同じ条件、同じ時間で 10倍仕事ができる人、10分の1しかできない人

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479794257

作品紹介・あらすじ

両手を同時に動かす方法、不振の時期を短くする、相手より優位な立場に立つ…5000人以上の「行動特性」からわかった、成果を出す人材、出さない人材の26の共通点。

感想・レビュー・書評

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  • 鳥原さんの本はすでに何冊か読んでいるので、新しいことは特になかったが、復習になった。

    走りながら考える

    止まってないと考えられないわけではない。
    応急処置をしながらでも恒久対策を考えることができる。
    これは肝に銘じて実践していきたい。

  • 同じ職場で働く主人公とその同期の行動を例にして物語形式で、仕事が出来る人と出来ない人の考え方や行動の違いを解説している。ここで書かれている事は、ほんのわずかが出来るかできないかが評価の違いになっていると言う事。そして、人は相手の要求レベルを上回ってはじめて評価されると言う事。

    そういう面では与えられた仕事をこなしただけでは、成果とは言えない。

    本を読んでドキッとした言葉
    成果の出ない人の行動特性で多いのが「自分が成果の出ない行動をしている事に気づいていない」または「気づこうとしていない」
    コンピテンシーの観点から考えると、仕事は「より楽に、より早く、より成果が上がる」事を考える必要がある。
    「確実にこなしてく」と言えば聞こえはいいが、これはビジネスの世界では『要領が悪い」と言う事。
    計画はこなす為に作るのではなく、成果を上げるために作る。
    成果が出ない人の行動特性:情報整理に工夫が無く、メールや資料のポイントが分かりにくい。
    「ほうれんそう」のタイミングが悪く、内容がつかみにくい。(あの件どうなった?と声をかけられたら失格)
    成果の上がる人のメール特性「件名でわかる」「一目でわかる」「一度で終わる」
    周りを巻き込んで仕事の成果を出すのは、成果が上がる人の典型的な行動特性。
    「いいことを言うやつは多いが、それを実行する奴はほとんどいない」
    「自分の都合」を中心に話や行動をする。(あくまでも「相手の為」と言うスタンスで相手に接するようにする)

  • 仕事が出くる人と出来ない人を例に基づいてわかりやすく解説してあった。
    成果を挙げたい人は勉強になるので一読の価値あり

  • 頭でわかっていても、
    それを行動に移せるかどうかは、別次元だそうです。
    たまに読み返すと、ああ、そうだったと思い返せそうです。

    ・太いところを狙って動く。
     その仕事が全体にどれだけ影響するか。
     全体に占める割合の高いところに力を注ぐ。

    ・緊急事態への対応は走りながら考える
     応急的な対応をしながら、恒久的な対策を考える。

    ・自分の現状を把握して共有し、
     無理な仕事が来ないようにする。

    ・まとめて処理する、処理させてあげる。
     まとめてメールをチェックするほうが効率的。
    まとめて上司に報告する。

    ・「二人称」で話せば納得してもらえる。
     相手の立場や考えを想像して相手を主語にして話す。

    ・上司にストレスをかけないよう、タイミングよく。
     簡潔にまとめて、まとめて「ホウレンソウ」する。

    ・あの件どうなった?と上司に聞かれたら危険信号。
     成果が出ていない仕事は、こまめに途中経過の報告を。

    ・メール処理は爆弾処理と同じ。
     爆発の危険のあるメールは重要メールはほんの一握り。
     爆弾メールから優先的に処理。

    ・一人でできる仕事はしれている。
     キーパーソンと円滑な人間関係を構築。

    ・自分の都合は隠し通す。あくまで相手のためを貫き通す。

    ・自分の目的を見失わず、自分が描いたストーリーに巻き込む。

    ・自分の優位性は何か。それを武器に交渉する。

    ・侮れない雑談力。いきなり本題では成果は上がらない。
     相手に興味を持ち、相手を調べて、人間関係をつくる。

  • 仕事ができるの定義が知りたいぜ

  • 分かっているようで…再度、仕事のやり方を教えてくれる。

  • インバスケット式について、少し勉強したく、この本を選択
    ストーリー仕立てで、同期同士の架空の仕事のできる人と出来ない人を比較
    出来る人は確かに社内には入て、スマートな業務を行っている
    同様の書籍を読んで、まずはどういった行動をとるべきか勉強しよう

  • 成果とそれに繋がるための行動を意識する必要を感じた。

    成果が上がる人の行動特性「コンピテンシー」というものが体系化されているという事実は初めて知ったが、普段肌で感じている人との違いを明確に意識することができた気がする。

    成果をあげる人とあげられない人の行動特性を色々と挙げて頂いたが、その一つ一つを真似できるように努めるよりも、組織としての成果はなんなのか、それを達成するためにどういった行動を取ると楽に早く実現できるのか、という点を意識することで今まで行動に変化が生まれそうだなと感じた。
    目の前の仕事に夢中でよゆうの無かった自分に反省。

  • 参考になった

  • 成果が上がる人の行動特性は、成果と効果を意識する。現状を把握し周りと共有する。相手を主語にして話す。危険性をみきわめ早めに対処する。成果を評価に変える。

    リアルな状況があって、具体的な2例から選択し、結果についてコメント。わかりやすいです。仕事しながら誰もが得ているノウハウだと思うけど、あまり、比較・評価・共有されていないこと。

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著者プロフィール

1972年生まれ。大学卒業後、大手スーパーのダイエーに入社し、販売部門や企画部門を経験し、10店舗を統括する店舗指導員(スーパーバイザー)として店長の指導や問題解決業務に従事する。管理職昇進試験時にインバスケットに出会い、研究・トレーニングを開始。その経験を活かしてインバスケット研究所を設立。企業のリーダー研修などのためのインバスケット教材開発と導入をサポートする、日本で唯一のインバスケット・コンサルタントとして活動中。大企業の管理職研修など、2万人以上のリーダー育成を支援してきた。著書は『究極の判断力を身につけるインバスケット思考』(WAVE出版)、『マンガでやさしくわかるインバスケット思考』(日本能率協会マネジメントセンター)など54タイトル、累計85万部に達する。

「2023年 『上司との悩みを成長に変える賢い方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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