かわいがり子育て―3歳までは思いっきり甘えさせなさい

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479781653

感想・レビュー・書評

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  • <勉強になったこと>
    ・赤ちゃんは周りを幸せにする、それを感じた赤ちゃんはもっと幸せになれる。
    ・乳幼児期は安心できる場所があること、人、自分を信じることが重要。
    ・喜びを交換するのが最高の子育て。心の交流が第一。
    ・甘やかすとは:①無条件にぎゅっと抱きしめる、笑顔で抱きしめる②わからなくてもたくさん話しかける③待つ、のんびり待つ④不安なきもちを受け止める⑤お話を聞く、心の声を聞く⑥一緒に笑う、手をつないで歩く、一緒に遊ぶ⑦望みにこたえるのは「あとでね」より
    今」
    ・「ごめんね」よりも「ありがとう」とたくさん言う。
    ・自分の気持ちを大切のされた子は人の気持ちも大切にできる
    ・甘やかして育つ→自己肯定感が上がる→情緒が安定して自立できる。
    ・偏食を直すより楽しく食事ができることが大切。
    ・ぐずるのは母親を信頼しているから。まるごと受け止める。
    ・しつけ:自尊心を傷つけないことが大事。どんな小さいことでもできたらほめてあげる。
    ・いつできるかは自分で決めさせる。待ってあげる。「できるまで待ってあげるよ」という精神がキレない子を育たせる。キレない=自分の衝動をコントロールできること。「できる時期は自分で決めようね」「手伝ってほしい時はいつでも手伝ってあげる」と見守る精神で。
    ・喜びを分かち合う体験と悲しみを分かち合う体験は比例する。6か月になると喜びを分かち合いたがる。
    ・子供がうそをつく→まずは納得しあとからしつけ。自分を守る嘘ばかりつくのは親の責任。
    ・そのままで良いとだきしめてあげる。母親は母性性が大事。
    ・幸福になりたかったら幸福にしたい人を持つ。それが子供。

  • 我が子のために厳しくしつけなきゃ!しからなきゃ!と思い込んでいる方は読んだら、ふむふむと思うのかもしれません。
    ただ、私はそんなふうには思っておらず、著者の意見が正論だと思い実行しているつもりで、それでもうまくいかないことが多いから、そういう場合どうすればいいのか、そこまでつっこんだことが知りたかったのが本音。


    今回初めて読んだつもりだったが、実は再読らしく、内容に見覚えがありました。
    ただ、まだ子どもがほんの赤ちゃんだったせいか、イヤイヤ期などがピンと来ず読んだことすら忘れていたようです。
    今我が子が二歳半で、この本で読んだからというわけでもなく、いろいろな本などを参考になるべく甘やかして育てようと努力していますが、この本の「正解」を実行しても、うまく行かないことが多々あります。
    シンプルな文章で文字数も少ないので、少し子どもや親というものを、個性などを考慮せずひとくくりにしすぎな印象も受けてしまいました。

    努力目標的な感じで受け止めて実行するにはよいと思うのですが、我が子がこうだから親の甘やかしが足りてないんだ、というふうに受け止めると母親の「自己肯定感」が低くなり、逆に育児が辛くなるかもしれないなと私は感じました。

    終わりのほうに、育児書は気に入ったところだけ参考にするのがよい、とあったので、この本も良い本だとは思うがまるごと盲信せず、良い部分を参考にしながら、目の前の生身の我が子と対話しながらなんとか育ててゆきたいと思います。

  • こどものしつけについて、悩んで読みました。
    子育てに対しての気持ちが軽くなりました。
    しつけをする時期などもよくわかりました。
    もっともっと可愛がっていいんだ、甘やかして愛情をたくさん注いでいきたいと思いました。
    甘やかすってどんなことか具体的に書かれててわかりやすかったです。

  • いろいろな本を読んだけど、やっぱり私は佐々木先生の方針でやっていきたいな。この本は佐々木先生の方針が簡単に書いてあってすぐ読めます。

  • 子育てで大切にしたいことがたーくさん書かれてる。佐々木正美先生の本は読んでて本当に勉強になるし、読み返したいと思うものばかり。

    「子どもは3歳までに一生分の恩返しをする」
    子どもはそこにいるだけで、親を幸せな気持ちにさせてくれると言う意味。子供と毎日過ごすなかで、叱ったりストレスでイライラを感じてしまうことが多いけど、ちゃんと愛しい気持ちを表して大切に接していきたいと思った。

  • 甘やかせよう
    過干渉になってないか振り返ろう
    親だけが子育てできると思わないようにしよう
    子供のペースに合わせよう

    そんな親になれたらいいな

  • 1つ1つの話の量がちょうどよく、事例や絵もあって読みやすい。
    ちょっとでも「今」の訴えを聞いてあげよう。
    いつかはできるんだからそのままの子どもを受け入れておもしろく待ってみようと思った。

  • 当たり前と思われる、けどできていない、忘れがちなことを思い出させてくれました。

  • 叱り方褒め方を数冊の本を読み漁っていて、その中で手に取った1冊。本書気軽に読めますね。
    僕は1日で読めました。

    気になった事は以下2点

    ◼️ごめんね。よりもありがとうを言おう。
    →例えば、保育園に迎えに行くのに1番最後になった時。こんなときでも、ごめんねよりも「待っていてくれてありがとう」を伝えようということ。親自身が自己肯定感を持って、ありがとうと言える存在になりたいなと感じた。僕は同じ状況で、「ごめんね」と言ったことがあるので、次回は自分を責めないでいようと感じた。


    ◼️「子どもは3歳までに一生分の恩返しをする」という言葉があり、子どもがそこにいるだけで親は大きな幸せを感じることができるという意味
    →骨身にしみる言葉だわ。親からしたら、一番大変な、自分の時間がほしい!しんどい!って時期ではあるが、子どもに対して「ここにいてくれてありがとう」を実感できる時期。僕が取得した育休は、3歳までのこの時期を一緒に過ごすことができるという点においても、育休は人生に価値のある体験だと感じた。



  • なんとなくの子育て方針がわかり、すぐに読めます。
    なるほどなーとは思うけど、感嘆はなかった。
    もっと深くまで掘り下げた内容が欲しいときには不向き。科学的に立証された内容があると説得力が増したと思う。

    子どもは甘やかすべき(過保護にすべき)で過干渉はしてはいけない。という内容です。
    (子供が望むことをやり過ぎるのは過保護。子供が望んでいないことをするのが過干渉)

    実際にすぐ実践しようと思ったこと
    ・待つこと(が甘やかしの基本)
    ・望みに答えるのは「あとでね」よりちょっとだけでも「今」
    ・条件付きでやらせる事は過干渉(子どもを親の要求に従わせようとするのは過干渉の1つ)の為、その方法は使わない
    ・自分でできることを決めさせる(自律(衝動を自分でコントロールする)性を育てキレないことに繋がる)

    覚えておきたいと思った内容
    ・子どもも大人と同じ自尊心があること

    親という立場から、子どもと接する時、上から目線になっている時があると思ったので、これを意識したい。

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著者プロフィール

児童精神科医。1935年生まれ。新潟大学医学部卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学留学後、国立秩父学園、東京大学、東京女子医科大学、ノースカロライナ大学等にて、子どもたちの精神医療に従事する。現在、川崎医療福祉大学特任教授。
日本で初めてTEACCHを紹介し、普及に努める、TEACCH及び自閉症医療の第一人者である。
近著に『子どもへのまなざし』『続 子どもへのまなざし』『完 子どもへのまなざし』(以上 福音館)『「育てにくい子」と感じたときに読む本』(主婦の主社) 『アスペルガーを生きる子どもたちへ』(日本評論社)ほか多数

「2011年 『出会いでつむぐ私の仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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