- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479791775
感想・レビュー・書評
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いろんな出来事の原因について自分に指を向けるため、もともと背負い込みがちな人からするとプレッシャーが増す。
個人的には前向きになるよりも辛い気持ちになって途中で断念した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全然おもしろくなかった
物語口調なのもあわなかった、、
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【目的】
有名な自己啓発書だから一応
【印象的な言葉】
人は時が経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格と見なして持ち歩くようになる。
これまでの性格が否定されても、相手の話を聞いて、その理由を知ることが大事。
箱は行動より深いところにあるから、行動を変えても意味ない。
箱の中での話に過ぎず、考えているのは自分のことだから。
【その他】
☆無理して全員に対して箱の外にいる必要はないように思えた。本当に関わらない方がいい人もいると思う。
正しいことを間違ったやり方でやってしまいがち。
箱に入っていると自分に気持ちが向いて、結果に集中できなくなる。
自分を裏切る → 正当化の必要性
= 問題の必要性(粗探し・批判的)
箱から出るには、箱から出ようと思うこと。(相手のことを考えている状態)
箱の外に居続けるには、箱の外にいるときに他の人に為すべきだと感じることを尊重すること。(ある人に対して箱の外にいると同時に、別のある人に対しては箱の中にいることが多い)
相手を変えることで箱から出ようとしても、箱の中にいる理由(問題)を与えられるだけ。
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自分が他人のためにすべきと感じたことに背く行動は「自分への裏切り」▶︎周りの世界を「自分への裏切り」を正当化する視点から見始める▶︎現実を見る目が歪められる▶︎人は自分の感情に背いた時、「箱に入る」▶︎幾つかの「箱」を自分の性格と見なし始め持ち歩く▶︎他の人たちも「箱」の中に入れてしまう▶︎互いに相手をひどく扱い、自分を正当化するようになる。。。「箱」の外に出るには人として相手と接すること。。。
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以前から題名から興味があった本だったが、最近は五郎丸選手が某新聞の読書コーナーにお勧めとして紹介したことをきっかけにすごい人気の本になった。
しかし私にはあまり素晴らしい本とは感じなった。
全編物語形式で進んでいき、まず自分が箱になった状態になっていたことを知る。
そして箱に入った状態とは、自分が自分の期待に応えられなかったことを責める代わりに相手の欠点などを挙げ非難する状態になる。
そして箱に入っている自分は、自分を過大評価してしまうため改めて自分の行動や考えを第3者の視点から見ると、自分の非が見えてくるという事を色々と話している。
その他箱から出た後、箱の外にとどまり続ける方法なども出ている。
物語形式の本ではあるが、ザ・ゴールと比較すると、
物語としてあまり広がりがなく、繰り返しばかりに感じてしまいぐいぐい引き込まれるという事はなかった。 -
人間関係の諸問題の原因となる自己欺瞞を「箱」と表現し、その中に居ると、どのような心理的作用が生じ、結果、どのような問題が引き起こされるのか、そしてその外に出るにはどうすればいいか、主人公とその上司の経営者達の会話を通して、分かりやすく教えてくれる。
「箱」という表現の分かりやすさは、自己欺瞞というものの心理的な肖像と相まって、すんなり腑に落ちる。
結論から言って、何をするにも、相手を一人の人間として尊重して事に当たること、それに尽きる。
しかし、我々は、ふとした拍子にそれを忘れてしまい、たやすく他人を物として扱い、「箱」のスパイラルに取り込まれてしまう。
そのメカニズムの何と認識しづらいことか。
本書では、「自分が他人のために何かすべき」という感情に背く事(自分への裏切り)がそのプロセスの始まりであり、それにより傷つけられた自尊心を、自己や周囲に対する認識を歪めることによって、埋めあわせる。
そこに相手という人間はすでに居なくなり、自分の都合で周りを貶め、自己正当化する自分しかいなくなる。
これが「箱」である。
私も、つい最近、他人のせいにしてしまっている自分に気づき、それによって何も解決しないことは経験上気づいていたのだが、うまく消化できずにいた。
しかし、本書をピンポイントで読んでいたので、「箱」から出るため、その関係者達を尊重し、彼らの考えを理解することを心がけたところ、まさに本書で主人公が妻や子供と和解できたくだりを思い出すが如く、和やかに、建設的に話し合いを終えることができた。
相手の変化もあったのかもしれないが、私の変化がこうも即座に状況を変えるという事実に驚いた。
本書では、行動は問題ではなく、相手を尊重して事に臨んでいることが重要と論じられている。
考えてみれば、経験上当然という気もするが、なぜそうなのだろうか。
同じ行動を相手していても、具体的に何が、相手を防御的にするか否かを決定するのだろうか。
やはり、しぐさや声のトーンとか、全体的なその集積とかになるのだろうか。
自分への裏切りにより、なぜ自己正当化が始まってしまうのか、これも不思議だ。
人間というものは、やはり自己評価を下げたままではいられないということだろうか。
自分はまだ大丈夫、そう思っていたい生き物だということだろうか。
また、「自分が他人のために何かすべき」という感情に沿うか否かという一見些細なことが、自分の心をそれほど揺さぶるというのも興味深かった。
些細なことだと思われるがため、みんな簡単に「箱」を作り出すのだ。
根元的には、互いに協力をすることで文明を発展させ、進化の歴史を勝ち抜いた我々の根本的な性質がそうさせるのだろうか。
本書で触れられていることの背景にある理論や研究成果など、もっと知りたいと思った。
これまで、プロジェクトやチームのリーダーや構成員のキャラクターにより、その中の自律性、自己組織感が著しく異なるのを不思議に思っていた。
本書に出てくる会社は、「箱」についての研修を全社員に実施し、「箱」の外に出ることを、全ての社内の仕組みの基礎と考えているという。
これは決して大げさではない。
人間関係全般に渡って、常に注意深く意識すべき問題だと感じた。 -
簡単ではない。ロジックが複雑で、読んでいて疲れる。
どんな状況のときに、いわゆる「箱」にはいっているとするのか?
その視点で捉えるとシンプルかもしれない。
そして、箱に入ることは、至極自然で、
それが、外の環境や人に、どのような影響を及ぼすのか?
それを1つの視点として知ることができれば、
外部環境からの影響を客観的に見ることができるかもしれません。
が、そのようなことができるときは
きっと箱から出ているときだろうから、
何かジレンマを感じる。
人によって、すなわち、自身の事象によって、
その理解度や共感度は変わるだろうから、
外とのかかわりに迷いがあるときには、
1つのミカタとして目を通してみるのもよいのかもしれません。 -
なんだか、説教くさく胡散臭く、受け付けなかった。
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今は読む時期じゃない