魔女はなぜ人を喰うか

著者 : 大和岩雄
  • 大和書房 (1996年5月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479750345

魔女はなぜ人を喰うかの感想・レビュー・書評

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  • 魔女はなぜ人を喰うとされているのか、について解き明かした本。
    魔女のみならず、世界の色々な宗教儀式で食人はされてきた。むしろ、狩りを行う男性の方が食べる者の力を得るため食し、逆に女性は口に出来なかったそうだ。では何故魔女のみ人を喰うとされたかというと、女陰を口とみなし、その女性の子を産む力を持つという意味での優位性、男根を喰ってしまうところから結びつけられた、とのこと。
    日本でも山姥や磯女など人を喰う化け物はいたが、輪廻転生観のある土地では死と共に生を与えるとも捉えられていた。しかしキリスト教観のため、再生をしない魔女は悪魔的側面しか捉えられなくなった、というのは面白いなあと思いました。
    魔女狩りは女性蔑視ではなく女性畏怖。なるほど。

    ところでp41の貧欲は貪欲の誤植だよね
    「彼らは暗闇の中で集会を催し、自分の母親と近親相姦をしている。偶像崇拝を行い、泡だらけの口でひざまずき、悪魔を敬う。子供の血で聖体をこね、それを食べる。その貧欲さは自分の子を食べる豚をしのぐ」

  • カニバリズムに関する研究書。個人的に読んでいて一番面白かった。
    でも表紙の『我が子を喰らうサトゥルヌス』は一瞬本気でびびる。

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