センター現代文で分析力を鍛える

著者 :
  • 大和書房
3.09
  • (0)
  • (2)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 71
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479794417

作品紹介・あらすじ

思い込みにとらわれない「客観的な分析力」、文学、政治、経済、哲学、芸術…幅広い分野の「教養」。センター試験に悪問なし!「主観」を排した「分析思考」が手に入る、カリスマ講師の名講義。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 受験現代文の参考書を数多く執筆している著者が、センター試験現代文に出題された小説6題、評論6題を選び出し、それぞれに解説を付した本です。

    センター試験の現代文を通して、文章を客観的にとらえる「分析力」を鍛えるというコンセプトはよいと思うのですが、問題はそれぞれ1問ずつしか収録されておらず、自分自身の読解力や分析力を確かめるにはちょっと不十分ではないかという気がします。

    ただし、とりあげられている問題は、妙なひねりのない素直な問題で、文章を正確に理解していれば明確に答えにたどり着くことのできるものばかりです。この問題の選択に、著者の見識の確かさが示されているように思います。

  • 「東大現代文で思考力を鍛える」でもそうだったけど、取り上げているセンター試験の現代文問題の素材は、どれも読みごたえあるものばかり。だから、本文の後に書かれている解説文には、申し訳ないけど、ちょっと蛇足感を感じてしまう。だったらセンター試験の過去問集買ってきてそれを読んでりゃいいじゃんってことになってしまいますが。ただ、社会人が、センター試験の過去問集を電車の中で読んでるのもなんか変だし、そういう意味でこの本はありがたいのかも。
    1点、あとがきに書いてあった「試験問題は選べないからいい。私たちは原則的に、自分の好きな文章、興味のある分野のものしか読もうとしないし、しかも、それを狭い価値観で判断しがちである。だから、読書をしてもなかなか自分の世界が広がったり、思考が深まったりしない。だが、入試問題は自分で選べないので、否応なく様々なテーマ、価値観を持つ、しかも選りすぐりの文章に対峙せざるを得なくなる。それが試験問題を解く醍醐味なのだ」には完全同意です。この部分と、収録されていた問題文がどれも素晴らしかったので、それで星は4つにしました。

  • センター試験の現代文の良問を通して客観的分析力を鍛えるという趣旨の本。評論、小説各6題ずつが取り上げられており、確かにどれも名文であると思う。ただ、それぞれの文章で問いは1問だけしか紹介されておらず、「鍛える」というほど深く問題を掘り下げられているようには思えなかった。同じセンター現代文を取り上げた本としては、石原千秋氏の『教養としての大学受験国語』や『大学受験のための小説講義』のほうが問題を掘り下げた深い内容であるように思う。

  • 秘伝ですね。

  • 「現代文」でその著者が求めている答えと、試験官が求める答えは違う。
    「はじがき」を読んで、納得してしまいました。
    言われてみれば、入試で求められるのは、「問題文に書いてある文章」の読解力であって、その著者の世界観とか、問題文に書いていない前後の文は関係ない。
    だからこそ、実際に書いた著者の回答が違うのは当たり前。
    受験の時にそれを分かっていれば…と思ってしまいました。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1955年東京生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定理事、東進衛星予備校講師、出版社「水王舎」代表取締役。現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ている。また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、多くの学校に採用されている。著書に『出口汪の「最強! 」の記憶術』『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座』『大人のための本当に役立つ小学生漢字』(以上、水王舎)、『東大現代文で思考力を鍛える』(大和書房)、『出口汪の「日本の名作」が面白いほどわかる』(講談社)、『論理思考力をきたえる「読む技術」』(日本経済新聞出版社)、『やりなおし高校国語・教科書で論理力・読解力を鍛える』(筑摩書房)など。小説に『水月』(講談社)がある。

「2018年 『はじめての論理国語 小5レベル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

出口汪の作品

センター現代文で分析力を鍛えるを本棚に登録しているひと

ツイートする