- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479640332
感想・レビュー・書評
-
加藤諦三が紹介するアメリカ南北戦争時代の無名兵士が残りした詩。
大きなことを成し遂げるために 強さを求めたのに
謙遜を学ぶようにと 弱さを授かった
偉大なことができるようにと 健康を求めたのに
よりよきことをするようにと 病気を賜った
幸せになろうとして 富を求めたのに
賢明であるようにと 貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようと 成功を求めたのに
得意にならないようにと 失敗を授かった
人生を楽しむために あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを慈しむために 人生を賜った
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
私はもっとも豊かに祝福された
いずれも自分のエゴや欲求から何かを求めるが、何かしらの理由によりそれはうまくいかない。
そういう時に、人の痛みを知り、苦悩し、見方の幅を変える。実はそれこそが人生の妙味であるという事みたい。
それにしても、この論法。
『欲しいもの』のために『そのために必要なもの』を求めたが、
『予期せぬギフト』を知るために、『挫折』を与えられた。
というのは、今後も大事にしたい。
特に、この『予期せぬギフト』を考える事こそが、人生をより深く豊かにしてくれると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
失敗や敗北から「何を学ぶか」
人生でおこる様々な出来事を冷静に受け止めて、
強くしなやかに生きていけたらいいです。 -
「大きなことを成し遂げるために
強さを求めたのに
謙遜を学ぶようにと
弱さを授かった
偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
よりよきことをするようにと
病気を賜った
幸せにになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようと
成功を求めたのに
得意にならないようにと
失敗を授かった
人生を楽しむために
あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを慈しむために
人生を賜った
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
私はもっとも豊かに祝福された」 -
頑張りすぎて、燃え尽きそうな人たちへ
-
日々の生活の中で、おこる出来事を私自身がどう
受け止めて解釈するか? それを気づかさせられる。
良い本だと思います。 困難な出来事もそれは
私に必要な学びの出来事 と受け止められると
どのような出来事が、目の前にやってきても
それを受け止めて問題を、前向きに取り組む事が
出来る勇気をもらえました。
日々を、大切に一つ一つの事項を取り組みたいです。 -
ニューヨーク大学の壁に書き残された、アメリカ南北戦争の無名の兵士の詩を柱に、早稲田大学教授で含蓄のあるメッセージを発信し続ける加藤諦三さんが話してゆきます。生きる力、っていうのかな、読んでいると勇気づけられます。(あやさん)
-
分類=人生訓。05年6月。アメリカ南北戦争の無名兵士が残した詩6編の紹介(ニューヨーク大学の壁に掲げられています)。