- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479791508
感想・レビュー・書評
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理系の人のキャリアについて話す本
転職の話というより理系の人ももうちょっとマネジメントに来てという話だった。確かにマネジメント嫌いな人多い。
部下に技術を伝えながら、プロジェクトを引っ張り成果を出す
技術のわかる経営者、ビジネスの全体像、最初の会社で人間関係の作り方を学ぶ。仕事で何を目指したいか。仕事を仕上げられたか。失敗を糧にできているか。
幅広く仕事をする、コスト意識を持って仕事をする、チームで協力する詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
技術系労働者は技術マネージャーを目指せ
転職というよりは、技術系労働者の職業に対する心構えやキャリアプランについて書かれている印象だった。
出版年が2006年と古く、2015年の現状からすると時代遅れになっているような考えもあった。例えば、最初の職場で5年は働くことなど。
個人的には、技術マネージャーを目指せというのが納得できた。優れた技術を開発できたとしてもそれを上司が理解できなければ埋もれたままになる。 -
この手の本は大抵、
タイトルからくるイメージとは正反対に
転職を思いとどまらせようとする物が多いのですが、
この本もご多分に漏れず、
安易な転職を諌めようとする内容でした。
ただ、これまで読んだ本よりも
かなり共感できる主張が多かった気がします。
頭に残った論旨は、
・肩書きや収入だけで動くな、年収アップは成長ではない。
・資格よりも実績。
・マネジメントは絶対重要。
・財務諸表くらいは読めるようになれ。
・若いうちに転職するな。
・面談で背伸びするな。
・コミュ力つけろ。
・専門分野以外に興味を持て。
・仕事はチームプレイ。銭ゲバ中村は×、田中さん◯
・仕事の報酬は、更にレベルの高い仕事。
・理系経営者こそ「心」を。
これが書かれたのは2006年ですが、
現在も状況は大きく変わっておらず
理系に求められる経営能力については
著者の主張する通りだと思う。
結局この本は、
中堅技術者に向けの
自己啓発用の本と捉えるべきで、
転職の意志のある無しに関わらず
ある程度技術屋をやってた人間が読んで
損はないと思った。 -
転職本を読み漁っていますが、一応理系なので題名に反応して購入。
しかしながら、どちらかというと研究者やエンジニアをバリバリに行っているひとに対して、経営視点でものを考えるマネジメントの重要性を訴えたもので、ある意味既にそうなってきた自分としてはそれ程得るものはなかった。まあ、他の人のキャリアを考える上でどういうポイントを伝えるようコミュニケーションすべきかを整理するのには役立ったかな。