佐々木正美の子育て百科 ~入園・入学の前に、親がしておきたいこと~

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479784333

感想・レビュー・書評

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  • 育児系の本はちょこちょこ読むけど、
    この本で新たな気づきを得ることができました。

    それは子どもを受容するということ。

    ···いやー、
    毎日いろんなことをやってくれる子どもを
    すっぽりまるまる、受け入れるのは至難なことよ。

    例えば、本をまっぷたつに引き裂く。
    お気に入りの私のマグカップをぶん投げて砕け散る。
    寝ている私に頭突きして、私の唇が裂ける。

    さーて。どうしたものか。

    これには、お母さんの許容量を蓄えることが重要。
    お母さん自身が受け入れてもらえる場所へ行く。
    すなわち人間関係を広く持つ。
    孤独な育児はよくないのね。

    子どもをきちんと受容していれば、いずれ子ども親のいうことをきいてくれるようになり、
    結果育児が楽になる。

    また、別のページには、
    優しきことは強いこと
    とありまして。

    要約として
    『子どもにガミガミ言うお母さんは弱いお母さん。
    お母さん自身が不安だからうるさく言う。
    大声出したり叩いたりするのは弱い人。
    お母さんは頼りがいがあるのがいい。』


    心広く、大らかに子どもを受け入れてくれる、
    優しく強い母親。
    子どもにとって最高のママだよなあ。
    私が子どもだったら、安心するなあ^⁠_⁠^

    子どもが望む母親に近づけるように日々精進します♪

  • 子育ての本の中では読みやすく
    行き詰まった時の対策も
    実践しやすいことばかりが掲載されています。

  • 今悩んでいることに的確に回答してくれ前向きになれる本です。

  • 私は、佐々木正美さんの本が一番納得できます。私はこういうことを大切にして子供を育てたいと思います。

  • 子育てをしながら読み返したい。

  • 共働きで悩んでいたけど、
    "大切なのは、子どもと向かい合っているときに子どもの望む親であるということ"
    という言葉に感銘を受けました

  • 子育てに悩んだらまた再読したい。
    子供の欲求を満たすことが何より大事。

  • 読みやすいです。私には「◯◯のです」という文体が連発されるのが気になりました。基本的に親は子どもの気が済むまで付き合ってやる。人間は孤独になると不安になって他人に干渉したくなる。逆に人間関係が、豊かだと不安にならないで落ち着いていられる。だから、自分も子どもも孤独にならないようにしなさいとらいうものです。

  • 5歳の長男にイライラし過ぎてもう駄目だ、まずいと思ったときに縋る思いで手にとりました。知りたかったこと、大切なことしか書いてない。佐々木先生の優しい言葉の数々が身に沁みました。こんなにも本に助けられたと思った経験は初めてでした。以来、自分の子育てに疑問をもったときや確認したいときは何度も読みかえしています。

  • 自分の子育てを振り返りながら読んだ。何十年も前から、子育てに大切なことは全く変わりがない。当たり前の子育てが当たり前に出来ない世の中になってきたのだなあと感じる。保育者として、生活の場である保育園で自分にできること、保護者と接する立場として、理論で審判しないように心に留めておきたい。

  • 久しぶりの佐々木正美さんの本でした。

    色んな育児書がたくさん出回っているけれど
    佐々木正美さんの考え方は私の子育てのベースの一つです。

    親の意見、考えを押し付けず
    子供の立場を汲み取った育児をしたい。

    そのための子供との接し方、
    夫婦関係のあり方、
    姉妹兄弟への対応の仕方など
    自分なりに落とし込んでいこうと思いました。

  • 大切なことがたくさん書いてある。他の子育ての名著と言われる本でも共通しているけれど、やはり幼い時は甘えたい時に甘えさせてあげる、子供のペースに合わせる、子供の言っていることを聞くことが大事なんだなと思う。遠回りと思えることが大事なんだなと。親の心配や干渉したくなることは、結局子供のためじゃなくて、親のため。子供の幸せを願うなら、「大人になったときのために…」じゃなくて、子供が毎日を楽しく幸せに過ごすにはどうしたらいいかな?という視点をもつことが大事ということかな。

  • 親が望む子ではなく、子が望む親になる、そのように努力するが心に刺さる。ほんと難しいと思うけど常に自分に問いかけていきたいなぁ。そして親自身の交流を豊かにしていくこと。私自身できてないので、子の心配をする前に自分から、ってことなのよね。

  • 子どもの性格や、育つ環境等、子育ての悩みの根本にフォーカスした著者の見解がまとまってる。
    読み始めは、各見解はあくまでも他人の一例と思っていたが、自身の環境や子供に当てはめて読んでいくと、共感や良い納得感が訪れました。

  • 大まかな趣旨は「子どもへのまなざし」と同様。
    子どもの心を、親による受容で満たしてあげることの重要さを滔々と説いている。
    「子どもへのまなざし」と比べると、より実践的な内容が多いように思う。

  • 子育てに役立つことがたくさん。

  • もう少ししたらまた再読してみたいが、基本はこどもへのまなざしで書かれていることと同じ。

    落ち着きがない子は、言葉の発達が遅いという傾向があることに、驚き。遅いというのはどのあたりなのだろう。

    言葉を覚えていく過程が分かりやすく書かれてあってよかった。概念の発達が不十分だと、言葉の発達は遅い。
    言葉とは、概念をある象徴に変えるということ。
    野菜のたとえが分かりやすい。きゅうり、ピーマン、キャベツ、一つ一つ名前があって、まとめて野菜ということになるが、共通点を抽出する「抽象する」ことができるようにetc

    母性も父性も努力しないといけない時代

    接する時間の長さより、どう一緒にすごしているかが大事。

    早期教育について
    能力には3つある
    ①潜在的なもの
    ②教えられるタイミングのようなもの
    ③教えられて身に付くもの、あるいは、教えられなかったから身についたもの
    どういう能力がどういう時期に開発されるか、そのプロセスをまわりがどう受け入れるか

    相対評価と絶対評価
    絶対評価で見るように、全体の中でどうかではなく、そのこがどれだけ頑張っていたのかというところ

    友達の重要性
    精神分析学者のエリック・エリクソンは、「将来、社会性というこのを充分持って、社会的に勤勉に働く力というのは、友達から学ぶ経験と、友達に教える経験で形成される。

    親子関係がいじめに投影、反映されているということはある部分では確かだから、まずは親子関係をよくする。
    母なるものが日本の家庭には足りない。

  • リアルな悩みにそくして書かれていて役に立つんだけど、出来るだろうか。。

  • 子供と読んでみたところ
    子供はそんな風に思ってないよ。と言われることが何度かあった

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著者プロフィール

児童精神科医。1935年生まれ。新潟大学医学部卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学留学後、国立秩父学園、東京大学、東京女子医科大学、ノースカロライナ大学等にて、子どもたちの精神医療に従事する。現在、川崎医療福祉大学特任教授。
日本で初めてTEACCHを紹介し、普及に努める、TEACCH及び自閉症医療の第一人者である。
近著に『子どもへのまなざし』『続 子どもへのまなざし』『完 子どもへのまなざし』(以上 福音館)『「育てにくい子」と感じたときに読む本』(主婦の主社) 『アスペルガーを生きる子どもたちへ』(日本評論社)ほか多数

「2011年 『出会いでつむぐ私の仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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