自分という「もんだい」 “私”と“世界”をめぐる哲学ノート

  • 大和書房 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784479790235

感想・レビュー・書評

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  • 小阪 修平さんの”そうだったのか 現代思想”が良かったので、Amazonで引き続き小阪さんの本を探しておもしろそうなこれを注文しました。ほんとにAmazon便利ですね。

    デカルト、カント、フッサール、サルトルの思想を引き合いに”自分”について考察します。これも明快でおもしろかったのですが、途中から斜め読みになってしまいました。もっと若い頃なら夢中になったのでしょうが。

    印象に残ったのは、P.115のウィトゲンシュタインの思想の紹介。

    ・僕たちに思考可能なものは全てI think をつけることができる。
     すなわち、
    I think ~ 「世界、つまり全ての可能なことがらの全体(文)」
    ・ここから、この世界の中には私が存在しないという原理が帰結される。
    ・もしこの世界の中に「私」つまり語っている主体があるというならば、それは世界を見ている目が自分をみるようなことだ。つまり語りえぬものについてかたっているのである。
    ・語りえぬものには沈黙しなければならぬ。

    おもしろいです。確かに”私”というのは私が言葉で表現できる外にあり、そもそも言葉で表現不可能なものかもしれません。

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著者プロフィール

小阪修平(こさか・しゅうへい)
思想家、評論家。1947-2007年。
雑誌『オルガン』編集委員代表(1986-1991年)。
著書に、『イラスト西洋哲学史』(共著、JICC出版局)、『非在の海――三島由紀夫と戦後社会のニヒリズム』(河出書房新社)、『思考のレクチュール』1-5(編著、作品社)、『三島由紀夫 vs 東大全共闘 1969-2000』(共著、藤原書店)、『思想としての全共闘世代』(ちくま新書)など。
訳書に、エドワルド・リウス『フォー・ビギナーズ マルクス』、ダヴィッド・スミス『フォー・ビギナーズ 資本論』(ともに現代書館)

「2024年 『叛乱論/結社と技術 増補改訂新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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