同じ著者の「レバレッジ読書法」が割と面白かったので、そのシリーズ?の本書も読んでみた。何の勉強やっても長続きしないって人にはおすすめかも。でもこの本だけ!っていう特別なことも書いてないので、この手の本を他にも結構読んでる人にはあまり目新しくないかも。それでもスムーズに時間をかけずに読みきれるし、時間のコストパフォーマンスは高いと思う。
[読書録]====================================================
■1:あなたのビジネス偏差値は?
語学の勉強は確実なリターンがある「投資」だと思えれば、迷わず「やる」ことができる。
「日本のビジネスパーソンが平日勉強にかける時間は平均10分」というデータは、世界を知らないゆでガエル的現状を象徴している。
■2:何を勉強するかを決める
ROIを無視した勉強は害になる。英語を勉強することのROIは、自分の場合何%か。英語をマスターして昇進したいのか、外資系企業に転職してキャリアアップしたいのか、海外で起業したいのか、生涯にわたって使えるスキルを身につけたいのか、具体的に決める。
選択肢はあくまで幅広く。その中から必要なものを慎重に吟味し、徹底的にフォーカスしましょう。
投資アイテムは七つのポイントで選ぶ:
①どんな自分になりたいか
②自分の性格にあっているか
③継続的にリターンが取れるか
④勉強をするのは嫌だが、知らないともっと損をしないか
⑤まだ人がやっていない稀少性があるか
⑥実情を知っているか
⑦時流にあっているか
家計簿をつけない男は成功しない。家計のように「自分に近いこと」や「メリット・デメリットが皮膚感覚でわかるもの」ほど身につきやすいので、利用しない手はない。
実際に家計簿をつけるときは、次のご項目を設定しよう。三ヶ月ほど家計簿をつけてパターンが分かったら、同じご項目でバジェットを作る。各項目内で優先順位の高いものから天引きし、精査する。
①収入
②貯蓄
③自己投資
④固定費:絶対に必要なもの
⑤その他
■3:ラクに勉強できる仕組みづくり
無意識滑落に勉強を続けるには、「型にはめる」仕組みづくりが有効。
①スケジュールを決めて型にはめる
②ノルマ化して型にはめる。
タスクは数字にするだけでは不十分。実行したことを記録すると、数値小管理の効果は倍増する。
やる気が出ない雨の日は、「作業興奮」を利用する。自分の「気分」は100%無視する。なんだろうがとにかく作ってある時間割通りにやる。やっているうちに夢中になる。考えずに、とにかくやる。そのために、ちょっとでもいいから動き始めるような仕組みを作ってしまう。
■4:成果に直結するスケジューリング
①半年単位:事業計画のようにゴールを明確にする
②月単位:俯瞰逆算スケジュールでタスクを配分する
③週単位:毎日の生活をパターン化する
④一日単位:インプットの時間を配分する
午前中に自己投資をする。寝る前は暗記タイムと決めておく。
どんな相手であれ、人との約束は守ろうとするのが普通ですが、私たちは自分との約束となると、なおざりにしてしまう。しかし死ぬまで付き合っていく相手はほかならぬ自分自身なのです。
■5:どんな試験にも受かるテクニック
レバレッジをかけたいのであれば、三種類の違うテキストを一回ずつやるよりも、同じテキストを三回やったほうがはるかに効果的。
勉強を擦る前にまず過去問を溶け。実力を図るためではなく、これからどう勉強していくか逆算し、戦略を立てるために。
寝る前に暗記⇒眠りで定着⇒朝に復習
■6:挫折しない英語マスター術
自分アリに「小さな成果を把握できる仕組み」を作っておく。
どんな明確な目的も、長時間同じことを続けているうちに、ぼやけてくる。そこで体をメンテナンスするように、目的も定期的に再確認しよう。
TOEICが800店あってもしゃべれないという人は案外多いので、損な人はNHK英会話を試してみる価値があると思います。
自分の興味ある内容は頭に入りやすく、知らない単語でもイメージで理解できることが多い。興味ある分野のものを読むのがおすすめ。
■7:最速で情報を勉強する法
情報を選ぶ際は、必ずアクティブ志向で。つまり「良いもの」ではなく「自分に必要なもの」だけを、自分自身のセレクトでインプットする。
メモを3つに分類する。
①統計データになる物
②シェアするもの
③時間が余ったら読む物
■8:勉強しやすい環境を作る
脳には「無音だと集中できない」という性質がある