20代で人生の年収は9割決まる

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479793076

作品紹介・あらすじ

絶対の正解がなく、ルールもどんどん変わるビジネスの世界。そのなかで「ほしい結果」を手に入れ続けるための方法を、オブラートに包まず語り尽くします。

感想・レビュー・書評

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  • 20代をその先の人生で花を咲かすための仕込みの時間と定義し、どの年代でどんなスキルや経験を積んでおくべきかまとめた本。なぜその努力をすべきなのか、戦略的な理由も述べられていて、個人的には納得感の強い1冊だった。

    ただ、タイトルが気にいらない。若いうちに仕込みすべきなのは人生の年収を最大化するためでなく、自分以外の人をも幸せにして、自己肯定感の高い満足できる人生を歩むこと、とある。であれば、年収という言葉とは別のタイトルを付けた方がいいのかなと感じた。
    また、20代に友達はいらないという論調は極端すぎる。いつか友人を大切にしておくべきだったと後悔したときに自己肯定感が下がるのでは?と思う。

    それら一部に納得できない内容はあったものの、全体的に学びのある本だった。

  • 参考になった部分3割、斜め読みが7割。本を読む姿勢が問題だったとも思うが、第2章の「二十三歳までに高い評価で入社する」で躓いた。「能動的に働きたいと思わないならとりあえず大企業に入社しろ。大企業で活躍するための資質がない人はつぶれそうな会社でノウハウを学ぶのがオススメ。」と著者は主張しているが、景気が悪く、内定率は落ち込むばかりと呼ばれているこのご時世で「本気でこの人は斜陽産業に入ることを勧めているのか?」と思ってしまった。「それぐらいの覚悟を持っていつも働け」と言われれば、何も返せなくなってしまうが、不安を抱えて就職活動をしている学生がこれを読んで納得するかは、微妙だと思う。そう思い始めたら最後。「主題に対する結論と理由の前置きが長い」、「主題のレイヤーが合ってないのでは」等、余計な所が気になってしまった。。。とは言いつつ、27歳の自分が今、どういった姿勢で仕事に取り組むべきかについては、大変参考になった。特に細部に仕事に取り組む姿勢が出るというのは、大雑把に事を済ませようとする自分には耳の痛い話だった。こういった20代~系の話を初めて読む人にとって、キャリアプランを考える上での指南書としてはいいかもしれない。

  • •入社してから三年間は体を張って職場に尽くす時期。
    四〜七年目は自分のNo.1を作る時期。
    •働き始めて三年は奴隷状態になると、あれこれ考えず、きっぱり決める。
    •20代で高い給料にこだわってその後30年は降格していくより、20代はお金を一切気にしない覚悟で働き、30代から高い年収となるように投資した方が良い。
    •何事も一万時間費やせば、身につく。
    •どうせ無理だと皆が最初から勝負しないことを、やり続ける。これも自分の成果、No.1を作る一つの方法。
    •本当の自分を評価する難しさを知る意味で、転職は良い勉強になる。

  • 20代の仕込みと、30代以降のマネジメントに重点が置かれた内容。「若いうちは可能性が広いが故に目移りしやすい。だから目の前のこと一本に集中して、1つ強みを作っておく」。この視点はなるほどと思った。適性云々は最大限やりきってから考えればいい。まずは今の仕事に素直に打ち込もう。

  • 読書メモ
    ・自分は30代間近だが、年齢設定が4年制大学新卒向けにされているので、自分の年齢に置き換えて読んだ。
    ・特にハッとさせられたのは。「マネジメント力のない中堅社員はお荷物」というところ。確かに社内を見ていても、年齢による外部からの圧力というのは感じるところ。
    ・自分にとって、「納得できないポイント」ちょっとした「たった一つの自分の強み」は何か?をさがそう
    ・転職にあたっては、自由を手に入れるための「社内交渉力」があるか自問せよ
    ・数字を体感できるようになった方がよい
    ・読みたい参考図書がいっぱいあった→早速買った

  • この本とブランド人になれ!という本を通して、自分はこれからずっと同じ会社で働き続けるんだという思い込みを崩すことができた。
    組織の一員になるか、経営者になるか、フリーになるか、はたまた全く別の業界に挑むのか、これからの自分次第。
    院卒の就活で人生がほとんど決まる。。わけがない。これからまだまだ道はいくらでも切り開ける。


    23〜25歳 素直に会社に尽くす
    〜ひたすら練習、上手い人のドリブルを真似ろ〜
自分は、研究活動において、素直さが無さすぎた
    自分のやり方でやってやるんだという考え方で挑戦したが、教授には敵わず、たいした成果も出なかった。
    しかし、就活失敗を経験し、一度自分のやり方を捨てて、教授の教えに素直に従った。すると、そこそこの成果が出た。
    現在24歳、残り1年、あまり自分の力を過信しすぎず、素直にがむしゃらに仕事に取り組もうかな。そして、のちの成功パターンを意識しつつ。

    

26〜28歳 自分の初手柄をあげる
    〜相手を抜き去るドリブルのパターンを身につけろ〜
    何かしらのプロジェクトで手柄をあげる
    できれば業界で有名になるレベルの手柄
    ヘッドハンターを意識
    強みを生かせるプロジェクト 欲しい結果を得られるプロジェクト
    強み=お金をつぎ込んだもの、納得できないもの、プライベートでやっているもの
    上手い人を真似て、成功パターンを身につける
    自分の強みは何かな?
    大学生活を通して、自分なりの成功パターンを見つけられたかな?

    29〜30歳 会社の外に目を向ける 転職もあり


    これを参考に自分の10年間の計画をもっと詳細に立てるのも面白いなーと思った。

  • 023:30代からは人間力で仕事。
    025:人はだれでも年をとる。この現実をシビアに受け入れなければならないのは、ホステスだけではありません。年齢が上がったら、マネジメント能力が必要になる。これは組織の絶対ルールです。
    027:多くの成功者は40代以降、①30代までのインプットの組み合わせ。②成功パターンの応用。③人の力を使うこと。このいずれかで成果を出す。
    029:組み合わせが「意外・多数・複数」だと、ほかに変わりのいない人材になれる。一つの道を極めるよりぐんと成功率が上がる。この観点で仕込む。
    035:学生時代にやるべきことは読書と旅。
    044:大企業で活きる人材。
    第一 マネジメントができる
    第二 我慢強い
    第三 責任感が強い
    第四 清濁併せ呑める
    第五 数字に強い
    055:素直さと地頭力
    089:資本主義の勝者と敗者の差は微差。
    093:能力ではなく、精神性を問われるのが「簡単な仕事の細部」細部で人は評価される。
    (122:人は何を買うかに非常に興味がある。)
    192:31歳の必須科目
    第一 マネジメント力
    第二 人脈力
    第三 表現力、話し方、書き方、自己演出する力。
    (持論的かつ情熱的に)

  • 社会人にもなり今しておくことは何だろうってことで読んでみました。
    この本では25歳までにこれをしろ、28歳までにあれをしろと書かれていますが、
    これ自体には参考程度で良い気がします。
    この本で感じたのは今はじっくり自分のスキル向上に時間をかけるべきだなということと、長期的に考えてよいんだなということでした。
    自分はついつい短期的な目線で物事を考えてしまうのでこうした20代全般という視点で物事を考え、あんまり焦らず頑張ろうと思った。

  • 元アマゾンカリスマバイヤーだった土井氏による一冊。
    今後の20代のキャリアを俯瞰したいと思って手にとってみた。
    20代は仕込みの期間として割り切ること。
    当たり前のことを素直にキッチリこなせる安定性を身につけること。
    独自のやり方の開発よりも尊敬できる上司の真似をすることで学ぶこと。
    30代になったときに人より秀でたスキルを見つける、身につけること。

    当たり前といえば当たり前だが、
    ともすれば勘違いしてしまいがちな
    「自分に自信のある」就活生や新入社員こそ読むべき本と言えるやも。
    また行き詰まったとき、
    初心に戻るために読みたい。

  • 20代(学卒入社として8年間)は30代に向けた仕込みの時期であり、各段階(20代前半、後半)とレンジ毎に分けたキャリアの積み方について纏められた一冊。自身が再確認したのは、判断力より洞察力。洞察力を磨くには観察力。とにかく真似べには納得。新年から身が引き締まりました。

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著者プロフィール

エリエス・ブック・コンサルティング代表取締役 1974年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。 ゲーム会社、編集者・取材記者・ライターを経て、 Amazon.co.jp立ち上げに参画。27歳で同社の社長賞にあたる 「Company Award」を受賞。数々のベストセラーを仕掛け、 「アマゾンのカリスマバイヤー」と呼ばれる。 2004年、30歳で独立。国内160万部、世界1100万部を突破した 『人生がときめく片づけの魔法』の近藤麻理恵氏をはじめ、 多くの著者の出版プロデュースに携わる。 2004年7月に発行開始した日刊のメルマガ 「ビジネスブックマラソン」は読者数5万4000人超。 著書に『「伝説の社員」になれ!』(草思社文庫)など多数。

「2020年 『20代で人生の年収は9割決まる。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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