- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479793489
感想・レビュー・書評
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ゆるく考えように続いて読んだ。
旅行本としても楽しめる。
人の考えから学び取ることも大事だが、著者のように様々な時代に様々な場所で人と出会い多様な体験をしている人を見ると、その行動力が本当に羨ましくなる。
書を捨てよ、町へ出よという言葉もあるように、部屋にいるだけでは手に入らないものが多くある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旅好き、考察好きの著者が、世界を歩いて回って考えたことをまとめている。さっくり読めるのに、しっかり社会派。
考察は、ある内容についてその背景や関連情報をひもづけていっている。説得力あるものばかりだし、なにより現場を見たからこその視点。引き出しが多いってこういうことだなと感じさせてくれる。
私としては、もっと階層的、構造的な考察があると読みごたえがあったかも。というのは、学者の仕事か。というか、私の仕事か。
あと、ドバイはオイルマネーと言っているけれど、ドバイ自体はオイルは出ないので交易で伸びている。そういうポイントは抑えておいてほしかった。 -
旅は空間だけでなく、時間も大きく影響するものだと感じた
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海外旅行の感想文。海外旅行は、行けるのなら行かないよりは行った方が良いと思う。
この本で学べる人は学べるし、学べない人は学べない。買った人は少し可哀想かな、という気がする。ファンならバイアスが効いて満足すると思う。僕は図書館で借りて良かった。 -
・確かに、海外のカフェで紅茶がティーパックとお湯で出てくるのに疑問を持っていた。納得。
・南欧に行ってみたくなった。
・富の再分配に対する考え方が国によって違う。日本でBIG ISSUEは流行らないのではないか。
・水を大切に使おうと思った。 -
基本的に日本サイコー!という視点を持ちながら世界を見ているのが、
うん、ちきりんさんらしい。
この本を読んでやっと、「社会派」の意味が分かった気がするよ。
人を見て、人と話して、社会を知る。
旅って大人の社会見学だなぁ。
いいなぁ。 -
ところかわれば、何もかも違う、ということを再認識させてくれる本。深い洞察が面白い。世界はすでにつながってしまったなかで、自分がどう考えどう動くかを改めて考えさせられる。
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有名なブロガーの、若い時からの海外旅行で感じたことのエッセイ。職業柄経済的な観点が多い。
ピラミッドをはじめ、多くの文化遺産が、おびただしい名もなき奴隷によって成立しているクダリは、モダニズム以前の建物を見るにつけ私も常々感じていることだった。
私も学生時代の貧乏旅行で、ドメスティックな価値観がいい具合に壊された時のことを思い出した。 -
本当にこの人はすごい。ものの見方考え方がずばぬけている。数値化した評価。まわりを捉える時の広い見方。ツイッターよりも本の方が分かり易かった。
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移動距離がその人の器を大きくするというのは納得。
今まで知らない海外の諸事情をちきりん流におちゃらけ解説。
僕も今年の課題は世界を歩いて考えます!