和田裕美の人に好かれる話し方-愛されキャラで人生が変わる!

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479791225

感想・レビュー・書評

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  • 非常に良かった。筆者の優しさや思いやりが文面からあふれてきた本

    第一章 基礎づくりから始めよう
    会った瞬間に感じる空気が何らかの影響を与えている。

    この空気、距離は顔の表情がよく見える距離。

    最初のステップはこの空気を変えること。

    この空気は服装や態度、表情そして自分の心で構成されている。空気には自分の心が表れる。

    だから人と関わる時自分の心がどういう状態かを知る必要がある。

    目の前の人から何かを学べるために出会ったのだと、感謝する心に入れ替えなくてはいけない。

    (それもしんどい時は陽転思考が必要。事実は二通りの面があってプラス面とマイナス面があり、それをプラス面でみるようにしなくてはいけない。)

    人と会うときはいつも心を平常心に保つ必要がある。この場合少しテンション高め(わくわく)に設定しておく。

    それはどうすればいいか?

    それは出会った瞬間に、相手を「愛する」努力をすること。「私と出会う人は私にとって必ず必要な人だから感謝しよう」と心から思う。騙しでもいいからとりあえず目の前にいる相手を「好き好き好き」と思いこむ。

    そしてその空気は信頼を生むをいうこと。

    まとめ:出会った瞬間にやさしい空気にする。そのために相手を「好き好き好き」と思いこむことから。


    第二章 大切なのは相手の話を聞きたいという気持ち
    相手には「自分の言いたいこと」ではなく、「相手の聞きたいことを話す」

    謙遜している人の心理を読み、本当に相手がほしい一言を返すこと。相手のほしいものは、他人の評価からもらえる自信なのです。それが気持ちを理解して話すということ。

    誰かと話していてがっかりするのは、相手の人が自分に興味をもたれないこと、質問してもらえない時です。

    会話において大切なことは、質問で聞かれたら質問で返すという基本形。

    質問はそこから発展しないと聞き上手になれません。1つの質問から会話を発展させていくことが、聞き上手、話し上手になれるコツです。

    話せる人より、好かれる人になる

    人は自分を好きな人が好きである。人は自分の話を聞いてくれる人が好きである。

    聞き上手になるためには相手の話をさえぎらない。最後まで相手の話を我慢して聞くこと。

    まとめ:聞き上手になること。そのためには「人は自分の話を聞いてくれる人が好き」という基本ルールを守ること。


    第三章 目の前の人のファンになる
    人は自分に向けてもらった関心というものがとても嬉しい

    だから「私はあなたに関心があるのですよ~」という心を見せるといい。

    聞き上手と同じくらい相手を幸せにできる要素はやっぱり「ほめ上手」です。

    照れないで、心で感じた相手を喜ばせる言葉を絶対に使うこと、声に出して使うこと。

    相手のすごさを無条件で認めてしまうことも、ほめ上手には大事な要素です。

    素直に感じたままを表現することも大切な要素です。それは単純思考になるということです。

    それには単純に今感じていることを伝えればいいのです。「ああ嬉しい」とか「おいしい」とか感情を伝えればいい。(好意をもたれる言葉のみ)

    自分の都合を押し付けない、自分の欲求を成立させることしか目になくて、私の、私という対象の都合が頭にないことは絶対にダメ。

    自分の都合に相手を合わせようとすると絶対にダメ。

    思いやりは相手のためにあるから、主語が相手なんです。だけど図々しさは自分のためにあるから、主語が自分なのです。

    相手のために言う言葉は思いやりだという原則を、忘れないようにする。

    まとめ:「あなたに関心がある」という態度、心を見せる。ほめ上手になる。思いやりをするために主語を相手にする。


    第四章 相手が楽しくなる言葉、テーマを選ぼう
    ボキャブラリーを増やそう

    本、特に小説を読もう(インプット)。感情表現や景色の描写などが細かいため、自分の言葉にもっと表現力を身につけることができる。

    会話において大切なことは「相手が楽しくなること」です。

    話す時は難しいことを簡単に話すこと。

    さらにもっとすごいのは、知っていることを知らないと言えること。
    なぜなら、相手が楽しくなって気持ちよくなることが最優先だと考えるからです。

    まとめ:小説を読もう。もっと表現力を身につけよう。


    第五章 声のトーンとリズムを変える
    他人が聞き取りやすいように、気持ちがいいように思いやりと愛情をもって話す、声を出す。

    「早口は損ばかり」を肝に銘じる。早口にならないように短いセンテンスで区切って話すようにする。

    とにかく「間」を取ること。そのほうが余裕があるように見えるのです。強調したいことの前には特に「間」を取るといい。

    語尾って大事

    自分の意見を断定しないといけない場合は語尾を強く、はっきりと言う。それ以外は「語尾マシュマロ」で最後の語尾をふわっとさせて、優しくふわっとした感じにする。

    まとめ:相手に思いやりと愛情を持って話す。早口は絶対にやらない。「間」を取る


    第六章 仕事のプロをしての話す力
    相手が何を言ってほしいか、してほしいか(例えば飲み会で空いているグラスにすぐ気付く)を推測する「気づき」が必要です。どうすれば相手が喜ぶのかということを考えていることが大切です。

    そんなふうに気配りとか目配りとか出来たら、「相手がしてほしいことをしてあげる思いやり」ができる。自分の思いではなく、相手が中心です。

    相手が幸せになることを考えるためには自分がハッピーである必要がある。そのために自分にも前向きな言葉を声に出してかけてあげる。

    「ありがとう」や笑顔で「感謝しています」とか言う。

    まとめ:相手がしてほしいことをする、言う


    第七章 もっと伝わる言葉の使い方
    人を思いやる気持ちがもっともっと芽生えてくれば、空気を読む能力も相手に分かりやすく伝える能力も身につくはずです。

    説得力のある人とは、

    ①信頼される人:嘘をつかない、時間を守る、裏切らないという基本的なことを守る
    ②ロジカルに話せること:説得したい内容をロジカルに話す。
    ③表現すること:人は事実ではなく、感情で動く。相手の感情が動くように感動的に、ドラマチックに話す。

    済んだことをグジグジ言わない。「これは終わったことだから切り換えて、こう前向きに考えてみよう」とどんなに理不尽でも前に進まないといけないのです。

    相手が前に進むような言葉を言う。「だいじょうぶだって」


    総括:まず話す前に会った瞬間に優しい空気をつくる→そのために相手を「好き好き好き」とおもいこむ。
    そして聞き上手になる→人は自分の話を聞いてくれる人が好きだから。
    「あなたに関心がある」という態度、心を見せる。ほめ上手になる。相手に思いやりと愛情を持って話す。早口は絶対にやらない。「間」を取る。相手がしてほしいことをする、言う。→全部みんなから好かれるため。
    好きな人や大切な人をもっと大事にするために、人は人と上手に話すべき。終わり。

  • ☆読んだまとめ☆

    空気の余韻は伝わるので、イライラ余韻を残さない。
    話しやすい環境を作るには、相手を好きだと思い興味を持つこと、心の空気を明るく持つこと。


    人は自分の感じてることを理解して欲しい生き物であると理解する。
    そうすると、聞くこと、共感することが大切だとわかる。

    相手を憂鬱にさせる言葉は使わない。
    ポジティブな言葉を意識すること。
    大変ですね、よりよかったね!と言う。

    ボキャブラリーは読書量で増やす。
    表現力は小説でアップさせる。

    語尾マシュマロで、会話を優しくする。
    語尾はふわっと。

    〈自分中心から相手中心へ〉
    思いやりの松竹梅がある。
    『相手がしてほしいことをしてあげる思いやり』の松を目指す。
    相手が笑うために、嬉しそうに笑うためにどうしたらいいのか
    幸せそうな笑顔を見るためにはどうしたらいいのか
    自分の思いではなく、相手が中心なのが思いやり。

  • 正直、当たり前の内容が多い印象を受けた。普段から話し方について、考えていれば、問題ない内容。

  • 人に好かれる話し方、、、媚びを売るとか、お体裁ということではない。このタイトルを見て、どう感じるかは人それぞれである。しかし、この本の内容は、そういうことではない。人として、どう生きるか、心を整えてくれる。

  • 話すことに対する心の持ちようを学べた

    話す技術ではなくそれまでのプロセスに大事なことがあると知りました

    考えが変わる一冊になった

    • ガチャさん
      話すことに対する心の持ちようを学べたし、話してる最中にいる技術ではなくそれ以前のことが大事ということに気づけた。
      話すことに対する心の持ちようを学べたし、話してる最中にいる技術ではなくそれ以前のことが大事ということに気づけた。
      2021/03/09
  • 話すより聞く、陽転思考など、実践したいことがたくさんあった。

  • 「話す」は「離す」
    言葉に責任を持とう。
    そして、どうせなら自分も相手も幸せにする言葉を使おう。

  • 著者がこれまで考えてきた「どうやったら人から好かれるか」
    のノウハウがつまっている。

    以下、気になったフレーズを本から抜粋します。


    陽転思考 ・・・ どんなことでもポジティブに受け取ることができるよう
           心を鍛えていくこと

    幸せとは ・・・ 自分の心が空気を変える。事実は、2通りコインの裏と表
    交通事故で足を失ったら? → もう生きていけない。
                 → 目も手も無事だった。
    感謝する ・・・ 毎日、ごはん食べれるやろ?すごいことやで。
         毎日、布団で寝れるやろ?すごいことやで。
         毎日、お風呂に入れるやろ?すごいことやで。
          。。。こういうことに感謝するんや。 


    人前で話すことが苦手な人に勇気がもらえる本です。

  • やっぱ、質問がうまいってことよね。
    自分の話したい事を話してるようではアカン。

  • それは、わかってるんだけどなぁ、、そのフレーズが場面よって浮かばないのよ!と言う気持ちになった。
    話し方についてあらかたネットや本で読んでる人には知ってるよー、その考え方はわかってるんだよーと言う感想を持ちました。
    もう少し例文がたくさんあったら嬉しかったです。

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著者プロフィール

和田裕美(わだ・ひろみ)
作家、京都出身。
外資系教育会社での勤務経験から『世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』を上梓しデビュー。著書の累計は230万部を超え、女性ビジネス書作家の先駆けと呼ばれている。『ファンに愛され、売れ続ける秘訣』『人に好かれる話し方』『人生を好転させる「新・陽転思考」』小説『タカラモノ』、そしてロングセラーとなる『和田裕美の営業手帳』など著作多数。華々しい経歴の陰にあった家庭環境や自身の極度な引っ込み思案を背景に書いた絵本『ぼくはちいさくてしろい』は、道徳科教科書『いきるちから』に掲載されている。NHK Eテレ「芸人先生」レギュラー出演、FM FUJI「WADA CAFÉ」パーソナリティーなどメディアでも活躍。
2023年、自身の小説『タカラモノ』を舞台劇化した。

「2023年 『2024 W's Diary 和田裕美の営業手帳2024(サックスブルー)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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