- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479793311
感想・レビュー・書評
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速読は技術×ストックであり、速読のセミナーでは技術を教えてくれるが、実はストック(知識、経験などの)の方が大切というもの。著者は過去に200万以上を速読のセミナーに投資して本書を執筆した。この本で紹介されている読み方は、繰り返し読むこと。繰り返し読むことで情報が蓄積され一回目よりも早く読めるし、全体像も捉えやすい。なるほど!と思うことが多くあったので星4つにしました。
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著者が提唱する「高速大量回転法」。
とっても納得感がある。試してみます。 -
速読のカギは知識の「ストック」である。文章を「見る」だけで理解するには、そこに書かれていることに関する自分の中の「ストック」がどれだけあるかで理解力が変わる。ストックが多ければ、読む速度は速くなる。ストックを蓄えるにはたくさんの本を読むこと。繰り返し読むこと。
勉強法としては、かなり実用性があるように思います。今覚えたいことがあるので、早速参考にしようかと。小説についても簡単に言及されていますが、小説には向かないと個人的には思う。(小説の場合、繰り返し読みとかあり得ない…)既存の速読法に対する苦言の章は必要なのか疑問ですが、この著者は本当に本が好きなのだな、と思った。積読活用法は目からウロコ。もっとたくさん本を読みたくさせてくれる本でした。 -
20111018st
速読のタネの一つとして、「内容とストックを結びつける」という考え方はとても腑に落ちた。
ストックの蓄積を目的の一つとした「高速大量回転法」も理にかなっている。
「拾い読み」「一定の時間を置いての再読」「アウトプットによる定着」を基本とした今の読書方法をブラッシュアップするきっかけとなりそう。
巷の速読法に対するコメントも、実践したうえでメリット・デメリットを明確にしていて信頼できる。 -
【リード】
知識や情報、経験などの蓄積に着目した読書法
【内容】
○速読の方法
- よく知っている内容の本は速く読める
- とにかくいっぱい読む
- 何度も読む
- わかろうとせず、音にしないで見る
- 速く読むから理解できる
○フォト・リーディングの短所
- 一回読んだだけで頭に入る訳ではない
○レバレッジ・リーディングの短所
- 検索が目的であれば、インターネットで検索した方が効率的
【コメント】
レバレッジ・リーディングをしている最中に、真っ向から反対されたので面白かった。
『小説も何度も読んで速読しましょう』とあるが、小説はやっぱりやりたくないなぁ。
『極意は「本を読んでいる自分を読む」』とあったがよく意味が分からなかった。
速読セミナーの参加者がほとんど本を持っていなかったというのは興味深い。 -
【内容】
速読とは、わかろうとせず、音にしないで見るという速読技術と、これまでに自分が蓄えてきた知識や情報、経験などのストックとの相乗作用である。高速大量回転法は、高速に読んで大量回転(繰り返し読む)する速読法で、①目次を2分で10回転 ②まえがき、あとがきを5〜6分で10回転 ③本文見出しを5〜6分で3回転 ④気になる箇所から徐々に範囲を広げて読むという手法である。読書とは、特定の目的を達成するためのものではなく、本と自分との反応・共鳴に意識を向け、それを受け取ることであり、その本を読んで何が起こるか、何が得られるかわからないというところに読書の醍醐味がある。
【感想】
これまでは、ブクログに要約を残すために読了後もう一度その本を読み返し、少し時間がもったいないと思っていたけれど、逆にそれがより深い読書の楽しみ方になるということがわかってよかった。自分が頭の中で音にして読んでいて、時間がかかっていることにも気づいた。高速大量回転法は、まだまだ練習不足で難しかった。 -
【要約】
・過去に読んできた知識、情報、経験によって、それと速読術を合わせる。それが、各々の「速読術」。
・高速と大量回転で「周回読み」をする。
(目次と見出しを行ったり来たりする) -
何度も読んでいる本は高速に読むことができる。ただ、きちんと読んでいると時間がかかりすぎる。
だったら、「目次だけ読む、まえがき・あとがきだけ読む、見出しやキーワードだけを拾いながら読むといった、気楽な読み方で繰り返し読むことで、その本に関するストック(蓄積)を増やし、1冊の本を高速にしかも記憶にきちんと定着させながら読めばいい。」となかなか面白い考え方の速読本
これまでの速読のようにインプット重視ではなく、自分の中に蓄積される知識を活用することで速く読める、という内容で、ちょっと試してみる価値はある
ただ、この速読方法は電子書籍には向かない、と電子書籍に書かれても、、
文庫版もお得な値段で発刊されたので、そちらの入手も検討か。