読書のチカラ

著者 :
  • 大和書房
3.76
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本棚登録 : 568
感想 : 104
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479793175

感想・レビュー・書評

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  • この人の本は中々良い。

  • 読書をすることで、思考の幅が拡がるのは著者の言うとおり。
    まずは、読むことに慣れないと次のステップにはいけないな。

  • 齋藤孝氏が読書について熱く語っている
    速読ではなく、根底に流れる”清流”に触れるまで”潜れ”という。

    ・人類が到達してきた思考はきわめて深く、地層の奥深くを流れる清らかな地下水のようなもの。
     →読書で深く潜れば清流に会える。
    ・子どもにとっての読み聞かせは「至福の時間」となる

  • 読書のよさと読み方、選びかた。
    C0095

  • 齋藤先生の読書本はあらかた目を通してきたが、やっぱり拭えないのは「齋藤先生はどのようにしてこの本を『本を読まない人』に届けたいのか」ということ。本を読む習慣がある人にこれを伝えてもよっぽどの読書術が書いてない限り「知ってるよ」で終わりそうだし、何よりも「若者が本を読まなくなった」のにはそれ相応の理由がどっかにあるはずなのに、それを掘るそぶりも見せないのがやや気になる。この本もそうだけど、中身がすごく参考になるだけに、それがもったいなく思う。

  • 読書とは何か、なぜ本を読むべきなのか、それが人生においてどういう意味を持つのか。「本を読む」ことの本質をあらためて問い直す。読書を続けるための5つの習慣や、読書力10倍アップの技法なども紹介。

  • 読書のチカラの大きさをこれでもかというほど示しだしてくる。内心疑いつつも、著者の膨大な読書量が何よりの説得力となっている。

    精神的に向上しているときはつらい部分に共感できないが、孤独なときこそ「自分を鍛え、精神を豊かにするための読書」がはかどるのだそうだ。現実でうまくいかない際に読書に逃げ込むことを肯定してくれて、嬉しく思った。また、分からない部分があっても読み飛ばしていいという一文も難しい本を手に取ることを後押ししてくれた。会話の部分だけ読むという技は参考になろう。蔵書は1000冊を目指すべきだそうだ。正直かなり厳しい。「アウトプット読み」のすすめでは、内容を1~2分程度で説明できることや自分自身の感性や経験を主体に引用を織り交ぜて語るよう述べられている。

    最後に、著者は繰り返し「悪書(=結論ありきの本)」ではなく「良書(=読みやすく意味の含有率が高い本)」を読まなければならないと説いている。紹介されている本や作者のなかで、特に読みたいと思ったものを、自分自身へのメモ書きの意味を込めて以下に記す。
    ---
    福沢諭吉『福翁自伝』
    ドフトエフスキー『カラマーゾフの兄弟』亀山郁夫訳
    デイヴィッド・ボダニス『E=mc^2-世界一有名な方程式の「伝記」』
    夏目漱石『三四郎』『門』『それから』三部作 (この順で読む)
    カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』
    ジョーゼフ・キャンベル, ビル・モイヤーズ『神話の力』
    長谷川宏『新しいヘーゲル』
    林望『謹訳 源氏物語』
    吉野源三郎『君たちはどう生きるか』
    孔子『論語』

    新潮文庫の100冊

    ※日本文学の読みやすさランキング
    星新一>太宰治=芥川龍之介=村上春樹>大江健三郎=三島由紀夫

  • 今年に入ってから読書を沢山するように心がけているのですが、その読書がどんなに素晴らしい事なのか、大切な事なのか、またそのモチベーションをあげてくれる素晴らしい1冊でした。
    『心にいつも賢者の森を』という合いコトバ、今はまだ自分の読み方にはしっくりこないけど、紹介されていた本を少しずつ広げていきながら共感できるくらいにはなりたいなぁと思います。

  • 126

  • 職を変えたことをきっかけに、休憩時間には仲間から距離を置いて、一人で読書に励んだ。読書を続けることで、休憩時間の手持ち無沙汰が解消されたし、次々と読みたい本が現れて追いかけられる感覚が芽生えた。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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