「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 890
感想 : 117
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479792659

作品紹介・あらすじ

ほしい情報が一瞬で見つかる!企画もトークもがらりと変わる!「メモ再生法」「10冊読書法」「3色記憶法」「目次レジュメ法」「視点移動法」「30分手帳法」「ノート記録法」…すぐに役立つ25のテクニック。

感想・レビュー・書評

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  • 主に「10冊読書法」の章を読みました

    ●「本を読んだ」とはその本の内容を要約できるということ。決して初めから終わりまで全部読むことではない。

    ●読んだものを人に話せる。課題や仕事に使える文がひとつでもあれば、その本と出合った価値がある。

    ・・・そうは言っても読まなかった部分にこそ自分の役立つ情報があったのではないかと心配になる。いくら全部読まなくてもいいと言われても自分のチョイスに自信がないから、結局最初から読み始め、何が大事だったのか分からないまま途中で挫折してしまう。そんな私にとって励ましの一文↓

    「大事なものを見逃すリスクよりも、1冊に時間をさばきすぎて他の本を読めなくなるリスクの方がずっと大きい!」

    これからは勇気を持って読み飛ばそうと思う。

  • 本を「判断力や理解力のバランスを高める」存在と認識するのは新知見。これまでは「ジャンルのつまみ食い」に多少抵抗があったが、本を読むモチベーションになった。
    “脳内スタッフ”を決めたいと感じた。しかしまだ自分の目標としたい人物が定まっていないので、様々なジャンルの本を読んで「これは!」と思える著者に出会えたら積極的に読み漁ってみようと思う。

    “一人の人間の全存在。それこそが、最大の情報源であり、最高の説得力を持っている”

    コロナ禍で誰かに会いにいくことは難しくなっている。動画コンテンツや書籍から、貪欲に情報を摂取していきたい。

  • 検索さえすれば、何でも簡単に情報を集めることができるこの世の中。そんな世の中だからこそ、上手く情報を扱うことが必要となると書いてあった。実践は難しい。

  •  情報は自分を通す事で関連づけられ活かせる。自分が拾いたい情報のアンテナを広げておくこと。いらない情報は捨てる。メモをとる。
     
     読んだら読みっぱなし、書く、話すは自分の言いたいことだけ、ということが多いので、これからはこの本を参考に技術を身につけていきたい。

  • 情報は一期一会。情報を自分のものにするために、すぐにメモをとり、自分なりに咀嚼してアウトプットすべきという話。
    そのアウトプットもトレーニングが必要で、自らに問い、自己検索をして、自分なりの言葉でその問いに答えることを続けるといいらしい。

    メモを取ったり、手帳を書いたり、企画を立てたり、クリエイティブなことにチャレンジしたくなる内容だった。

  • テクニックや技術の話をしたいのでなく、情報を自分のものとして咀嚼する事の大事さ、が書かれていると思う。
    でそれを実現する手段として色んなやり方を紹介している。

  • 本書を借りるつもりは全くなかったのだけれども,
    目に付いたので,速読の練習に借りてみた。

    タイトルにある「読む・書く・話す」を
    一瞬でモノにする技術の本質を述べれば,
    要するに,身体性を大切にしよう――ということなのだろう。

    身体性は,斉藤さんのどの本にも通底している思想である。
    中高生が,本書を読むと得るものは多いだろう。

    ちなみに,『究極の情報源は「人と会う」』の節で,
    斉藤さんが東電の勝俣恒久会長をインタビューし,
    会長の人となりに少し触れている。
    勝俣会長は,非常に誠実で公正明大なお方らしかったです。

    本書が発行されたのは,2009年8月。
    つまり,震災の前である。

    あの震災後,逃げ回っていた会長を知っているだけに,
    公正明大との評価に,思わず噴出してしまった。
    身体性に頼りすぎるもの問題であることの証左かもしれない。

  • スマートノートの第5フェーズに応用したい一冊。3色ボールペンは私も愛用中。本に直接どんどんラインを引いてしまうのも実践してた。そういう意味では目新しさはないけど、よりノートを書くのが楽しくなりそう^^

  • 明大教授の齋藤孝さんの本。

    斎藤さんの本は、『読書力』『質問力』などで多々拝読させていただいている。
    この本は、大学の図書館に特集で置かれていたことがきっかけで読むに至った。

    本書の問題意識は、「真の情報活用とは、頭の働きをよくし、知的生産力を鍛えることなのだ」という部分にある。

    特に印象に残った箇所は、「理解」に関する定義の部分だ。
    情報が大量にあふれる時代において大切なことは、丸暗記ではなくて、情報を噛み砕き、中身を理解していくこと。また、情報に共感することも理解の発端となりえる。

    これは新しい視点だった。
    情報があふれる現代では、ニュースなどをそれとなく読み流してしまいがち。それも悪くはないが、たまにふと気になったテーマについてメモをして、後日自分で探求し、中身を理解していくことは大切だなと思った。

    また、積ん読の処理について、「本を読了する期日を決めてしまう」方法は、すぐに活用させていただいた。

  • 「三色ボールペン情報整理術」+「使える読書」みたいな本。
    正直に言えば、今まで読んできた齋藤本が多数あるもんだから、自分にとってはあまり新鮮な内容は無かった。

    逆に言えば、今までの三色ボールペン本を読み返すより、この1冊読んだほうが多分ためになる。

    赤を引いた箇所をいくつか。

    ・読書は錬金術である
    ・本は汚して読め!
    ・速読とは、目を速く動かすことではなく、理解力を増すこと
    ・自分の手を動かし、文字を書くということは、情報を採取し、収納する場合にいちばん必要な”自分をくぐらせる”ことを繰り返し行っていることになる。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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