自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 大和書房
4.14
  • (1179)
  • (818)
  • (548)
  • (77)
  • (31)
本棚登録 : 7856
レビュー : 1002
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479791775

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 相手を物やブタではなく、自分と同じように要求や心配事を持った一個人として見る。
    人にせよ物事にせよ一面だけで全体の形を決めつけてしまわず、背景を想像することを心がける。

    例えが夫婦関係に特化しているため一般化して解釈するのが少々手間。

  • 自分が他人のためにすべきと感じたことに背く行動は「自分への裏切り」▶︎周りの世界を「自分への裏切り」を正当化する視点から見始める▶︎現実を見る目が歪められる▶︎人は自分の感情に背いた時、「箱に入る」▶︎幾つかの「箱」を自分の性格と見なし始め持ち歩く▶︎他の人たちも「箱」の中に入れてしまう▶︎互いに相手をひどく扱い、自分を正当化するようになる。。。「箱」の外に出るには人として相手と接すること。。。

  • 以前から題名から興味があった本だったが、最近は五郎丸選手が某新聞の読書コーナーにお勧めとして紹介したことをきっかけにすごい人気の本になった。

    しかし私にはあまり素晴らしい本とは感じなった。

    全編物語形式で進んでいき、まず自分が箱になった状態になっていたことを知る。
    そして箱に入った状態とは、自分が自分の期待に応えられなかったことを責める代わりに相手の欠点などを挙げ非難する状態になる。
    そして箱に入っている自分は、自分を過大評価してしまうため改めて自分の行動や考えを第3者の視点から見ると、自分の非が見えてくるという事を色々と話している。

    その他箱から出た後、箱の外にとどまり続ける方法なども出ている。

    物語形式の本ではあるが、ザ・ゴールと比較すると、
    物語としてあまり広がりがなく、繰り返しばかりに感じてしまいぐいぐい引き込まれるという事はなかった。

  • 人間関係の諸問題の原因となる自己欺瞞を「箱」と表現し、その中に居ると、どのような心理的作用が生じ、結果、どのような問題が引き起こされるのか、そしてその外に出るにはどうすればいいか、主人公とその上司の経営者達の会話を通して、分かりやすく教えてくれる。

    「箱」という表現の分かりやすさは、自己欺瞞というものの心理的な肖像と相まって、すんなり腑に落ちる。
    結論から言って、何をするにも、相手を一人の人間として尊重して事に当たること、それに尽きる。
    しかし、我々は、ふとした拍子にそれを忘れてしまい、たやすく他人を物として扱い、「箱」のスパイラルに取り込まれてしまう。
    そのメカニズムの何と認識しづらいことか。
    本書では、「自分が他人のために何かすべき」という感情に背く事(自分への裏切り)がそのプロセスの始まりであり、それにより傷つけられた自尊心を、自己や周囲に対する認識を歪めることによって、埋めあわせる。
    そこに相手という人間はすでに居なくなり、自分の都合で周りを貶め、自己正当化する自分しかいなくなる。
    これが「箱」である。

    私も、つい最近、他人のせいにしてしまっている自分に気づき、それによって何も解決しないことは経験上気づいていたのだが、うまく消化できずにいた。
    しかし、本書をピンポイントで読んでいたので、「箱」から出るため、その関係者達を尊重し、彼らの考えを理解することを心がけたところ、まさに本書で主人公が妻や子供と和解できたくだりを思い出すが如く、和やかに、建設的に話し合いを終えることができた。
    相手の変化もあったのかもしれないが、私の変化がこうも即座に状況を変えるという事実に驚いた。
    本書では、行動は問題ではなく、相手を尊重して事に臨んでいることが重要と論じられている。
    考えてみれば、経験上当然という気もするが、なぜそうなのだろうか。
    同じ行動を相手していても、具体的に何が、相手を防御的にするか否かを決定するのだろうか。
    やはり、しぐさや声のトーンとか、全体的なその集積とかになるのだろうか。

    自分への裏切りにより、なぜ自己正当化が始まってしまうのか、これも不思議だ。
    人間というものは、やはり自己評価を下げたままではいられないということだろうか。
    自分はまだ大丈夫、そう思っていたい生き物だということだろうか。
    また、「自分が他人のために何かすべき」という感情に沿うか否かという一見些細なことが、自分の心をそれほど揺さぶるというのも興味深かった。
    些細なことだと思われるがため、みんな簡単に「箱」を作り出すのだ。
    根元的には、互いに協力をすることで文明を発展させ、進化の歴史を勝ち抜いた我々の根本的な性質がそうさせるのだろうか。
    本書で触れられていることの背景にある理論や研究成果など、もっと知りたいと思った。

    これまで、プロジェクトやチームのリーダーや構成員のキャラクターにより、その中の自律性、自己組織感が著しく異なるのを不思議に思っていた。
    本書に出てくる会社は、「箱」についての研修を全社員に実施し、「箱」の外に出ることを、全ての社内の仕組みの基礎と考えているという。
    これは決して大げさではない。
    人間関係全般に渡って、常に注意深く意識すべき問題だと感じた。

  • 簡単ではない。ロジックが複雑で、読んでいて疲れる。

    どんな状況のときに、いわゆる「箱」にはいっているとするのか?
    その視点で捉えるとシンプルかもしれない。

    そして、箱に入ることは、至極自然で、
    それが、外の環境や人に、どのような影響を及ぼすのか?
    それを1つの視点として知ることができれば、
    外部環境からの影響を客観的に見ることができるかもしれません。

    が、そのようなことができるときは
    きっと箱から出ているときだろうから、
    何かジレンマを感じる。

    人によって、すなわち、自身の事象によって、
    その理解度や共感度は変わるだろうから、

    外とのかかわりに迷いがあるときには、
    1つのミカタとして目を通してみるのもよいのかもしれません。

  • ここに書かれてる箱とは・・・?

    想像してみて下さい。
    飛行機に搭乗する際に係員の人に「このフロイトは満員になってないが空席はごくわずかだ」と言われました。
    しかし、あなたは運よく窓際の席に座れました。
    そして後から入ってくる乗客を雑誌を広げながら観察しています。

    この状況で、
    Aの男性は、書類鞄を置いてある席に誰かが座りたそうにすると、書類をわざと大きく広げてけん制した。
    Bの女性は、離れた席に座りそうな夫婦に自分の席と替わりましょうか?と声をかけた。

    Aの男性が箱に入ってる人。
    Bの女性は箱から出てる人。

    とこの本では書かれてます。
    二人の違いはAの男性は自分中心に世界は回っていると思い、Bの女性は他者を理解してとにかくどこかに座らないといけない人間なんだと思っていたということ。

    箱とは自己欺瞞だとこの本には書かれてます。

    つまり、人間である以上、他の人たちが何を必要としているか、どうすればそれを手助けできるかを感じ取ることができる。
    それなのに、それを感じながらその通りにしないと、自分の感情にそむくことになり、それが自分への裏切りになる。
    そして自己欺瞞の「箱」に入るというわけです。

    ①その箱に入ったら自分を正当化しようとする。

    ②相手の欠点をあげつらう。(それで自分をさらに正当化する)

    ③自分以外の人間も箱に入れようとする。

    ひどいのろのろ運転をするドライバーにいらついて、追い抜きざまににらみつけたら、なんとそれは隣人だった!
    これってバツが悪いし、一瞬のうちに怒りが吹き飛びますよね?

    それと同じように合流点でゆずってくれない、割り込みを何度もする、そんな運転手のことを「この人も私と同じくらい忙しいんだ。私と同じように生活に汲々としているんだ」と考えられたら・・・。
    まるで今までと違って見えてくる。
    ある意味で彼らのことが理解でき関係がもてそうな気がする。
    赤の他人なのに。

    これって普段イラだつような人間を、自分の大事な人に置き換えるということかな。
    どうやらそれが箱の外にいるって事らしい・・・。
    この本を読んで私が今理解できたのは、ここまででした。

  • なんだか、説教くさく胡散臭く、受け付けなかった。

  • 今は読む時期じゃない

  • p50
    人間は相手が自分をどう思っているかを感じることができる
    自分が相手から、なんとかしなくてはならない問題とみなされているのか、操られているのか、策略を巡らされているのかが、わずかな時間でわかってしまう。偽善だってかぎつけられる。見せかけの親切の下に隠れている避難を、感じ取ることもできる。
    そして往々にして、そういう相手の態度を恨めしく思う。

    p74
    正しいことを間違ったやり方でしてしまった

    p82
    人が他の人々にどのような影響を及ぼすかは、行動よりも深いところにあるものによって決まる

  • 世間の評判が良いので読んでみましたが・・・・

    ごめんなさい、私には無理でした

    まず、読みにくい。話は脱線、脱線、言い回しがクドイ
    まぁ、外国人の書いた話だし、しかたないんだけど、そこまでしつこく同じような例を上げて話さなくてもって感じで無理やり読み進めました。
    自己欺瞞に焦点を合わせて書いていますが、それ以外の事は特にない感じ。中身が薄いです

    自己啓発本は色々と読んでいますが、もっと説得力があって、読みやすく、誰にでも解釈でき、広い視野で物事を見ることができる、目からウロコの良い本はいくらでもあります。
    初めて自己啓発本を読んだのが、この本だという方には良いかもしれませんが、私的には期待して読んだ分、残念でした

アービンジャー・インスティチュートの作品

ツイートする