超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

著者 :
  • 大和書房
3.61
  • (72)
  • (142)
  • (148)
  • (34)
  • (4)
本棚登録 : 1937
感想 : 188
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479795612

作品紹介・あらすじ

AI時代の「生き方」「働き方」「生活習慣」はどんな形なのか-気鋭の若手学者が丁寧に描き出す「未来のキーワード」を紹介。"現代の魔法使い"と称され、今、世界でもっとも注目される日本人研究者、待望の書き下ろし!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み

  • 時代の変化が激しい中で、その時代を広くとらえた本書は自己のモチベーションを高めるものとなりました。

  • これからの時代の見方について、スキルと、心づもりを表したもの
    見慣れないカタカタ用語で読み進むのが、大変でした。

    超AI時代の生き方
    超AI時代の働き方
    超AI時代の生活習慣 が構成です。

    印象に残ったのは、

    これからは、スペシャリスト
    優位性をアピールする
    テクノロジー恐怖症とどう向きあうか

    です

  • バーナード・べケット『創世の島』があまりに良かったので、AI絡みに助走を得て本書を読もうとしたが、、やはりダメだった。

    なぜ不快感がわくのか自分でもよくわからないのだが、気になるのに、著者の言葉遣いが苦手で素直に文章が頭に入ってこない。
    動画だと話を聞いてもそんなに違和感はないのに、結局著書は一冊も読み切れていない。

    カタカナを多用する人は、意識高い系だけではなく、根っからの研究者(日常的に英書を読むので頭の中が日本語と英語でごちゃまぜになっている)もいるのはわかっているのだが。
    百歩譲って、彼の「言葉遣い」が苦手なのはそういう次元の話だけではないのだと思う。…魔法?
    突飛な論理展開?言葉選択の感性や無邪気さ?(例えば、目次の章立て。見るだけで酔いそう…)

    またしばらく積読行きだが、きっとこの気持ち悪さが私に欠けている類の感性だからこそだと思うのでいつかはちゃんと読みたい。

    (蛇足。賛否両論ありそうですが、この人の父親があの人だからこそ、不思議な感慨をもって、読むことを放棄しないのかもしれないと思ったりもする。

  • 結局何が言いたいのか分からなかった。(私が馬鹿なだけなのかもしれない)グローバルとローカル。現代で必要なのは資格を取って大きな分野中で競走するレッドオーシャンよりもオンリーワンを活かしてナンバーワンになるブルーオーシャンの方が活躍しやすいのは分かる。AIに合理的な仕事をさせて、人間にとって必要な非合理的な行動は人間が担う方法と、AIを支配する側の人間になる方法。そのどちらも良くてあとは個々人の仕事のやりがいとそれに伴う報酬(ギャンブル的な報酬、コレクション的な報酬、心地良さの報酬)を吟味して職業を選択する必要がある、というのも分かる。でも、結局私たちはどうしろと言うのだ。「遊び」が取り入れられた職業を選択すべきとあったが、新卒で企業に勤めるとなるとそれは土台無理な話になる。起業でもしないと無理だろう。じゃあ私たちは企業に背を向けて起業するべきなのか(決してギャグじゃない)というとそういうことでもない。企業に勤めている人でも企業を利用して自己実現を成し遂げた人もいるし、企業理念を成就させたいと本気で思ってる人もいる。だから「遊び」を活かせる場所はどこなのかは一概に言えないし、正解はどこにも存在しない。私たちは今AIの洪水が押し寄せる汀渚に座していて、波に向かってダッシュ&サーフィンするか全力で逃げるか、あるいは波に飲み込まれた時なりの対策を練って浮き輪か酸素ボンベでも用意するかの選択を迫られている。この本はそういう危機みたいなものをチラつかせただけで解決策は何も教えてくれなかった。(そういう本なのだ、と言われたらそれまでなのだけれど…)
    あと、横文字多すぎてよく分からない部分が多かったし、文脈が微妙に間違っているところも目立っていて残念だつた。
    軽い好奇心?程度に読むのが吉かもしれない。

  • ワークライフバランスからワークアズライフへの転換
    マインドセットの変換点

    「人間vs.機械(AI)」ではなく「人間vs.機械(AI)親和性の高い人間」です
    「AIが仕事を奪う」
    これは否定論肯定論双方ありますがどちらも正しいということです。
    これからはAIや機械に親和性の高い人が仕事を得て親和性の低い人が機械化された残りの仕事を奪い合う形になるということです。

    あらゆるものを「ググればわかる」「一度は自分で解いてみたことがある」レベルにしておく
    本書でも書かれているのですがなんでもできるゼネラリストはAI時代には不要になっていくとあります。
    そのためにも自分の興味ある能力を伸ばせと。
    ただそれは平均的な能力がある前提なんですよね。
    だって少なくとも読み書きができなかったらググることすらできませんから。
    解いたことのある問題を増やしてどのような質問にもある程度対応できるレベルにしておかないといけないと思います。

  • AIをはじめとしたテクノロジーを軸に書かれている本だけど、内容は落合陽一的人生哲学みたいな感じだった。

    他の本でもよく書かれているけど、テクノロジーの発展により、趣味とか日常的に行っていることが仕事になる時代になっていくらしい。(インフルエンサーとかまさにそれ。)
    そのことから仕事を仕事として捉えるのではなく、趣味の延長(というか快感の得られるもの)として捉えるワークアズライフを落合陽一は提案している。

    仕事を楽しむコツとしては適度なストレスと報酬(コレクション的報酬・ギャンブル的報酬・心地よさの報酬)が重要らしい。わかるかも。
    趣味を3つ持つこと、自分から発信すること、趣味がどのようなコンテクストでうけるのかを意識して取り組むこと、何かで1番になることも大切らしい。

    AIに奪われない仕事はクリエイティブな仕事だと言われているけれど、AIは1を10にする仕事がむしろ得意だから、人間は趣味や知識のフックを組み合わせてターゲットを絞った価値を生み出していくべきとのこと。
    初めて読んだ2020年の当時はよくわからなかったけど、0から1を作る複合的なものの見方は人間にしかできないと思うので納得できた。

    以下、当時読んだ時のメモ。
    -----
    落合陽一が好きという割には情熱大陸をみたりツイッターでフォローしているくらいしか彼の情報を得ていないので読んでみた。
    一応AIをはじめとしたテクノロジーを軸に書かれている内容だけど、落合陽一的人生哲学みたいな内容だった。他の本でもよく書かれているけど、テクノロジーの発展により、趣味とか日常的に行っていることが仕事になる時代になっていくらしい。(インスタのインフルエンサーとか見てるともうそういう時代がきていると思う。)だから仕事を仕事として捉えるのではなく、趣味の延長(というか快感の得られるもの)として捉えるワークアズライフを落合陽一は提案している。仕事を楽しむコツとしては適度なストレスと報酬(コレクション的報酬・ギャンブル的報酬・心地よさの報酬)らしい。わかるかも。趣味を3つ持つこと、自分から発信すること、趣味がどのようなコンテクストでうけるのかを意識して取り組むこと、何かで1番になることも大切らしい。
    あとはAIに奪われない仕事はクリエイティブな仕事だと言われているけれど、AIは1を10にする仕事がむしろ得意だから、人間は趣味や知識のフックを組み合わせてターゲットを絞った価値を生み出していくべきとのこと。正直ここはあまりよく分からんかった。

  • VUCA時代における落合流の生存戦略

    ・ワークアズライフ

    ・ブルーオーシャン
    →サーベイが重要。淡々とやり続ける。やっている事を疑わない。隣の芝生は見ない。

    ・「べき」論の脱出
    →尊敬してない人には年上でも敬語は使わない。話してる最中にスマホいじってOK

    ・ゲーミフィケーション
    →報酬の設定から問題設定と解決を立ててみる

    ・ギャンブル性
    →射幸心を煽るものがなければ即断捨離

  • ◉「好きな遊びを考えたり、好きなことでアウトプットしていることを分析すると、それが「その人らしさ」を作るということだ。」(P75)

  • とても良い本。ググりながら読破。
    新卒で今の会社に入り、少しずつ仕事を覚えてきて、心を失いかけそうになった2年目前半くらいに出会いたかった本。

    ワークライフバランスという言葉に違和感を感じたことがなかったが、自分の思い描いているものはワークアズライフの方だった。
    多くの人からすると、ハードルが高いのかもしれないが、この考え方を理解し、推進したい。
    この考え方をベースにし、主体的に働く、生きるということが人間らしいと思った。
    そういう人たちが集まり、絆ができ、良い社会になっていく。そんな社会にしていきたい。

  • 2021年2冊目
    序盤終盤はすこし難しかったけど、とても読みやすかった。報酬のうちギャンブル・コレクション・心地よさのどこに自分が特に喜びを見出せるかを考えたり、あるいはこれらのいずれかが組み込まれるように設計工夫しながら物事に取りかかることで継続することができる、というお話はなるほど!と思った。 私がこれまでの人生におけるあらゆる物事に対して、モチベーションの波がたいしてなく、いつでも同じようにコツコツ取り組めてきたのはコレクション的報酬を中心としてこれら3つのバランスがいい塩梅だったのだろうなと考察。

全188件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

メディアアーティスト。1987年生まれ。JST CREST xDiversityプロジェクト研究代表。
東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。
筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターセンター長、准教授、京都市立芸術大学客員教授、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学特任教授、金沢美術工芸大学客員教授。
2020年度、2021年度文化庁文化交流使、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサーなどを務める。
2017~2019年まで筑波大学学長補佐、2018年より内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員、内閣府「ムーンショット型研究開発制度」ビジョナリー会議委員,デジタル改革関連法案WG構成員などを歴任。

「2023年 『xDiversityという可能性の挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

落合陽一の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ベン・ホロウィッ...
シーナ・アイエン...
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×