦訳のペロー童話集。赤頭巾に於けるカニバリズムにエロスを感じたのはここから。
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有名な長靴を履いた猫。子供の頃、絵本で慣れ親しんだあのお話。澁澤龍彦翻訳で、是非大人になった今読んでみて欲しい一冊。
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いろんな本でペロー童話を読んできたけど、やっぱり渋澤さんのは味が出ていてエスプリがきいていると思う。もうすごく知っている話なのに、ドキドキしてしまう。どの童話の最後にもついている教訓がいいな。挿絵もエロティックで魅力的だ。