- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479794516
作品紹介・あらすじ
「まわりとの関係がなかなか良くならない」「苦手な人とどうしても一緒に働かなくちゃいけない」こんな悩みとはもうサヨナラする、アドラー心理学の真骨頂!
感想・レビュー・書評
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人間関係が楽になる アドラーの教え
岩井俊憲 大和書房
【第1章 人間関係は自分の力で変えられる】
・人間関係を作る4つの基本要素
「自分自身」「相手」「関係」「環境」
・自分の行動を決めるのは自分自身
・何を持っているかではなく、持っているものをどう使うか
・マイナスの部分に目を向けすぎない
・失敗はチャレンジの証
(失敗を後悔するよりチャレンジを評価)
【第2章 良い人間関係は勇気から始まる】
・自分への勇気つげを始めよう
・褒めるのではなく、勇気づける
・感謝こそが最も有効な勇気づけ
・ヨイ出しは人の能力を伸ばす力がある
【第3章 人間関係をこじらせない感情のルール】
・感情は自分でコントロールできる
↪︎思考によるコントロール
↪︎行動によるコントロール
・怒りの目的を確認する
・人を近づける笑顔の力
・後悔:過去を顧みて現在と折り合いをつける
【第4章 心の距離を縮めるアドラー流コミュニケーション】
・自分が話すのは、相手の話をきちんと聞いて、同調してから。
・相手よりまず自分を変える
・人間関係を変えるのは感謝の言葉
・相手が子どもでも礼節に満ちた対応が肝心
↪︎人間性に上下はない。
【第5章 習慣づけで、揺るがない関係を築く】
・習慣は、今この瞬間から変えられる
・人間は自分自身の人生を描く画家である
↪︎全ての行動を環境のせいにせず、自分の意思次第で変えられる。
・元の習慣に戻ってしまう瞬間を捉える
・人と会う前の予備調査を意識
・人間関係を変えるには、自分から始める
「加点主義」↪︎①共感を持つ②未来志向を持つ③プロセスを重視する詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
簡単に読めて、かつ分かりやすい。
人間関係を構成しているのは
・自分をどう捉えているか
・相手が自分をどう受け止めているか
・相手との関係性(夫婦、上司部下、友人)
・環境(職場、家庭)
1番簡単に変えられるのは自分、自分の考え方、捉え方を変える。原因に目を向けるのではなく目的はなんなのかを常に考える=過去ではなく未来を考える。
自分と相手の勇気づけ=行動する力を発揮させる
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アドラー心理学の入門書。
人間関係は自分の力で変えられる。変えるためには、勇気から始める。感情のコントロールが必要。
共同体感覚を持つ。
誰かから始めなければならない。自分から始める。
他の人は関係ない。
尊敬、信頼、共感、協力、寛容。 -
人間関係で悩みきっていない人向け(人間関係の悩み初心者向け)
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201707023読
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まぁまぁ
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定期的に読み直したい一冊
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・・・・・・っということで、所謂自己啓発の書である。
自己啓発の書・・・自己啓発の書・・・
本人が気付かないポイントにきっかけを与え、より高い意識や認識、理解に導くことをいうのかな?
そういう意味において、この本は典型的な自己啓発の書であろう。
・・・・・・
アドラー・・・アドラー・・・アドラー
お恥ずかしいことにこの精神科医のことを知らなかった。
精神科あるいは心理学の草分けといえば、フロイトとユングが思い浮かぶ。
同じ時代のアドラーをご存知でした?
ひょんなことで、この人物の存在を知ることになった。
そこで、目黒区の図書館でアドラーを検索したら・・・・・・
出るわ出るわ、もの凄い数の書籍がヒットしたではないか。
そして驚くことに、殆どの本が順番待ちですぐ手に入らないことである。
そっか・・・・・・アドラーはぼくの知らないうちに超人気の心理学者になっていたのだ。
・・・・・・っで、この本、
アドラーに名を借りた、「便乗商法の典型」である。
自分の名で出版しても売れないので、題名にアドラーを付けただけである。
はっきり言って、失礼な本である。(アドラーに対しても読者に対しても)
この本を手に取る人は、アドラーはどういう独自の思想体系を構築したのかを知りたいのである。
ところが、アドラーの本質なんかには全く触れていない。
まあ、良いほうにとって、著者がアドラーの論理をマスターして、それを噛み砕いて分かりやすく読者に伝えるならまだいい。
ところが、ここでは元になっているはずのアドラーの論理など一切説明されていない。
そこにあるのはアドラーの声ではなく、精神科医である著者自身の声ばかりである。
たしかに、もっともらしい言葉が羅列されている。
その中のいくつかは、読者にある種の「気付き」をもたらすかも知れない。
若い人がこの本を読んだら、アドラーを分かった気になるかも知れない。
アドラーによって人生が180度転換したと感銘を受けるかも知れない。
だが、内容をよく吟味していると、どこかの誰かが言った良さげな言葉の継ぎはぎでしかない。
もっといえば、陳腐な言葉の羅列である。
その陳腐な言葉を並べ立てたのが、この精神医と称する著者なのである。
アドラーの名前を借りて、臨床で得た自分の考えに酔っているだけである。
虎の威を借りるキツネとはこのことである。
この本によって、「アドラーの教え」など何一つ学べない。
良さげに見える言葉など軽過ぎて、右から左に通り過ぎるだけで何も残らない。
・・・・・・
少なくともアドラーを語るなら、先ずアドラーの考えを紹介し、それをどう分析し理解するかの手順を踏まなければならない。
その手間を省き、自分の考えと摩り替えて読者に押し付けるのは大変失礼な行為ではないだろうか。