1分のスピーチでも、30分のプレゼンでも、人前であがらずに話せる方法

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479795193

感想・レビュー・書評

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  • 異動後の部署での自己紹介や、歓送迎会で求められる一言が憂鬱すぎて行きたくなくなる…といった話は全くその通りで、強く共感できた。その時間が終わるまでのモヤモヤした時間が嫌でたまらない仲間が沢山いそうだというのは、1つの安心材料だ。
    確かに、そういった発言を求められて順番待ちをしている間は、ソワソワしすぎて、他の人の話が殆ど入ってこない。人前で話をする際は、失敗したら恥ずかしいと自分にばかり意識を向けるのでなく、聞いてくれている人はどんな表情をしているか、話についてきているかなど、相手に伝えるために、他人を意識することに気を配りたいと思った。

    声の震えも、手足の震えも、心拍数の上昇も生理的な反応で、正常なものであること、こわばった筋肉を緩めるストレッチや発声練習や腹式呼吸で収めることができるということが分かったのは、かなりの朗報だ。

    私は原稿を作って丸暗記して、途中で言葉を忘れてその後動揺して、もち直せないタイプだったが、丸暗記は頭が真っ白になるリスクがあるからNGと言ってくれたのは安心した。今後は、自然な言葉で喋る練習を、自撮りして、自信を持てるまで練習することで、乗り越えたいと思った。

    「発声を制するものは、あがりを制す」と著者は述べている。「外郎売」がアナウンサー養成所で発声練習教材として用いられているようで、俳優さんも言える人が多いらしい。古語で長くて難しそうだけれども、暗記して言えたら素敵だし、滑舌も良くなるのなら、私も言えるようになりたいなと思った。まずは、それよりも簡単で有名な「五十音」をトイレに貼って、毎日声に出して読みたい。

  • アガリ症で困っている方におすすめです。
    とても実用的で、参考になるメソッドが盛りだくさんでした。
    筆者の方自身が元アガリ症でそれを克服した経験談に基づいているため、アガリやすい人たちについてよく理解されています。
    文章も非常に読みやすくサクサクと読み進められました。今後も定期的に読み返し、自身の生活に活かしていきたいです。

  • 仕事で千人を超える聴衆の前に登壇せねばならなくなり、読んだ本。
    著者と同じく、極度のあがり症で会議での発言などに苦労する私。自己紹介は、前もって話す内容を作っておいて、使い回すという方法をとってきた。

    この本では、話すテクニック、緊張の解き方、本番に強くなる方法、場面ごとに「あがらずに話す方法」が順を追って語られている。
    事前の入念な準備と努力で、苦手分野は克服できるということを説いた本。
    再読し、テクニックを使いこなせるようになろう。。

  • 仕事で、人前で話さなければならなくなって買った本。

    著者は、元重度の「あがり症」で、「職場で講師や司会が当たるとわかっている日の朝は、仮病を使って休む」くらいの筋金入りだったそう。
    そのため、精神内科を受診したり、催眠療法を受けたりと20万円近く払ったのに改善せず。
    しかし、「話し方講座」を受講して、そこから「あがり」を克服し、話し方講座を開講するに至るという経歴の持ち主とのことである。

    このような経歴の持ち主なので、一つ一つのエピソードが面白く読めた。また、上記のように「苦手なことを克服するために、(諦めるのではなく)何でも利用する」という発想には大いに感銘を受けた次第である。

    以下、自分にとって参考になった「話し方」について3つ書いておく。
    ①自己紹介等は、短ければ短いほど良い。
    →自己紹介や朝礼なら1分程度。乾杯なら30秒でOK。

    ②前置き(言い訳)を短くする。
    →「準備不足」とか「自信がない」とかの前置きを言わない。話し手の都合は、聞き手にはどうでもいい。

    ③自分が話している姿を録画して見返す。
    →人の印象を大きく左右するのは「視覚情報」。自分を客観的に見る。他の人にも見てもらうとよい。

    他にも、効果的なストレッチ法や、腹式呼吸法、発声・滑舌トレーニング用の教材(「外郎売」含む)も載っているので、本気で自分のスピーチやプレゼンを改善したい人の助けとなるはずである。

  • 毎章頷きながら読了。コミュ障は、自意識過剰・人の話を聞く力の低さ・文章力のなさ。心がイタすぎる。

  • 愛知大学図書館のOPAC
     https://libopac.aichi-u.ac.jp/iwjs0012opc/BB00953069

    プレゼン時の緊張やあがり症でお悩みの方への秘策満載です。事前準備におすすめの1冊です。

  • 極度のあがり症だった作者も練習により克服することができた。
    人前で話す機会があるということは、周りから必要とされているということ。
    見られているという意識でなく、一人一人を見ることに意識を向ける。

  • 2022年2月11日読了。

  • 超初歩編
    ごくごく常識的なことが書いてある

  • とにかく人前で話をするには、自信が必要。
    自信を身につけるためには準備する努力が必要。

    当たり前のことですが、
    読後、改めて大切だなと思わせてくれた一冊でした。

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著者プロフィール

鳥谷朝代(とりたに・あさよ)
一般社団法人あがり症克服協会代表理事。中学1年の国語の教科書読みで手と声が震え出したことであがりを自覚。名古屋市職員となった以降も症状は悪化。精神内科を受診し催眠療法を試みたものの効果はなく、役所を辞める覚悟をしていた頃に話し方講座と出会い、17年間のあがり症を克服。2004年「あがり症・話しベタさんのためのスピーチ塾®」を開校。メンタルだけでなく体から誰でも楽にあがりを改善する方法を確立し、アナウンサー、芸人、議員、弁護士、経営者から学生、主婦まで広く指導。克服へ導いた受講生は7万人を超える。2014年、全国初の元あがり症によるあがり症のための協会「一般社団法人あがり症克服協会」を発足、理事長に就任。全国各地のカルチャースクール、学校、団体で年間200回以上の講演活動を行い、テレビ出演も多数。著書に『12歳から始めるあがらない技術』(秀和システム)、『1分のスピーチでも、30分のプレゼンでも、人前であがらずに話せる方法』(大和書房)、『人前で「あがらない人」と「あがる人」の習慣 』(明日香出版社)などがある。

「2023年 『12歳から始める人見知りしない技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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