- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479793489
作品紹介・あらすじ
自分の足で歩いて、自分の目で見て、心で感じよう!社会派ちきりんが世界を歩いて自分のアタマで考えた。
感想・レビュー・書評
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ちきりんの視点はいつも参考になる。
美術館の成り立ちと展示方法、なるほど!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海外旅行は片手で数えるくらいしかしたことがない私ですが、とても興味深く読むことが出来ました。
共産主義国や武力政権下の国にまで出かけるちきりんさんの行動力には脱帽です。
10年前の著書でも、「世界を見る視点」については全く色褪せません。
同じような毎日で、視野が狭くなっている時、視座を上げたい時、停滞から抜け出したい時に、いいヒントが得られる気がします^_^ -
NDC分類 290.9
「学校からも仕事からも得られなかった、「全く違う視点からモノを見る」という貴重な経験は、自分の足で世界を歩くことによって獲得できた!豊かさとはなにか、自由とはなにか、希望とはなにか―。崩壊前のソ連など世界50ヵ国を歩き続けて、自分のアタマで考えたこと。世界はいま、どこに向かおうとしているのかを問う!」
目次
お金から見える世界
異国で働く人々
人生観が変わる場所
共産主義国への旅
ビーチリゾートの旅
世界の美術館
古代遺跡の旅
恵まれすぎの南欧諸国
変貌するアジア
豊かであるという実感
旅をより楽しむために
著者等紹介
ちきりん[チキリン]
関西出身。バブル最盛期に証券会社で働く。その後、米国の大学院留学を経て外資系企業に勤務。2010年に早期リタイヤし、現在は「楽しいことだけして暮らす」を実践中。2005年春から書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は、政治・経済から世代論、メディア問題まで、各種の話題を独自の視点と手法で分析、解説し、人気を博す。現在、月150万PV、毎日三万人のユニークユーザーが訪れる、日本で最も支持される個人ブログのひとつ -
ちきりんさんの本は、どの本も読みやすく、おもしろく、とても考えさせられるので非常に好きです。
世界を旅行しながら、こんなことを考えているんだと感心させられます。ただ、旅行本としてもおもしろく、ちきりんさんのおすすめの国、美術館に行きたくなります。
少し古い本ですが、コロナが収まり、旅行を検討している方、世界を歩いてさまざまなことを考えてみたい方にはおすすめの本だと思います。
本書にもありますが、海外旅行をするたびに、日本のすばらしさを感じ、帰ってきて飲む最初に飲む味噌汁が私は大好きです。
あとは、円安が収まればいいのですが。 -
地元の図書館で借りられたので読んでみたが面白かった。
ちきりんの本はこれで3冊目だが、就寝前に区切りの良いところまで読んでその後寝る時「あー面白い!」という感覚になることが多い。
着眼点や考え方が面白いし、文章に無駄がないからか内容がスッと頭に入ってくるし飽きずに読める。
私も海外旅行が大好きで、今まで行った国について懐かしく読めたし、気になるけど行けてない国についてはガイドブックでは分からない生身の感覚が知れて楽しかった。
唯一気になった点は、10年前の発行なのでその国や人々の様子も今とはまた変わっていると思うので最新版が読めたら嬉しいなということ。
コロナ禍のため今は海外はなかなか難しいかもしれないが、国内版でも楽しそう。
また、本の内容とは全然違うが、コロナ禍前は本当にたくさんの人がいろいろな国に行っていたなとあらためて感じた。私が以前いったあの国やあの国も、日本人観光客が全く来なくなり関わってくれたあの人達は今どうしてるだろうか、とふと感じたりもした。 -
ちきりんさん、初めて知りました。なんて鋭い視点をお持ちの方なのか…。
様々なことに疑問を持ち、自分で考えるって本当に面白い。ただ、その疑問を持つこと、自分で考えるためには、知識が必要で、学問は本当に大事だと気付ける本。純粋に「なんで?なんで?」と言う幼児の視点、好奇心、見たもの、感じたものへのちょっとした違和感に気付けることが大事。そういうことをメモしておくといいかも。 -
Voicyパーソナリティー社会派ブロガーちきりんさん著。世界中を旅して回ったちきりんさんがどんなことを考えたか、自分の旅や考えと比べながら読めてとても面白かった。
ちきりんさんはベトナムを明るい共産主義国と捉えているが、私が旅した時は全く逆の感想を抱いた。ベトナム戦争の跡が色濃く残り、ホーチミンには手足のない人が街のあちらこちらにいて、枯葉剤の影響の恐ろしさをひしひしと感じた。また空港でも街でも、人々の表情はなんだか暗い。この感じ方の違いはどこから来るんだろうと考えた。ベトナムを訪れる前の捉え方が違っていたからだろうか。ちきりんさんは「ボートピープルが命がけで国を脱出するほどひどい国」、私は「フランスの古き良き雰囲気の残る洒落たアジア」。それによって、訪れた際の印象が大きく異なっていたんだと思う。
美術館の展示の仕方についての言及も興味深かった。仏像を美術館で見るのか、はたまた現地で見るのか、それによって印象は大きく異なる。国立博物館で阿修羅像を見たことがあるのだが、いつもは正面からしか見られない阿修羅像を360度ぐるりと回りながら見ることができた。いろんな方面から見ることができるのは、美術館の見せる力によるものである。
韓国へのタイムトリップ旅行の章では、ほとんど同じ時期に私も韓国に行っているので、その時のことを思い出しながら読んだ。当時は、日本の品質>韓国の品質、経済、ファッション、エンタメ、どれをとっても日本が群を抜いて先を行ってると思っていた。だが、しかし。それは昔の話。こんなにもドラマや音楽業界が日本に多大なる影響を及ぼしている。これから20年後には、どんな国が最先端となるのだろう。楽しみでもある。-
こんばんは、ゆきんこさん。私は視点はちょっと違うかもしれませんが、このコロナ禍が終わったら、日本を含め世界がどの様な社会経済、エンタメ、スポ...こんばんは、ゆきんこさん。私は視点はちょっと違うかもしれませんが、このコロナ禍が終わったら、日本を含め世界がどの様な社会経済、エンタメ、スポーツなど変化をしているのかをとても楽しみにしています。楽しみという観点でゆきんこさんの感想に共感しました。ありがとうございました。2022/01/28
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アフターコロナになったとき、世界はどのように変化しているんでしょうね。旅に出て、いろんなことを感じたいです!アフターコロナになったとき、世界はどのように変化しているんでしょうね。旅に出て、いろんなことを感じたいです!2022/01/29
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海外旅行のいろいろなエピソードや美術館の展示ひとつにしても、背景の考察、想像力の働かせ方など素晴らしい。ぼんやり旅行してしまいがちな私としては反省しきり。まぁでもちきりん氏も言うとおり、海外旅行は楽しむのが一番、ということで。
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旅行記。なのだが、ただの旅行記ではない。とても考えさせられる勉強になる旅行記。筆者が何十万、何百万?もかけて様々な国に行き見て感じて学んだことを千数百円の本を読むだけで知ることができるのはとてもお得。
はじめに。
レストランで紅茶を頼んでリプトンのティーバックとお湯が出てきたら…たしかに、「え?手抜き?家と同じ?」と思うが、フィリピンでは最高級なのか。大量の安い茶葉ではなくリプトンというブランドものですよ、本物ですよ、とアピールしているのか。そんな考えは全く思い浮かばなかった。日本で当たり前のように手に入り、私たちにとっては安価なもの、それが国が違えば高級輸入品。当たり前だがそう言う見方をしていなかった。日本食とかも海外行くと大して美味しくもないのにとても高い、それも似たものだと気づく。
また、お金で買える価値のあるものがないもない国ではお金の価値さえない、というのは目から鱗。お金は対価となる物があってこそである、か。たしかに。
美術館とか博物館も好きだったが、大英博物館においては植民地から奪ってきたものを飾っていると分かり(たしかに、イギリスのものではなくエジプトから掘り出した物とかたくさんあるよな…と今更ながら)興醒めした。
純粋に外国からの観光客!としてただただ「綺麗だな〜凄いな〜」と観光地を見ていたが(それも旅行の醍醐味だし楽しくていいのだが)その背景や国の社会情勢、歴史を考えることもまさに『社会勉強』だと思いました。
とりあえず、早く海外旅行行きたい。のでコロナ収まって。に今はたどり着いた。 -
第10章豊かであるという実感
エピソード1「お金の問題ではない」のミャンマーのタクシーは4人以上でないと運転しては行けないルール(1980年代 経済制裁でガソリンが希少資源だった)や、
エピソード4戸締り用心! のグアテマラで金のネックレスを友人が強奪されて、逆に警官から説教された話、が面白かった。
ソ連崩壊後のモスクワの現代史博物館に展示されている『ロナルド•レーガンから見た世界地図』の記憶による復元図(P127)が笑えます。