- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479793311
感想・レビュー・書評
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速読は技術×ストックであり、速読のセミナーでは技術を教えてくれるが、実はストック(知識、経験などの)の方が大切というもの。著者は過去に200万以上を速読のセミナーに投資して本書を執筆した。この本で紹介されている読み方は、繰り返し読むこと。繰り返し読むことで情報が蓄積され一回目よりも早く読めるし、全体像も捉えやすい。なるほど!と思うことが多くあったので星4つにしました。
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「ストック(知識・経験・情報など)が多い人ほど速く本を読める」。これだけでお腹いっぱいになりました。「当たり前のことだけど良くぞ言ってくれた!」という痛快さでいっぱいでした。ストックなくしてフローはありえないし、そもそも、ストックがない人が本をじっくり読んだところで馬の耳に念仏です。ストックを軽視する風潮がある現代社会において清涼剤を得た感じがします。
私は、この本から、「論語の素読」の意味を感じたし、そこからクラシック音楽の楽しみ方の根本的な考え方を他人に説明するときのヒントをつかんだ感覚があります。 -
一番興味深かった表現は
「本を読んでる自分を読む」
ということ。
自分の知識と合わせて共感しながら読む。
今自分がどうゆう考えでこの本を読んでるか?
なぜこの本と出会ってるかを対話形式で話し込んでいく。
本から得るのではなく、
情報を照らし合わせ読書することのススメ。
速読だけが大切じゃなく、自分が感じるところは積読しなさい。
も染みた。
【理解を理解で上塗りしていく。】
このイメージを植え付けてくれただけでこの本は価値があった。
リラックスして視野を広く保ち、右脳フル回転で刷り込む。
速読はやはり小説向けではない理由。ふむふむ。
キーワードは
「高速大量回転法」
やり方をメモ。 -
著者が提唱する「高速大量回転法」。
とっても納得感がある。試してみます。 -
もっといっぱい小説(特に推理小説)を読みたくて、速読トレーニングをしよう!と思い立ったのが先週。
本屋で色々見て、この本が一番読みやすそうでレビューも良かったから、買ってみたが…もし、この本でいう「速読」を習得したとしても、推理小説には使えない(使いたくない)感じ…。
ちょっと残念だけど、実用書やビジネス書籍には良いと感じたので、そういう本を読む(ことがあったらその)時には試してみようと思う。 -
さまざまな速読の本を体験した作者が、胡散臭さをとっぱらった理にかなった方法を読者に提供している。
この方法ならば、無理なテクニックを身に付けるよりも現実的かつ有用である。
速読本の上に立つ速読本の新解釈です。
この内容ならば効果を体験できる人も多いはず -
速読のカギは知識の「ストック」である。文章を「見る」だけで理解するには、そこに書かれていることに関する自分の中の「ストック」がどれだけあるかで理解力が変わる。ストックが多ければ、読む速度は速くなる。ストックを蓄えるにはたくさんの本を読むこと。繰り返し読むこと。
勉強法としては、かなり実用性があるように思います。今覚えたいことがあるので、早速参考にしようかと。小説についても簡単に言及されていますが、小説には向かないと個人的には思う。(小説の場合、繰り返し読みとかあり得ない…)既存の速読法に対する苦言の章は必要なのか疑問ですが、この著者は本当に本が好きなのだな、と思った。積読活用法は目からウロコ。もっとたくさん本を読みたくさせてくれる本でした。