自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義

  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479795315

感想・レビュー・書評

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  • 大切なのはコア・プロジェクト

  • ハーバード大学教授が書いたパーソナリティ心理学の解説書。

    少し複雑でありながらも簡単な心理テストを通して、解説されて、今まですごく自分の狭い価値観の中で判断して、見ていたことが実はそういうことだったんだと心が軽くなって面白かった。

  • 個人の評価基準(Personal Contructs)
    多様な評価基準を持つ・変化させることでうまく対処できる
    考えを改めるのではなく「メガネ」を変えるのだ

    パーソナリティを判断するうえで有効なテスト
    BIG5 TEST
    ①誠実性
    ②協調性
    ③情緒安定性
    ④開放性
    ⑤外向性

    セルフモニタリングテスト
     高い⇒状況に合わせる
     低い⇒自分に従う

    ハーディネス(心のタフさ)
    commitment
    control
    challenge
    ⇒一方で、敵意が根底にある人(typeAの人)は逆に攻撃的となりすぎることも。

    パーソナリティ特性
    生まれた持ったものもある
    しかし、誰しもが大切なもののためには別のキャラクターにもなれる
    =「自由特性」セルフプロジェクトが行える
    ただし、本来の自分に戻れる「回復のための場所」も必要

    ・多面的な自分を受け入れる
    ・柔軟に物事を捉える
    ・前向きに豊かになれる
    ・リフレーミング(新しい視点で解釈)する
    ・パーソナリティプロジェクトを追求する
     (日々自分が継続しているもの・計画・実行するもの)
     コアプロジェクトは?見直す

    <感想>
    心理テストや心理学、漠然と興味を持っていた分野。
    自分はどういう人間なんだろうか。
    心理テストでそれなりの事を言われると納得したり、妙にうれしくなったりすることがある。
    一方で人に「こういう人だよね」と少し違ったように決めつけられると、
    反感したくなる気持ちもある天邪鬼である。
    しかし、この本を読んでみると、人間や性格というものは何か一つの言葉ではくくれない。
    あるいは状況に応じて内向的な自分も外向的に見せることがあるなど、それが変なことではないと分かる。
    逆に言えば、自分も人を理解しようと思ったとき、理解しきれないのは当たり前だが、同じように決めつけない、その多面性を受け入れることが大事であると再認識した。
    おそらく誰でも自分と同じように相手も決めつけられることは好きではないだろう。
    他者肯定や他者信頼に繋がる考えの一助になると感じた。

  • まあまあ面白かったです。何回か読み返して勉強していきたいと思いました。

  • 226 ぶろぐ
    235 最後 Twitter

  • 自分が日常生活において無意識にもっている評価基準で、物事の見方が狭くもなり広くもなる。

    いくら内向的であっても、自分を演じることで可能性が広がる。演じることは、自分に嘘をついているのではない。

    内発的動機に基づいて行動をしていなければ、長期間において負荷は大きくなる。その時、自分の逃げ道のような場を作ることでストレスが軽減される。

  • 『自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義』
    ブライアン・R・リトル

    彼の考えてることがわからない。何故彼女はわかってくれないのか。
    このような経験は自らが偏った『価値観』で物事を捉えているからである。
    その違いを乗り越え物事を異なる価値観で見つめ直すにはどうすればいいのか。
    本書では、人間が持つポジティブな側面に注目した人間心理学を基に、自分を知り、時には自らを変えることで、人生を懸けたプロジェクト達成への道を示す。
    序盤では、価値観が異なるとは具体的にどういうことなのか。自分の性格を5つの要素で定量的に知ることができる。
    その上で、中盤では自らの性格を状況に応じて『自然に』変えることができると述べている。
    そして、終盤にはこれまでの内容を踏まえて、自らが人生を懸けて達成すべきプロジェクトへの向き合い方を示し本書を締めくくっている。
    この本の内容で興味深い点は世間一般では優劣がつけられている性格、価値観に対して、それぞれメリット、デメリットを説明し、一概に優劣をつけていない点である。例えば情緒安定性や、協調性、柔軟性などの有無に関してもそれぞれ利点があることを述べている。
    この本は人間関係で悩む人、あるいは周りを巻き込んでプロジェクト達成を目指す人にとって進むべき方向を示してくれる一冊である。

  • まず初めにこれはこの本への批判ではないということを理解して欲しい。

    2、3週間頑張って読み進めたが、なかなか読むペースも意欲も上がらず、読むのを諦めた。本の言葉が私にとって難しすぎたのか、それとも翻訳の仕方が分かりづらすぎるのか。どちらにせよ、読んでいて辛かった。この感覚は「嫌われる勇気」のときも感じ、数年後の今では「嫌われる勇気」の本が感動するほど好きな本になった。それと同じように、この本もまた数年後に挑戦してみたい。

  • 他人をみるときの評価基準は、見る側の「パーソルコントラクト」によって左右される。つまりパーソナルコントラクトが少ないと偏った見方になってしまうため、複数の基準(価値観)をもっていることが望ましい。

    つまり、他人も自分も1つの性格に当てはめるのではなく、いろんな性格を持っていると考えることができる。

    性格には、以下の3つの気質がある。
    ①生体由来の気質(遺伝的なもの)
    ②社会由来の気質(社会環境で求められるもの、後天的に身についた気質)
    ③個人由来の気質

    中でも③の個人由来の気質は、本人が自身の目的「コア・プロジェクト」を達成するために自信を形づくる特質であり、大切な要素となっている。

    本書を通して、他人、そして自分自身をより広く寛容に受け入れることが出来るようになります!

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