スタンフォードの自分を変える教室

制作 : 神崎 朗子 
  • 大和書房
3.90
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本棚登録 : 7667
レビュー : 730
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479793632

作品紹介・あらすじ

受講者の97%に影響を与えた「奇跡の授業」

心理学、神経科学から経済学まで最新の科学的成果を盛り込み、斬新な講義を展開、スタンフォード大学で最も優秀な教員に贈られるウォルター・J・ゴア賞をはじめ数々の賞を受賞。

『ニューヨークタイムズ』『タイム』『USAトゥデイ』『ボストングローブ』『USニューズ&ワールドレポート』他、
全米主要メディアで軒並み取り上げられ、無数の賞賛を受けた世界的ベストセラー、
ついに日本解禁!

感想・レビュー・書評

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  • とても面白かったです。
    しかも、役に立つ!

    最新の研究の成果を踏まえた大学の公開講座で、数々の賞を受賞しています。
    わかりやすい例を取り上げ、飽きないように面白おかしく、学生達に実験させてその結果を実感させながら進む授業。
    本当は自分も何かテーマを掲げて、3ヶ月ぐらい実験しながら、読むほうがいいのでしょうね。

    脳の働きとは。
    ストレスがかかると判断力が落ちる、その理由とは。
    命の危険があるような場合、善悪の判断や慎重さは邪魔で、目の前にあるものをとにかく食べる、人を押しのけてでも先に逃げる方が大事だからだそう。
    現代ではそこまでの危機はそうはないのだが、何万年も前からの脳の働きはそうなっている。

    何かを食べないというダイエット法は、まず失敗する。
    なぜかというと、脳にはその食べ物が危険だということが刷り込まれ、ことあるごとに「あれがありますよ!」と教えてくれる。
    これは事実を単に記憶している脳の部分の働き。
    判断する能力は脳のまた別な部分で、こちらは常時、抑止力を保っているわけではないのだ‥

    ダイエット中に、我慢したご褒美にお菓子を食べたりしては失敗する。
    お菓子を食べるほうが喜びになり、節食は苦痛になってしまうから。
    痩せた結果、綺麗になりスマートな服を着られる、本来の目的のほうに繰り返し意識を戻していくと成功する。

    苦手なことが出来てしまった場合。
    脳はさらに逃げたがり、苦手意識が強くなっていく。
    好きなイメージと関連付けて塗り替えていくと、可能になっていく場合があるという。

    意志力には限界があり、使うたびに減っていく。
    だが意外に簡単に意志力を強くする方法があるんです。
    深呼吸や瞑想、散歩、庭仕事、軽い運動など。
    なぜどんなふうに、かは読んでみてください。

    ダイエットのことばかり書かれた本ではないんですが~
    ちょっと、読んでから時間がたってしまったので、すぐ思い出せることを書くと、こんなことばかりに‥(苦笑)

    説得力のある展開で、もっといろいろなジャンルの問題について、詳しく書かれていますよ。
    持っていて損はないと思う。
    成功したい課題があるときなど、折りにふれて読み返したいと思います。

  • 意志力の鍛え方が、具体的にわかりやすく解説されている実践的な本です。

    意志力を強くするためには、罪悪感や自己批判ではなく、自分に対する思いやりと、自分の心と体の反応を科学的な目で観察することが必要です。
    行動をコントロールする方法で、瞑想、運動、睡眠は参考になりました。

    「決心するだけ」を楽しんでいる「いつわりの希望シンドローム」に関しては、胸に刺さるものがありました。

  • 意志力を科学的に説明している本。
    意志力が強い(注意力や感情や行動を上手くコントロール出来る)人は、健康でパートナーとの関係も良好で、出世して、逆境にも負けず、寿命も長い。


    脳は繰り返しトレーニングすることで、それが容易になっていく。毎日数学をすれば数学に強い脳になる。心配事が多ければ、心配しやすい脳になる。

    意志力を強くするには、瞑想、ストレスを減らすための運動(グリーンエクササイズ推奨)、6時間以上の睡眠、体に良い食べ物(なるべく加工されてないもの、お菓子の代わりにはナッツや豆など)、友人や家族とかけがえのない時間を過ごす、信仰の集まりに参加する、などがいい。(これらは真にストレスを解消するのにも役立つ。) 人は気が散っていたり、疲れがたまると意志力が低下する。
    もし、やる力のチャレンジに取り組む時間やエネルギーがないと感じたら、自分にとって最もエネルギーが溢れる時間に設定する。

    自分が選択した瞬間を振り返って自分の気持ちを理解する。成功した後のことをイメージし、望む力をつくってモチベーションアップする。

    良いことをした後に、悪いことをしてもいいと思いがちになるので気をつける。(罪のライセンス)
    人生に意義を与える本当の報酬と、まやかしの報酬を見分ける。

    落ち込むと誘惑に負けやすくなるので、恐怖心をあおるテレビには気をつける。自己批判は常にモチベーションの低下や自己コントロールの低下をまねく。反対に、自分への思いやりはやる気や自制心の強化につながる。失敗した自分を許そう。

    決心して満足したままにしない。

    将来の報酬の価値を低く見ないために、将来の自分を想像して今の自分と近づける。将来の自分はいまより意志の強い自分と思ってないか?

    人は他人からの影響を大きくうける。影響を受けないように、一日の始めに自分の目標につあて改めて考える時間をもつ。お手本となる鉄の意志を持つ人のことを考える。認められたい力を発動させる。

    やらない力をやる力に変えてみる。遅刻しない→5分前に待ち合わせ場所につく、一番始めにオフィスにつく、など。

  • 借りたもの。
    “自分を変える”ための前段階を知るための本。それを脳科学、心理学の観点から概念的だった“心の葛藤”を丁寧に描写し、自覚させてくれる本。
    潜在能力を生み出す「やる力」「やらない力」「望む力」それを行う「意志力」、そこから生まれる葛藤とそれぞれのメリットやデメリットを説明し、人間の脳の発達からそれらが生まれた事も指摘。
    その上でいかにそれらと向き合い、自分自身をより良い方向に向かうかを提案している。
    まずは「ありのままの自分」を見つめ直し、受け入れること。そして何を信じ、何に従って行動するか――
    心を落ち着かせ、リフレッシュさせる改善策としての提案は、著者もなさっていらっしゃるヨーガに通じる、呼吸法やストレッチの提唱だった。

    ドーパミンは多幸感を与えるものかと思っていたが、事実は幸福な“予感や期待”を与える物質だという。
    これは目からウロコだった。

  • 良い意味で、予想と全く違う内容でした。
    自己啓発本に良くある「将来のために頑張ろう!」的な内容では無かった。

    頑張ろうと思っても頑張れないは、科学的根拠に基づいた理由があります。その理由を理解した上で、頑張るためにはこんな方法が効果的ですよ。と言う内容と私は理解しました。

    精神論や根性では生きられない現代に、救いのような一冊。意志力の化学の本です。

    パラパラと普通に読み進めましたが、内容は驚きの連続です。ノートを取りながら、再読したい気分です。

  • 題名と内容が少し違います。
    人間は意志はどのような動機で持ち、その時、脳ではどんな反応が起こっているのかが実験などを通しあきらかとされていきます。

    そしてまた、自分を変える方法と言うより、意志を貫くにはどうすればいいのか。そんな視点で書かれています

    脳科学、脳心理学、などの分野であり、決してスキルアップの本ではないと感じました

  • 良書です。平易な文章で、明日から自分を変えられるという納得感が得られた。○○しない、○○は食べないというのは逆効果。○○を考えることはやめられない。そのかわり行動を変える。○○ができる。○○をすると決める。
    目からうろこがボトボト落ちました。

  • 自己啓発本って日本とアメリカ以外はあまりないらしいですね。本当かどうかわからないけど、この本はアメリカ的でありながら、日本人にもとても当てはまりそう。

    各章をTwitterでサマリーしたので、それをここに添付します。

    @KzBourree

    スタンフォードの自分を変える教室。第1章 「やる力、やらない力、望む力」 あなたのやるべきこと、やるべきでないことは何でしょうか。衝動的な行動をした自分にニックネームをつける。 1日の終わりに意思で選択した決断を振り返る。 瞑想を続けて脳の力を最大限に引き出しましょう。

    スタンフォードの自分を変える教室。第2章 「意思力の本能」 心拍数が上がるとやらない意思力も高まる。エクササイズが効果的で外に出てグリーンエクササイズを。睡眠は6時間以上取るように。横になって深呼吸をしリラクゼーションを。意思力のチャレンジで成功したければ心と体の状態を整える。

    スタンフォードの自分を変える教室。第3章 「疲れていると抵抗できない」 自制心は鍛えられるが疲労もする。意思力は限られた資源。我慢をしたり難しいことを選択して鍛える。脳が疲労を感じるのは自己防衛、まだやれる。意思力が弱ったら望む力でやる気を引き出す。自己コントロール筋を鍛える。

    第3章 「疲れていると抵抗できない」番外編。自制心は朝が強い。チャレンジするなら朝がいい。空腹は自制心を弱める。甘いものではなく低血糖食を食べよう。ナッツや脂肪の少ないタンパク質。

    スタンフォードの自分を変える教室。第4章 「罪のライセンス」 道徳的に良いことをしているような気分になるとその分、悪いことをしても構わないと勘違いする(モラルライセンス)。目標にふさわしい行動をしただけで達成した満足感を覚えてしまう。善し悪しよりも目標や価値観を見つめること。

    第4章 「罪のライセンス」番外編。完璧なToDoリストを作っただけで達成感があり満足をしてしまう(私の事!)。マックでサラダを注文しただけで体に良いことをしたと勘違いしてビッグマックを頼んでしまう(あなたの事:失礼!)

    スタンフォードの自分を変える教室。第5章 「脳が大きなウソをつく」 脳は報酬を期待すると満足感が得られると勘違いする、ドーパミンによる効果。やりたくない気持ちをドーパミンを使ってやる気を起こす。例えば面倒な書類作業をお気に入りのカフェで行っては?

    第5章 「脳が大きなウソをつく」番外編 ドーパミンは見慣れた報酬にはあまり反応せずに見新しいものや変化に富んだものに反応。これをうまく活用したビジネスにまんまとはめられているのが消費者。レギュラーコーヒーではなく、限定のラテ!高いけどこれだ!

    スタンフォードの自分を変える教室。第6章 「どうにでもなれ」落ち込んでいると逆に誘惑に負けやすくなる。罪悪感をぬぐい去れば自信が持てる。自分への思いやり:自分を励ましやさしくすることはやる気の向上や自制心の強化につながる。失敗したら責めずに自分は変わるんだと決心すれば希望が湧く。

    第6章 「どうにでもなれ」番外編:脳はストレスを感じると幸福感を得ようと働きかけ、結果大半のストレス解消法は意味がない。甘いもの、アルコール、タバコ。死亡事故のニュースを見るとロレックスが欲しくなる。一方、効果があるものも、スポーツや読書など。

    スタンフォードの自分を変える教室。第7章「将来を売り飛ばす」 将来の事を思い描けずにいると 誘惑に負けたり物事を先延ばしにする。誘惑に直面したら10分待ってみる。意思決定の場面で未来の自分を具体的にイメージして考える。未来の自分は「あなた2.0」と定義して会いに行く。

    第7章「将来を売り飛ばす」番外編:将来の自分に重荷を押し付ける傾向。めんどくさい仕事を先延ばしにするのは、未来の自分なら出来ると思っていること。未来の自分は万能ではない。今の自分と未来の自分を近づけたい。

    スタンフォードの自分を変える教室。第8章「感染した!」 意思力と目標は感染する。お手本にしたい人「親しき他人」と親しくなる、あるいは思い浮かべることによって行動が変わる。プライドを強くすると意思力も高まる。一日に数分目標について考える。周りに自分の意思力のチャレンジを宣言しよう。

    第8章「感染した!」番外編:肥満は感染します。ある友人が肥満になったら本人が将来肥満になるリスクは171%増加!姉妹なら67%、兄弟なら45%増加します。他人の欲求は自分の欲求のように感じてしまうから。

    スタンフォードの自分を変える教室。第9章「この章は読まないで」と書かれると読みたくなる。欲求が生じたら否定せずまずそれを認める。その上で大事な目標を思い出す。欲求を追い払おうとせずうまく波を乗り越える。太るものを食べないではなく太らないものを食べる、という「する」力を活用しよう。

    第9章「この章は読まないで」番外編:「5分間シロクマの事を考えるな」と言われるとどうしても考えてしまう。頭で感じたり考えたことに対して「やらない力」は全く効果を発揮しない。ダイエット中の人が甘い食べ物を考えないようにすると逆効果。

    スタンフォードの自分を変える教室。第10章「おわりに」我々の中には一人ではなく何人もの自己が存在している。自己コントロールとはその様々な自分の一面を理解することであり、違う人間に生まれ変わる事ではない。様々な自分を受け入れ折り合いを付け、本当に望んでいることを思い出しましょう。

  • 将来の在りたい自分を詳細に描き、今の自分の行動が間違った方向に行っていないか常に確認する。
    瞑想の大切さ→瞑想の時間を取る。
    マイナスの考えを抑え込もうとすると、もっと出てくる。抑え込むのではなく開放する。そして行動はそれに従わない。
    生き延びていく中で恐怖感を持つことは大事なことだった。恐怖感を抑圧するのではなく、開放するがそれに従わないこと。強迫神経症も、強迫観念を否定したり抑圧したりしたらもっと出てくる。受け入れつつ行動を変える。

  • 意志力・セルフコントロールについて、さまざまな実験結果や生徒の体験をもとにまとめてある。
    実験結果の中には首をかしげるものもあるが、全体を通じて読みやすい(アメリカンジョーク的なのが鼻に付く部分もあるがw)。

    意志が弱いと感じていたり、目標を立ててもついつい忘れて計画倒れになることが多い人にはオススメ。

    「欲望や衝動は抑えられなくても、行動は抑制できる」というのが印象にのこった。

    タイトルで損してると思う。講義名そのままに「意志力の科学」で良かったのでは。ま、気負わずに読めるからいいのか・・・

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著者プロフィール

ケリー・マクゴニガルKelly McGonigal, Ph.D.米スタンフォード大学の心理学者。専門は健康心理学。ボストン大学で心理学とマスコミュニケーションを学び、スタンフォード大学で博士号(心理学)を取得。心理学、神経科学、医学の最新研究を応用し、個人の健康や幸福、成功、人間関係の改善に役立つ実践的な方法を提供する講義は人気を博し、スタンフォード大学で最も優秀な教職員に送られる「ウォルター・J・ゴアズ賞」をはじめ数々の賞を受賞。「フォーブス」の「人びとを最もインスパイアする女性20人」に選ばれる。心身相関を重視する立場から、グループフィットネスやヨガの指導も行っている。TEDプレゼンテーション「ストレスと友達になる方法」は1100万超えの再生回数を記録し、“プレゼンの名手”としても知られる。大学で講義するかたわら講演や執筆活動も精力的に行い、2012年に日本で発行された著書『スタンフォードの自分を変える教室』が60万部を超すベストセラーとなり、ビジネス書の年間ベストセラー1位(2013年、日販・トーハン調べ)に選ばれた。

「2016年 『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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