もしもウサギにコーチがいたら―「視点」を変える53の方法

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 263
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479761211

作品紹介・あらすじ

ウサギはなぜカメに負けたのか?いまどきのウサギの「やる気」を引き出し、「能力」を育てる本。

感想・レビュー・書評

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  • 昔話で何かと目の敵にされるウサギをどう導くか、ウサギをコーチングされる対象の人として書かれているが、焦点があまり定まっておらず、ふんわりした内容になってしまった感がある。
    コーチングは相手自身に自分の要望に気づかせ引き出して導くといった感じかな。

  • わかりやすく、よみやすい

  • 自分自身をコーチングしたい、コーチングというものを受けたいと思っていた所、勧められた本。
    とにかく読みやすかった。

    この本はコーチと私の間にウサギがいる。
    (ウサギにはこういう所があるんだな、私と似ているな)というように、距離を置いて冷静に読む助けになった。

    いつもは本を参考にするとき、
    言葉を強く感じ苦しんで自己嫌悪につながってしまっていたので、スラスラと読めたのが嬉しかった。

    読み返して参考にしたい。

  • うさぎがコーチなのか、コーチを受ける立場なのかが分からなくなるときがしばしばある。
    また著者とコーチとその他といった主語が誰で誰に対していっているのかも分からなくなる文章がある。

    中盤から後半にかけてコーチングの話ではなくなっている感じがする。

    読み始めは良い本かもと思っていたが読み終わってみると何が「言いたいの????」っていう項目があり評価がだだ下りだった。

  • イソップ寓話『ウサギとカメ』に登場するウサギのコーチだったらという話。
    コーチaやコーチ21の代表である筆者がコーチングについてウサギ例えを使いながら説明している


    tips
    ・人は脳で聞いている。話した内容も受け手次第。
    「今日も可愛いね」
    →ありがとう
    →また、バカにされてる。
    と受け手の脳次第で受け取り方が変わる。

    同様にウサギは興味のある話(人参の話)しか聞かない

  • 再読。
    改めて学ぶこと多い。

  • コーチングのスキルをうさぎと亀の童話に合わせてわかりやすく解説している本。

  • 【こんな人にオススメ】
    コーチングについて興味がある方。
    または、コーチングを学んだけど、実践に向けてまだまだ考え方の引き出しを手に入れておきたい人

    【オススメのポイント】
    一つ一つの方法が2~3ページにコンパクトにまとまっています。
    なかなか時間がとれない、これまで読書の習慣がなくて、長時間本を読むのはちょっと・・・という方でも読みやすい本です。
    また、読書歴が長い方の場合、ちょっとしたスキマ時間に読める本であり、シンプルがゆえに色々考えることができる内容です。

  • ○正しいフォームなんてありません。それぞれ体格も、体質も違いますから。(中略)大事なのはウサギの感覚です。(36p)

    ○コーチが直接問題を解決したり、ウサギの代わりに何か行動を起こすことはありません。(186p)

    ○受け入れがたい行動を相手がとってきたときには、それに対してどういう対処をするか、その場しのぎではなくて前もって決めておかなければいけないでしょう。(192p)

  • すごく役に立ちそう。ウサギが身近にいるから…

    うさぎに反省させてはいけない。
    反省していればその場から逃げられる、反省し引きこもってれば何もしなくていい、とウサギは企むことがよくあります。
    うさぎにはすぐまた行動起こしてもらいたい。「次に何をやるのか、今自分がどの辺にいるのか、あとどれくらい落ち込む予定なのか」それを聞かせてもらう。そして行動することを要求する。
    反省させると萎縮して自分から行動を起こさなくなります。自分から行動起こさないのですから、失敗は減ります。そのかわり、自分からは何も発想しない、行動しないうさぎにしてしまうことになります。
    ウサギに自発的に行動を起こさせること。そのためには失敗の権利を行使させる。反省する時間があるなら改善案を2つも3つも出させる。それを実現するスキルを身につけさせる。うさぎには「失意」さえもエネルギー源にできるようなあり方を学んでもらいたい。

    反省が好きなコーチは「反省します」と言う言葉が聞きたい。そのコーチには「反省します」が「ごめんなさい」に聞こえる。「ごめんなさい」を言わせてそこに「上下関係をつくりあげる。」

    問題が問題なのは、何が問題か分からないことなのです。何が問題であるかわかればその問題がほとんど解決したと言えるでしょう。知らないということを知れば必然的にリセプターを持ち始めます。「知りたいと思うよになる」これは自発的な行動を起すことにつながります。何もしなくていいのです。答えは自分で探し出すから。

    コーチの仕事は「考えさせること」です。うさぎの答えを求めて来た時はいつだってにこやかに「知らない」といいます。

    うさぎの話が聞ける人求めています。誰でも自分の存在を認知してほしいという欲求がありますから。ウサギが反抗的になっている時は「自分が認められていない」と思っている時です。反抗的な時は認めて褒める。心から。褒めた方がうまくいく。

    問題を解決する方法は、
    ※問題に対する態度検討する
    ※その問題から逃げ出す方法について検討する
    ※何が問題なのかを明らかにする
    ※その問題を放置する
    ※他に解決できる人を探す
    ※過去に似た問題を解決したことがないか?もしあったらどのように解決したかそれを参考にする
    ※その問題がなかったとしたら、今はどんなことをするか想像する
    問題解決の1つの力を使うこと。つまり問題を排除するか、問題を捻じ曲げる。もう一つは、問題の見方を変える。つまり問題そのものには手を加えず問題の捉え方、視点を変えていく方法です。コーチが自由で枠にとらわれていなければ、問題をとらえる視点を自由に変えていくこと楽しめます。
    それから問題は抱え込んではいけません。外にどんどん出したほうがいい。問題を外に出すために、何が問題なのかについて話すことです。人に向かってでも、紙に書いてでもいい。

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著者プロフィール

早稲田大学教育・総合科学学術院教授

「2023年 『メディア論の冒険者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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