辞めるなんてもったいない!―入社3年たったら読む本

著者 : 大和賢一郎
  • 大和書房 (2005年9月発売)
3.31
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  • 本棚登録 :62
  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479791317

辞めるなんてもったいない!―入社3年たったら読む本の感想・レビュー・書評

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  • 日立製作所勤務のエリートリーマンが会社の使い方を語ったもの。著者はWebエンジニアで職人肌な雰囲気をかもし出しております。05年の作。

    エンジニアらしく、無駄を嫌い効率を追求する姿勢が光ります。藤沢数希が「日本の会社で残業が多いのは、くだらない仕事でガマン大会をしているからだ」と指摘し、フランス財務省を例に引いて「彼ら(フランス財務省の役人)は"事務処理に優れた二流の人物"であり、仕事は9時5時で処理する。一流の人物はマーケットで戦う」という趣旨のことを語っていますが、この著者の観察に通じるものがあります。

    またドイツ発祥の無政府ポゴ党は「すべての労働はクソである」とのテーゼを掲げましたが、徹底的に期待値を下げることであらたな地平が見えてくることもありそうです。

    本書より。


    ○会社が社員の一生を面倒みる時代は終わったのだから、社員も会社に忠誠を尽くす時代は終わったのです。本来のビジネスとはお互いにメリットがあってはじめて成立するもの。会社にもメリットがあり、社員にもメリットがある。

    ○周りに遠慮せず、堂々と定時に帰るコツ
    1.定時ピッタリに帰る
    2.習慣化する(暗黙の認知)
    3.スクールに通ってることにする
    例えば定時が17時までの場合、17時00分ジャストに退社することがコツです。遠慮して、17時10分とかに退社してはダメです。その理由は…

    ○「作業」と「仕事」は違います。「仕事」とは、会社にとって利益を生み出すものでなければならない。…私たちは日々、「どうでもいい作業」にばかり、貴重な時間を奪われているのです。…「長時間の作業」をして「価値の高い仕事」をしたつもりになっているようでは、いつまでたっても自分の時間は確保できません。仕事の本質を見極めないと、時間の束縛からは逃れられないのです。

  • リアルな視点からかかれている。

  • サラリーマンとしての生き方を再認識させる一冊。

    割とネガティブに捉えられる、サラリーマンという位置づけをもっとポジティブに考えさせるのが著者の意図だろう。
    サラリーマンからの脱却は、おそらく起業や独立であるわけだが、事業主になるという事はこれまで漫然と得ていた「安定」や「安心」を捨てる事に他ならない。
    自分の所属する企業を最大限に利用しつつ、未来への投資をすることが幸せなサラリーマンの一歩である。

  • チェック項目21箇所。サラリーマンが会社にいる間に蓄えるべき資産は経験。月商100万円と給料30万円は同等。独立するなら今の給料の3倍は稼がないと生活レベルを落とさなければならない。生き残るのは変化できるもの。仕事が速い社員ほど残業代が低い。報酬は給料ではなく時間で貰う。本気で満足したければ本気で働く。組織にいるからこそ学べる。サラリーマンだから給料が安いわけでも夢が無いわけでもない。その人の心。

  • 会社を辞めて起業する前に、読んで考えよう

    読了日:2008.01.20
    分 類:一般書
    ページ:214P
    価 格:1300円
    発行日:2005年10月発行
    出版社:大和書房
    評 定:★★★+


    ●作品データ●
    ----------------------------
    テーマ : 幸せなサラリーマンになるための鉄則
    語り口 : エッセイ風(著者の語りかけ)
    ジャンル : 一般書
    対 象 : 会社員~一般向け
    雰囲気 : 会社員っていいよー
    ブックデザイン : 福田 和雄
    ---------------------------

    ---【100字紹介】------------------------
    給料が安い、上司への恨みがある、会社に対して不満…そんなあなたに。
    会社員であることのメリットを徹底的に使い倒し、
    幸せなサラリーマンになるための視点を養う38の鉄則を紹介。
    会社で給料以外の資産を蓄えよう
    -------------------------------------------

    副題の通り、「入社3年たったら読む本」かな。会社、辞めるなんてもったいない!、サラリーマンってこんなにいいんだよ、という主張をするのが本書です。どちらかというと「サラリーマンは夢がない、これからは起業だ!」という風潮が強くなってきたのを受けて「いや、サラリーマンだってこんなにいいんだ!」と世間に向けて発信していくのが主目的のようです。

    会社員のメリットを使い倒しなさい、ということばだと「ボーナスを貰ってから辞める」とか「最後の1ヶ月で余った有給休暇を使う!」とかまずは考えるわけですが、そういうことではなくてもっと根源的に、「勤めていてよかったー」を探していきます。

    比較対象は個人経営かな。どちらかというと、一人で起業していくことの厳しさが際立った内容…になっているような。しかし、単なる脅しではなく、実際に独立してやっていた人がこぼしていたことそのままだったりして、「あー、そんなこと言ってた言ってた!」という感じ。それなりに妥当性あり。でも、ちょっと大企業の事情に寄っているような気もしますね。結構、恵まれたサラリーマンを想定しているように思えます。人によっては「そういう企業に勤めているならいいけどさ!」という別の文句が出てしまうかもしれません。

    基本的にそれほど奇抜なことは言いません。ので、大体が「まー、そうだよね」という納得できる内容ですが、これらを全部悟って働いている人って…結構微妙よね、たいな。でも考え方の参考にはなりました。事実として知らなかったこともありましたし!雇用保険とか、よく分かっていませんでした。これで菜の花も、いつか転職したときに、折角の権利を生かせずにうっかり損をする…なんてことがなくて済みそうです。


    将来のことを考えるつもりで読み始めたのに、気付くと現在のことを考えていそうな参考書。


    ---------------------------------
    文章・描写 :★★★
    展開・結末 :★★★
    簡 潔 性 :★★★★
    独 自 性 :★★★★
    読 後 感 :★★★+
    ---------------------------------

  • いい意味でも悪い意味でも内容がタイトルに忠実な本。


    社会に出て3年目、つまり「ただの一作業者」である人が会社を辞めたいと思ったときに読むとちょっといい本だと思う。
    (個人的には2年目の人程度の作業者が読む方がピンとくるのではないかと思う。)

    そもそも、確かこの本は自分が3年目で行き詰っていたときに買っていた積読本。
    5年目となった人間が読むには大したことが書いてある本ではない。書いていることは分からんでもない。ただプロジェクト運営をかじり出している人や会社の仕組みを理解してきているようなレベルの人にとっては全体的には物足りなさを感じる。


    とは言え、目から鱗の箇所はある。

    1.「自分にしか出来ない仕事と他人に任せるべき仕事」
    →作業を指示する側として罪悪感を感じる必要は無いと。メンバーに指示をして、自分はもっと難しいく大きなことをすればよい。
    分かりやすい例が書いてあった。
    「タバコのポイ捨てが横行するような日本を作ったのは私の責任だ」と言って時の首相が街でタバコ拾いをした・・・これは、違うと。するべきなのは、たとえば「法律を作る」と言ったもっと大きな事なのだと。これは「確かにね!」と納得した。
    で、今まさにコレで仕事を回している。自分が考えないといけない観点・視点を自分でし、他の作業は他メンバーに任せる。
    この作業割り振りに間違っていないことが分かった。

    2.「起業家の視点を持つ」
    →自分が属している会社の一メンバーとして作業に取り組むだけでなく、【自分が会社の社長】として取り組めと言われることがある。まさにそういうことなのであろう。

    3.「朝1時間早く来て勉強に時間を充てる」
    →【分かっちゃいるがなかなか出来ないこと】の代表格だが、今の自分ならできないことは無い気がするので軽く目から鱗。
    ちょっとやってみようかと思う。

    手元には残すほどのものではないが、それなりに面白い本だったので評価は真ん中。

  • 会社内でどう過ごすかと。

  • 6/6

  • (2006年4月3日)

  • 当たり前のことが多かったが、それなりに会社で働くモチベーションはあがった。

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