自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 大和書房
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本棚登録 : 7857
レビュー : 1002
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479791775

感想・レビュー・書評

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  • 「きみには問題がある」――上司に突然こう言われたら……?会社や家庭で起こるトラブルの原因は自分の「行動」にあるかもしれない。良い家庭、良い会社、良い社会になるためにどんな振舞いをするべきか。

    上司バドと主人公“わたし”の会議室でのやりとりを通して、日常の問題点を紐解いていきます。攻撃的な態度や口調になる、相手の一度のミスを逆手にレッテル貼りをする……気持ちに余裕がない時ほどついやってしまう行動がいくつか頭に浮かび、バドの柔らかくも的確な指摘がぐさぐさと胸に刺さります。
    ストーリー仕立てになっていて、読み手も“わたし”と一緒に疑問点をひとつひとつクリアにしていく展開です。状況を好転させたいときに取るべきアクションとは、まず自分が「箱」の外に出ること。そして「相手を変える行動」ではなく「自分を変える行動」を取ること。自分自身を客観的に捉えるという点で良いきっかけを与えてくれる本だと思います。

    ただ個人的に、世の中には「距離を取った方がいい人」も一定数存在すると思っています。そうゆうタイプの人と接して悩んでいる人には、本書が提示する「自分の行動を直す」「自分が変われば相手も変わる」という考え方に囚われず、さっさと逃げてほしいと思わずにはいられませんでした。
    周囲と良好な関係で、心穏やかに日常を送りたいですね(しみじみ)。

  • いかに今まで自分が自分勝手で、この本のいう「箱に入った」状態だったか、反省しきり。

    自分が思ってる以上に、自分の思ってることは口に出してなくても相手に伝わっている。

    つまり人間は、相手が自分のことをどう感じているかを察知する能力があるらしい。
    言葉でいくらおじょうずを言ってても、ほんと気持ちは伝わっている。

    自分の感情、純粋な思い、相手に対しての思いやりを裏切ることによって、いかに今まで自分を正当化するのに必死で無駄なエネルギーを使っていたか、を思い知った。

    自己正当化のイメージ、そして自分が勝手に作ってしまっている思考の枠、この本では箱の中にいるから、まわりに対して批判的だったのかがわかった。

    なにより箱の外に出るには、自分が箱の中に入っているということを認識して、単純にこの箱の外に出たいと願うこと。
    それには目の前にいる人をありのまま受け入れ、尊重すること。

    人間関係をよくするには、やり方ではなくて、やはり日頃の自分のあり方の問題だと思えた。

  • 自分の考えの中に陥ってしまうこと、またその状態を「箱」と表現している。自分中心の考え方を修正していることを箱から「出る」と言っている。まず、自己中である状態を説明して、その状態を確認すること。自分をあざむくことから、問題が発生する。自分は気付いていない、自己欺瞞が発生源であることを説明する。問題が見えない人ほど深くはまる。自分への裏切り⇒あいてのするべきことを責める⇒被害者の自分を正当化。箱の中は居心地がいい(相手も)箱の中に入るように仕向ける。箱から出るためには、「素直な自分を引き出す。楽な人間関係を選択。他の本でも同様の事柄の説明をしていたものがあるが、本書の説明が自分にはあっていたようでよく分かった。
    時々読み直す必要があると考える。

  • この本をよんで私は人間関係がぐっとシンプルに考えられるようになった気がします‼
    この本では前置きでこう述べています。


    我々が『人間関係の問題』と呼んでいる一見バラバラな症状、あらゆる問題を引き起こしているのは、たった一つの原因なんだ。それさえ知っていれば、人間関係の問題を効率的に解決でき、問題を一撃で解決できる

    ほんまかいな、と思いながら読み進めると、どんどん引き込まれました。

    箱の外にでる、ということは相手を悩みや希望を持った、一人の人間としてみること。それこそが、箱の外にでるということなのだそうです。こう書くと当たり前じゃん、と思われるかもしれませんが、私たちは普段周りの人のことを「もの」としてみてしまっているのではないでしょうか?

    そして、自分自身が他の人に対してすべきだと思ったことに対して、背く行為を自分自身への裏切りと呼ぶ。いったん自分を裏切れば、自己正当化と言って、周りの世界を自分の裏切りを正当化する視点から見るようになる、と述べています。

    例えば、「私」息子が幼かったある晩、息子の泣き声で目を覚ます。妻が隣で寝ており、妻が休めるように何かをしてあげたいと思った。ところが、「私」は自分がすべきだと思ったことを裏切り、ベッドに入ったまま動かない。妻のためになにかすべきだと思った自分自身を裏切り、逆らって行動したのだ。感情に背いて行動した結果、「私」は自分のことを正当化し始める。眠ったまま起きない妻は泣いている子供を放ったまま狸寝入りを続けるひどい妻、怠け者と評価し始める。自分のことは子供の変化に敏感で、勤勉ないい夫だと評価し始める。翌朝しなくてはならない仕事が、さも重要に思えてきたり。

    起きない自分を正当化する理由になる。そうなると、自分がほんとうに求めているものが見えなくなり、そして、自分が正しい、正当化されることが一番になる。自分が正しいことを証明するために、
    相手を責めるようになる。

    では、箱の中から抜け出すには?
    行動を変えても、コミュニケーションをとっても、自分が箱をもっていることは相手に伝わる。
    肝心なのは、一人の人間として、人と接することと、自分が相手のためにこうしたい、と思うことを実行すること、というシンプルなもの。


    以上がこの本の要旨ですが、この本全体を読んでストン、と腑に落ちた感じがします。

    わかりやすくて一気に読んでしまえるような本なので、職場や家庭での人間関係に一役買うと思います!

  • 人間関係、対人関係について、なぜうまくいかないのか、どうしたらうまくいくのか、をわかりやすく、明確に説明した本です。人間関係の悪化の真因が「自己正当化」(=「箱」に入ること)にあるとし、「箱」の中にいると、自分が本当に求めているものが見えなくなり、気づかないうちに相手を責める行動に出ていると筆者は指摘。「箱」から出るために
    人のために何かをしたい、と心から思うこと。

  • 【おすすめ】
    ・人と対立しがちな人
    ・フラットな考え方を持ちたい人
    【概要】
    全ての人は何かの概念や立場にとらわれている。この本ではそれを「箱」としており、その箱から出ることによってはじめて客観的に物事を捉えられるようになる。まずは箱を意識することが重要で、今自分が箱の中にいるのか外にいるのかが分かるようになれば箱から出られるようにもおのずとなっていく。
    【共有したい箇所の引用】

    【足りないところ】
    箱からどうやって出たらいいのかが結局曖昧だった印象。どの箱に入っているのかを自分の中でリストアップするのが難しく、理解できているようで理解できていない感じになってしまう。
    【どういう時に役に立つか】
    ・人と対立してしまっているとき
    ・物事がうまくいかなくて行き詰っているとき
    ・自分を客観的に見たいとき
    【全体感想】
    定期的に読んでおきたい本の一つ。「箱」という独特の概念を用いながら物事を客観的にとらえるコツが書かれているので、一度箱が何なのかを理解できれば箱をうまく使えるようになれそう。今まで読んだ客観視に関する本の中では一番わかりやすかったし、実践方法が曖昧とはいえ概念さえ理解できれば用いることができる機会は多いと思う。

  • 人間というのは、常に他の人々に対して、箱の中にいるか外にいるかのどちらかである。箱の中に入っていようと外にいようと、外から見た行動は変わらないが、他の人々に及ぼす影響は大いに違ってくる。組織における成功は、その人が箱の中にいるか外にいるかによって決まり、リーダーとしての影響力も、やはり箱の中にいるか外にいるかによって決まってくる。
    自分がこうすべきだ、ということに逆らって行動する、このような行為を自分への裏切りと呼ぶ。自分への裏切りが、自分自身を箱の中に追い込む。一旦自分の感情に背くと、周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになり、現実を見る目がゆがめられる。ときが経つと、いくつかの箱を自分の性格とみなすようになり、それを持ち歩くようになる。自分が箱の中にいることによって、他の人たちも箱の中に入れてしまう。箱の中にいると、互いに相手を攻撃し、互いに自分を正当化する。共謀して、互いに箱の中にいる口実を与え合う。
    箱の中にいると、①相手を変える、②相手と全力で張り合う、③その状況から離れる、④コミュニケーションを取る、⑤新しいテクニックを使う、⑥自分の行動を変える、ように行動することは、しても無駄である。
    箱から出るためには、①相手に逆らうのをやめ、②自分が間違っているかもしれないと考え、③相手のために行動する、必要がある。

  • 考え方を変えるきっかけとなる本。そういう意味で、最近読んでいる本は当たりが多い。意識が変わると、気持ちが楽になるなぁと読み終わってからここ数週間で実感しているところ。
    一度に変わらなくても、そのことに気がつき意識をする努力はできると思うので、これからの人間関係に活用していきたいと思います。寄藤文平さんかな?イラストレーションも可愛い。ストーリー形式なので読みやすく誰もが陥りやすいシチュエーションで語られているので、引き込まれました。

  • これはかなりの衝撃ですわよ。
    どうしてこんなにがんばってるのにうまくいかないの?って、その答えにふれたような気がしてる。
    一気に読んで、終えていまじわじわきてる。

    これを消化するのに納得するのに、箱から出るのには、私にはちょっと時間がかかりそうだけど、
    ぶっちゃけ認めてしまうことに抵抗があるもうひとりの自分もいて、葛藤してるのだけど、
    それでも、忘れないようにくりかえし読みたい。
    すぐにもう一回読みたい。読むぞ。

    ストーリー調なので、ちまたの自己啓発系とは違って読みやすい、理解しやすいのでは。
    私は休み休みながらも、3時間ほどで一気に読めました。

    人それぞれ、合う合わないもあるかもしれん。
    それでも、読んでみてほしいな、
    特に発達さん系の人たちに。

  • 知人に紹介してもらって読んだ本ですが、
    非常に興味深い内容でした。

    「箱」とは「殻」みたいなもの。

    一度自分の「箱」に入ってしまうと、
    自分を正当化して、現実を正しく見ることが出来なくなる。
    この状態を本書では「自己欺瞞」と呼んでいた。
    その「箱」の中から何をやっても変わらないので、
    何よりもまず、「箱」から外に出て物事を見つめたり、
    新しい行動に移したりといったことをする必要がある。

    相手のためにと言うが、「箱」の中にいるときは、
    結局は自分を正当化することしか考えていないから、
    たとえ相手が自分の期待に応えたとしても、
    それに満足しないし、さらには感謝することも無い。
    その反応が相手に対して悪循環を生み、
    お互いがいがみ合うことになってしまう。

    まずは自分自身の考え方に誤りが無いかを見つめなおし、
    それから改善に向けてのアクションを取ることが大切。

    印象に残った内容(メモ):
    ・経験豊富、能力がある人が大勢集まっていたとしても、
     上手くいく会社と上手くいかない会社が存在する。
     その違いは、「自分をあるがままの人間として見てもらえているか」だ。
     あるがままの人間として見てもらえると、頭の切れる人は更に頭を
     働かせ、スキルを持った人はさらにそのスキルを発揮し、よく働く人は
     さらに懸命に働く。

    ・自分の感情に対して目をそむけたときに、人は「箱」の中に入る。
     一度箱に入ってしまうと、以下のような悪循環に陥る。
     1.いったん自分の感情に背くと、周りの世界を、
       自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。
     2.周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになると、
       現実を見る目がゆがめられる。
     3.時間が経過すると、いくつかの箱を自分の性格と見なすようになり、
       それを持ち歩くようになる。
     4.自分が箱の中にいることによって、他の人たちも箱の中に入れてしまう。

    ・箱の中にいるときに、してもムダなこと
     1.相手を変えようとすること
     2.相手と全力で張り合うこと
     3.その状況から離れること
     4.コミュニケーションを取ろうとすること
     5.新しいテクニックを使おうとすること
     6.自分の行動を変えようとすること
     要するに何をやってもムダである。

    ・箱の外に出るためには、
     「自分が間違っているのではないか?と疑う」
     「相手のために何かしてあげたいと感じる」
     ことが大切で、特に1つ目が重要。

    ・完璧であろうと思うな、よくあろうと思え!

  •  もうずっと前に読んだ本なんだけど、思いついたことがあるので書く。
     人が箱に入りたがること、箱に入るとろくなことにならないこと、これはすごい納得なんだけれど、箱ってなんなのか、なぜ人は箱に入りたがるのか、それがどうしても分からなかった。続編を読んでもそうだった。だけど、それが分かったの。
     箱って言うのは「敵から身を守るための構え」なんだよ。箱に入るっていうのは、敵がいるっていうこと。そして、その敵から身を守る、または、自分の利益を横取りされないように、傷つけられないようにするための気持ちのありようが箱なんだ。で、ここで「敵」っていうのは、攻撃してくる相手だけじゃない。利益が競合する人、自分の利益を損なう人も敵なんだ。
     ところが、それは本当は敵じゃないんだよ。その人はあなたの同僚や家族や、あるいは特別な必要を持っている人なだけで、決してあなたの利益を横取りしようとしている訳じゃない。あなたはそれらの人々と、進んで利益を分かち合うことができる。それどころか、そういう心持ちで(=箱から出て)人と相対することで、箱に入っていた時よりももっと大きな利益を手に入れることができる。
     つまり、敵と見なして競合するか、味方と見なして協力するか、前者が箱に入った状態、後者が箱の外にいる状態。相手が本当に敵ならば自分を守る必要はあるけれど、そうじゃない時にも敵と見なしがちで、だから、すぐに箱に入っちゃうんだ。でも、実際はそうじゃなくて(家族や秘書の人は、主人公の敵ではなかったよね)味方なんだから、協力したほうが良いよ、そのほうが物事うまく行くし会社も儲かるよ、っていうことなんだよ。
     で、これはキリスト教の愛の話だよね。自分自身や身内に向ける愛を、すべての人に向けなさいよっていうのが聖書に書いてあると思うんだけれど、これは逆に見ると、人はほっとくと自分や身内は愛するけど他人は愛さないってこと。愛さないっていうのは、利益を分かち合わないっていうことだよね。で、人はすぐに箱に入って自分の利益を守ろうとしがちなんだけれど、そうじゃなくて、誰だって敵ではなくて隣人なんだから協力しなさいよ、それが幸せにつながるんだよってなことなんじゃないか。つまり、善きサマリア人は箱の外に出てるけど、祭司やレビ人は箱の中にいる、ということ。
     とりあえず、なんかそんな感じ。

  • <特に印象に残ったこと>
    *自分を欺いているときには、わたしたちは「箱の中」にいるというわけだ
    *自己欺瞞に冒されえいる人ほど問題が見えない
    *自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動を自分への裏切りと呼ぶ
    *周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになると、現実を見る目がゆがめられる(good)
    *したがって、人は自分の感情に背いたときに、箱に入る
    *自分が箱の中にいることによって、他の被とたちも箱の中にいれてしまう。
    *他の人々に抵抗するのをやめたとき、箱の外に出ることができる
    *完璧であろうと思うな。よりよくなろうと思え
    *他の人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、よく考えろ
    *他の人々が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ(good)

  • ■自分の箱

    1.自分への裏切りは、自己欺瞞へ、さらには箱へとつながっていく。

    2.箱の中に入ると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる。

    3.自分が人にどのような影響を及ぼすか、成功できるかどうかは、すべて箱の外にでているか否かにかかっかている。

    4.他の人に抵抗するのをやめたとき、箱の外に出ることができる。

    5.他の人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、よく考えろ。

    6.他の人々が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ。

    7.相手を一つの集団として見てはいけない。一人ひとりについて考えるんだ。

  • この本は図書館等で借りずに購入して手元に置いておいた方がいい。
    驕りを自覚する→自省する→どうすればなくせるかを対話形式でまとめているため分かりやすく、読み終えた頃には実践できるようになる。
    文章は柔らかいのに、心にグサグサ突き刺さって来、読むのが辛かった。

    常に箱を意識しながら生活できるようになる。
    息苦しいことではなく、むしろ心が軽くなる。
    自己中心的、我が強い、相手の気持ちを推し量るのが苦手、プライドが高い、
    これらのいずれかを一度でも指摘されたことがある人は、ぜひ読むことをお勧めする。

  • 本書はなかなか面白い例え方をしている。自分の殻のことを、箱と表現しているのだ。そして、箱から出て世界を見ることを勧めている。以下は私のお気に入りの考え方である。本書より抜粋している。

    「相手を責めている場合は、必ずこちらが箱の中に入っている。自分が他の人にすべきだと感じたことに背く行為を、自分への裏切りと呼ぶ。そして、一旦自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。 」

    これらを知ってから、自分が他の人にすべきだと感じたことは、率先して行うよう実践している。初めのうちは簡単ではないが、時期に慣れるであろう。自分への裏切りについては、自分自信で薄々気付いていたのだが、このように文章で指摘されると、明確に意識出来る。自身は分かっているつもりであったが、ここまではっきりとは理解していなかったと反省した。

  • 温もりを持った本。
    「君は運悪く、しょっちゅう箱の中に入っている人間と働いていた。辛かったと思う。そうなると、自分も箱にいとも簡単に入ってしまう。でも、相手が箱に入っていることを責めず、箱の存在に気づけたら、その方がずっといいと思わないか。状況を良い方向に持っていくことができるようになる」
    こう言われて救われた気持ちになる人がどれだけいるだろう。周囲の人にこの言葉を言えるように、箱の外にいられる自分でいたい。

  • 自己啓発本だがストーリー仕立てになっている。
    個人的には読みにくかった印象でした。

    でも内容は濃い一冊。

    箱の中に入ってしまうのは自分の感情を無視してしまう事が原因。
    自分の感情を無視することで、自分も相手も箱の中に入ってしまう。

    相手を変えようとすることは無理。
    でも箱の中に入ってしまった相手とコミュニケーションはやってはいけないこと。


    箱の中に入らない方法は、相手を受け入れる。


    そんな学びを得れた一冊でした。

  • どうすればコミュニケーション能力が上がるのか?どうすれば人とうまく関われるのか?そんなことを求めて取った一冊目の本。

    ある管理職のわたし、トムがザグラム社に入社、バド・ジェファーソンによる丸一日をかけた1対1のミーティングをすることに。

    バドは冷静に、的確に、理路整然と、例え話や過去談を交えながら問題提起をする。

    話の根底は「自己欺瞞」この本の題名にもある「箱」である。ザグラムではこの状態に陥っていることを「箱の中に入っている」という。この「箱」について学んで行く物語である。

    人を励まし、導き成果を上げさせることのできるバドの言わば師である昔の会長ルー・ハーバード。それとは正反対のトムの前上司チャック・スターリー。この、人に与える影響力の違いはどこからくるのだろうか?

    それが先に言った自己欺瞞、箱であり言い換えれば「箱の外にいるか中にいるか」である。

    【箱の外】他の人や自分をあるがままの人間として見ている
    【箱の中】ゆがんだ目で、いわば物としてみている

    ニーズや望みを持った自分と同じ人間として見ているか、単なる物、驚異や厄介者、問題として見ているか。そこで人に対する行動が変わってくる。

    そして「人は相手が自分をどう見ているかを感じ取り、それに対して反応する」のである。(人はあるがままの人間として見てもらえるとなると、それに応えようと、例えば頭の切れる人はさらに頭を働かせたりする)

    人は相手の行動ではなく相手のありよう、相手が自分に対して箱の中にいるか外にいるかに対して反応する。

    ならば(叱る時など)ソフトな行動にせよハードな行動にせよやり方に二つの方法が出てくる。箱の外でハードな態度をとるか、箱の中でハードな態度をとるか...[第一章]

    会話で物語が進んで行くので読みやすい。バドのしゃべり方も人を惹きつけるものでこういうのが話術といった技術なんだろう。バドは必ず一度トムに考えさせるのでまさにキャッチボールのような会話。うーん本当に頭が良さそう(笑)すごいカッコいいなこれ...鈴木さんや今城さんに似たものを感じる...目標が見えてきた!←
    疑問を一つ。何でもわかっているような、常に策略を張り巡らせているような会話のテクニックや掌握術を心得ていそうな吉田先生に対して僕はやり辛さを感じていた。(汚さはないけどまるでチャックのよう...)箱の中でなく外に出ないといい関係は気づけないというのはわかったけども、例えば打算的なものしかない人に対して外に出ると相手の壺なのではなかろうか?こちらがいい関係を築きたくても、うまく手のひらで転がされることになる...?いや、こちらが外に出ていればハードの例の如く相手に強く出ることもいい方向へ繋がるのか...?(掌握術などは相手を自分に引き込むというか、関係を円滑にするために管理職なら誰でも得ている技術だろう。いわば擬似的に箱の外に出ていると見せる(関係を円滑にするため)もの...とするとそういう人はチャックのようになるわけでバドのいう言う通りルーのように本当に外に出ている人が持つからこその技術...チャックのような者に当たらないことを祈る?笑)
    しかし箱の外、中ってのは面白い。自分が外でたまに周りを気にせずする行動の原因は周りの人を物と見てるからなのかな?

    上にあげた打算的な人の例はつまりは相手が箱の中に入ってる場合はどうするんだ?バドのいうことはちょっと小綺麗な話なのではないか?という話に繋がるらしい。ここからが第二章

  • 人とのコミュニケーションのあり方の根本を説いた本。
    いくら最新の技術や方法を身につけても、
    もっと本質的な部分で自分自身の心の在り方がよくなければ
    その効果はうまく顕在化しないということ。
    それを「箱」という概念を用いて平易に解説されています。
    いろんな場面で役立ちそうな概念です。
    自分自身を振り返っても反省すべき点は多く。
    「箱」からの脱出目指してチャレンジあるのみですね。

  • 電車の座席に座っていると、ふと自分の前に年配の方が立つ。
    にもかかわらず、眠っているふりをしてやり過ごした事はないだろうか。

    その時、私のこころの中では「自己欺瞞」が起こっている。

    自分の隣りにいる若者も席を譲らないじゃないか。だいいち僕は今、仕事で疲れている。自分が席を譲ったら、もしかしたらこのおじいさんは怒りはじめるかもしれない。いつもだったらちゃん譲るし、今日は仕方がない日なんだ。それにこんだけ考えてるし、気を使ってるんだから僕はむしろ、いい人なんだ。

    つまり、自分偽ろうとすると、自分の行為を正当化する為に自分を擁護する理由を考え始め、相手を貶す方向に物事を考え始める。つまり、自分の「箱」に籠ってしまう。

    他人のことは行動で判断するが、自分の事は想いで評価する。

    そんな人間関係の不思議が分かりやすくまとめられた一冊です。

  • なぜ自分は「箱」に入ってしまうのか、どうすれば「箱」から脱出できるのかを
    小説形式でわかりやすく教えてくれる本。

    この本の良いところは、無暗に他人を原因としないところにある。
    自分の心を裏切ることを原因としているから、改善するときも比較的スムーズに移行できる。

    そして、この本から真に学ぶべきは主人公の「行動力」。
    方法は実践を伴って初めて意味のあるものとなる。

  • 何かを変えるってことは自分自身を変えるということと
    ほとんど同じなんだよ
    「僕ら」が変わるってことは「世界」を変えるということと
    ほとんど同じなんだよ

    SEKAI NO OWARI「天使と悪魔」を思い出した。

    人を変えるにはまず自分から。
    「表面の行動を変えるのでは人は変わらないぞ!」って耳が痛い話だな。
    箱から出て、相手を生身の人間として見て、自己正当化をやめる。

  • N先輩の薦めで読んでみた。
    「箱」に入る = 自分はこうだ/相手はこうだ
    と思ってしまうと、それにより現実を見る目が歪められ、
    相手もそれを感じ取り、それぞれが箱に入ってしまい
    どんどん「箱にはいる」(= うまくいかなくなる)という話
    (小説風に書いてある)

    確かに一理あるなと思った。

    そして、箱から出るためには
    「箱」を意識して、箱から出たい(=他の人のことを思う)こと。

    また、自分への裏切りが 箱に入るきっかけになるらしい。
    いろんな箱を自身も持っていると思う。

    箱から出ることを意識して、生きていきたい。

  • 箱の外にいて、人を人として見られる状態と箱の中にいて、人を物として見てしまう状態。自分に問題があるということ自体が見えなくなると言う問題、それを自己欺瞞という。

    人間というのは、常に他の人々に対して、箱の中にいるか外にいるかどちらかである。見た行動は変わらないが、他の人々に及ぼす影響は大いに違ってくる。

    ビジネスに限らず、子育てや教育にも活用できる。
    「息子を手を貸してあげる人間と死ではなく、叱る対象としてしか見ていなかった。息子は、それを感じて反発していた」

    箱の中にいる自分が何よりも求めていたのは、自分が正当化されること。そのためには、相手が間違っていなくてはならない。自分が箱の中にいると、相手が問題を起こす必要が出てくる。つまり、問題が必要になる。自分がひどい目にあったときこそ、もっとも必要としていたもの、つまり自己正当化の材料を手に入れることができる。
    相手は嫌な奴だった。自分が責めて当然の奴だったという証拠が得られる。これを「共謀」という。

    読後、とてもすっきりした。いい本だった。

  • 新入社員研修に最適。、

  • 人間関係を考える上で、凄く納得する本。一番初級編かな。他の本も図書館にリクエストしました。
    坂下仁さんのおすすめ本です。

    自分が、思いついた親切をしない場合…
    自分の罪悪感を、その相手に対する嫌悪感にすり替えてしまう。現象がある。それに気が付き改善していくと、人間関係が変わる。

    例えば…
    子どもがう

  • 自己欺瞞=箱の中に入っている、という話。
    なぜあの部下はあんなにも無能なのか、パートナーはなにもわかってくれない、自分の子がこんな落ちぶれているだなんて世間の恥でしかない、という様々なコミュニケーションのねじれがなぜ起きているのかを解き明かしていく。

    それは自分を裏切ることから始まる、全てはその裏切りを正当化させるために自分は絶対に正しいという思い込みを招いている悲劇に過ぎない。
    その様子をストーリーの時系列で感情を可視化しその箱の正体と向き合っていく。

    テーマが重くてなかなか気がすすまず積読されっぱなしだったけど、読み始めたらかなり面白くしかも書き方がわかりやすい上にポップなので、サクサク読み進めることができた。

    自分を正当化するために他人が間違っていてくれないと困る
    という負のループから抜け出すことによって人生の安らぎは増え、仕事へのモチベーションは上がりいいことしかない。
    だからその箱の存在に気づいてその箱の外に出よう、全ては自分の素晴らしい人生のためにってちょっとテーマ壮大だけどユーモアたっぷりに書いてあってそんなに壮大すぎる感じもなく読めた。

    それに、思い当たる節がいっぱいで自分は間違っているかもしれない問題は自分自身にあるかもしれない、そうやって気づくだけで変えていけるなら常にそのことは頭においておきたいな。

    自分への裏切りから自由になって他の人々の抵抗するのをやめて業績向上、関係の向上に集中する人生でありたい。そんな自分の願いともしっかり向き合えていい本との出会いだった。

  • 【呼んだきっかけ】
    おおよそ3年前くらいに同業さんに勧められたものの、ずっと読まずにいた本(おすすめされたのに読まないなんて、行動力なさすぎですね・・・)図書館でたまたま見かけたので読むことにしました。

    【読んだ感想】
    この本が言いたいのはつまり、「すべてのことを他人のせいにしている限り人間関係が改善することはない」「すべては自分を変えることで始まる」ということだと思いました。

    話の途中で、主人公の上司バドが自分の身におこった話(深夜に子供が泣いて目が覚めた。妻は隣で寝ているし、妻を起さないように自分が子供をあやそうとするも・・・)が出てくるのですが、これが一番印象深かった。

    「子供をあやそう」という自分の気持ちを裏切ってなにもしないでいると、なにもしない自分を正当化して、妻に対し「なまけ者だ」「ひどい母親だ」と思うようになる。さらに、自分に対しては「僕は被害者だ」「よき父なんだ」と正当化しようとする。

    自分の感情を裏切らなければ、妻を否定することも自分を正当化することもない。

    普段の自分の行動でこういうことはあるかな?と、生活していくうえで意識しようと思いました。

  • いい歳して他人の上手く付き合えない自分を少しでも変えたくて購入。他人とうまく付き合うためのいわばテクニック本をいくら読んでも根本が変わらなければ相手もそれを感じ取って本書で言う「箱に入った」状態から変わらない。共感したポイントとして、自分が他人のためにすべきだと感じたことに背いたときから、自己を正当化するために他人の欠点を探すようになる。自分の毒舌も自身のない自分を肯定するために箱に入った状態で歪んだ世界を見ているのだなあと改めて思った。自分の性格だと思っているものは本当の性格か。行動することで何かが変わる。自分の良心に素直に沿ってみようと思った。

  • 2)その本を選んだきっかけ
    2015年1月頃、親友との共同創業前に、お互い読んでおこうということで。

    3)サマリー
    自分を欺き続けていると(=箱に入り続けていると)、自分を正当化するために自分の境遇や他人に対して不平不満を抱くようになる。箱に入っている状態の人間は、他人を自分と同じように感情を持っている人間ではなく、モノとみなしている。

    4)感想、学び、活かせること
    人は自分の期待を裏切ることで、自己正当化を始めるという原理原則を知った。まずは自己正当化に自覚的になり、その原因を特定することで、深い反省になると思った。

    5)今日からはじめること、やめること
    一人の尊重すべき人間として、目の前の相手と接する。自分の視点だけで相手をみていないか、自分が間違っているかもしれないと疑う。

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