超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

著者 :
  • 大和書房
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レビュー : 139
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479795612

作品紹介・あらすじ

AI時代の「生き方」「働き方」「生活習慣」はどんな形なのか-気鋭の若手学者が丁寧に描き出す「未来のキーワード」を紹介。"現代の魔法使い"と称され、今、世界でもっとも注目される日本人研究者、待望の書き下ろし!

感想・レビュー・書評

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  • 結局何が言いたいのか分からなかった。(私が馬鹿なだけなのかもしれない)グローバルとローカル。現代で必要なのは資格を取って大きな分野中で競走するレッドオーシャンよりもオンリーワンを活かしてナンバーワンになるブルーオーシャンの方が活躍しやすいのは分かる。AIに合理的な仕事をさせて、人間にとって必要な非合理的な行動は人間が担う方法と、AIを支配する側の人間になる方法。そのどちらも良くてあとは個々人の仕事のやりがいとそれに伴う報酬(ギャンブル的な報酬、コレクション的な報酬、心地良さの報酬)を吟味して職業を選択する必要がある、というのも分かる。でも、結局私たちはどうしろと言うのだ。「遊び」が取り入れられた職業を選択すべきとあったが、新卒で企業に勤めるとなるとそれは土台無理な話になる。起業でもしないと無理だろう。じゃあ私たちは企業に背を向けて起業するべきなのか(決してギャグじゃない)というとそういうことでもない。企業に勤めている人でも企業を利用して自己実現を成し遂げた人もいるし、企業理念を成就させたいと本気で思ってる人もいる。だから「遊び」を活かせる場所はどこなのかは一概に言えないし、正解はどこにも存在しない。私たちは今AIの洪水が押し寄せる汀渚に座していて、波に向かってダッシュ&サーフィンするか全力で逃げるか、あるいは波に飲み込まれた時なりの対策を練って浮き輪か酸素ボンベでも用意するかの選択を迫られている。この本はそういう危機みたいなものをチラつかせただけで解決策は何も教えてくれなかった。(そういう本なのだ、と言われたらそれまでなのだけれど…)
    あと、横文字多すぎてよく分からない部分が多かったし、文脈が微妙に間違っているところも目立っていて残念だつた。
    軽い好奇心?程度に読むのが吉かもしれない。

  • ワークライフバランスからワークアズライフへの転換
    マインドセットの変換点

    「人間vs.機械(AI)」ではなく「人間vs.機械(AI)親和性の高い人間」です
    「AIが仕事を奪う」
    これは否定論肯定論双方ありますがどちらも正しいということです。
    これからはAIや機械に親和性の高い人が仕事を得て親和性の低い人が機械化された残りの仕事を奪い合う形になるということです。

    あらゆるものを「ググればわかる」「一度は自分で解いてみたことがある」レベルにしておく
    本書でも書かれているのですがなんでもできるゼネラリストはAI時代には不要になっていくとあります。
    そのためにも自分の興味ある能力を伸ばせと。
    ただそれは平均的な能力がある前提なんですよね。
    だって少なくとも読み書きができなかったらググることすらできませんから。
    解いたことのある問題を増やしてどのような質問にもある程度対応できるレベルにしておかないといけないと思います。

  • AIについて学びたいと思い読み始めたが、これからの時代を生きる人類のための哲学書といった感じ。
    専門用語が極力排除されていて読みやすい。
    私がブクログに読んだ本を記録しているのもこの本の言い回しを借りると「コレクション的な報酬」が快感であるからだろう。



    個人的に好きだった部分↓↓↓
    ・何事も「ギャンブル的な報酬」を意識すると継続性が生まれやすい
    ・無駄な手間をどんどんAIに代わりにやってもらうといい。どうしたらもっとラクになるか?どの段階を機械に代替してもらえるか?それを常に考える癖をつけることが大事。人間らしい頭の使い方に時間を投資するべき。
    ・趣味、遊びでも完成物が残るものは社会に評価されやすい
    ・生み出す過程の中で「誰が欲しいのか」「なぜ、それが必要なのか」を常に意識すれば、自然と求められる製品(もしくは能力)が生まれ、広報戦略が必要なくなる。出口をベースに入り口を考える。ごり押しの売り込みは需要のない商品を売り込むということ。詐欺!
    ・中間的な仕事がコンピュータに代替されやすい
    ・機械は「具体的」な、人間は「抽象的」なことを理解しやすい。具体化が仕事なのはプログラマー、抽象化が仕事なのは研究者。
    ・シンギュラリティ以降、自分で発信しないと喋れないと同義(例えばSNS)
    ・フリーランスは政治にも精通してなきゃダメ。自分の身を守れない
    ・「専門性のあるスペシャリストでありバランスよく知識を持っているジェネラリスト」であるといい。スペシャリストであることはこれからの時代は大前提。ジェネラリストなだけの人間に価値はない。
    ・ストレスの原因は極力排除しよう。他人と自分の比較は無意味
    ・体が資本だから運動しよう
    ・人間の身体はタンパク質コードによって記述された有機的機械である。「機械は人間になりえない」という根拠のない思い込みもある意味宗教なのかもしれない。
    ・これからは計算機ネットワークに親和性の高いデジタルヒューマンを目指すべき

  • ▼内容
    ・AIによって働き方や生き方が変化するこの時代にどんな考え方・物事への捉え方をしていくべきか簡潔に記載された本
    ▼印象に残ったところ
    ・人間は「競争」と考えると、勝負するという考えが強くなるので、データさえあれば機械の方が強くなる
    ・サーベイ(調査)が重要で、「これは誰がやっているのだろう?」と思ったらすぐに見つかる。先に越されたとしても、「そこから自分はどういう価値を足せるかな?」と考えるマインドセットを持とう
    ・自分は個体として、何が好きなのかを把握すること
    ・何においても、少しのギャンブル性を取り入れてみる⇒俺はちょっとヤマを張った提案をしてみよう、とか
    ・問題・解決・報酬という3つをきちんと回せばなんだって遊びになる
    ・あなたは何の報酬で喜ぶのかということを意識して、「遊び」として人生をデザインしていくことが、これからの時代のキーワード
    ・3つの報酬ーギャンブル的報酬(射幸心)・コレクション的報酬(収集欲)・心地よさ(気分の良さ・体感から来る喜び)
    ▼感想
    ・自分に考えもしなかった発想・考え方を多種多様知れて面白かったし、ギャンブル性を取り入れることにおいては実生活でも意識してみたい。

  • とてつもない疾走感。読み始めたら、一気に最後まで。時代の変化のスピードを読みながらに感じられる。AI時代の生き方や経営に触れた書籍は多いが、この本はそのジャンルでトップの部類に入る。

  • 最近は少子高齢化でお先真っ暗な日本の未来に備えるって新書ばかりだったので、もっとポジティブに未来IT志向になるために読んだ。

     

  • 自分に自信が持てるようになった本。
    読むまでに自分の中で考えてたことを全部詳しく書いていて、それに対する解決策などもあって、この本のせい(おかげ?)で指針が180度変わった。
    この本に会ってなかったら、多分人生つまらないものになってた

  • 来るべきAI時代をどう生きるか。まことしやかに語られている「AIに支配される脅威」という論調に無暗に踊らされることなく、AIと上手に共存するべく前向きに考えよう。そのために必要な物事の考え方とは?を語った一冊。
    AIを使い倒すことで無用な作業時間を削減し、空いた時間で非合理を楽しもう。その中で、自分に効く遊び(報酬系統)を見定め、ワークとライフのバランスを取るのではなく、ワークアズライフとなるような独自の道を進むべし。人間は「こうあるべき」という「べき論」は意味をなさなくなる。自分自身の「人生の指針」をしっかり持つことが重要、ってな内容。
    自分自身がエモく感じることって何かを、しっかり考えて行きたいと思います。

  • シンギュラリティ(2040年)の到来に向けて、我々がこれからどう生きていくべきか、どう共存していくべきかが記されている1冊。
    今後、ブルーオーシャン(未開拓な市場)でマインドセットを意識して、どう切り開いていけるかが重要。

  • 0015『超AI時代の成長戦略』落合陽一

     全部理解できたわけではないけれど、とても面白かった。

     『今人類は壮大な子育てをしている』上で、これから目指すべきは
    『ユートピアでもディストピアでもなく、プロトピア』。
    未知なるものを知ろうとせず、ただ恐れる人たちにとっては脅威かもしれない。
    そしてその恐怖は、時に暴力的になる。 

     ただ闇雲に「仕事がなくなるかもしれない」と恐れて攻撃するのではなく、
    自分の生活にどう活用していけるかを皆で考えられる社会になったらいいな。

     やっぱり落合さん大好きです。

  • 新時代のパラダイムシフトがうまくまとまっていると思う。ユヴァルノアハラリのホモデウスの、ちょっとスケール小さいバージョンな感じ。

  • 落合さんの本、初めてだが面白い!読み止まらない。

  • 第1章はいまいちだが、2章以降は比較的納得がいく。
    ただ言葉使いが独善的な様な気がする(つまり分かりにくい)

  • ニッチな世界でのNO.1…
    読んだ段階ではまだピンときませんが、
    ちょっと探してみることにしてみましょう。

  • 何冊か読んだり、落合さん記事を読むことが多くなったからか、比較的頭に入りやすかった。

  • とても面白かった。
    面白すぎて、途中で精読する読書会の開催を決めてしまった。

    個人的には1章がいちばん色々考えさせられた。
    エピローグはとりあえず流し読みしてしまったので、また読み返そう。

    メモをいっぱい取ったので、あとでまとめてブログにあげよう。

  • 人間の体が器械と区別がつかないものであることは当時の科学も推測された。では人間らしさ、自分らしさとは何か。
    現代では、個人が何者かになろうとすることが善であるような考え方に支えられた人間性を持ち続ける必要はない。コミュニティを作って 、そこで自分らしければいいのではないかという 「世界を狭める考え方 」をすれば 、自分らしさが定義できる。
    日本の高度成長期以降のように、全員が発言力を持ち 、集団の意見は多角的なことを全員が全員決めていくことになると 、統計から指標を決定していくのも同じものしか残らず 、真ん中の中間層に集約してしまう。
    これからは、自分の価値基準を自分で作って 、自分で何か価値を決めて信仰していくということなので 、それは意識してやっていかなくてはいけない。
    そこで、仕事になる趣味を3つ持つことが重要になる。なぜなら、人間の趣味性が個人の色をつけていくからだ。趣味や遊びのゲーム的性質は、射幸心としての 「ギャンブル的な報酬 」と 、収集欲としての 「コレクション的な報酬 」 と、「心地よさの報酬」に分けられる。自分が何に報酬を感じ取るか把握しておく必要がある。
    そして仕事にするためには、何らかの分野で 1位になる 、もしくは 、ニッチを制するということに非常に価値がある。
    現代生活習慣のストレス対策にも報酬は有効であるが、主体性を追い求めすぎるとストレスフルな状態になる。「無為自然な感じに生きる 」というのが最もストレスを感じない 。「自分が主体的だと思わない 」ということだ。そういったコンプレックスもコミュニティの中で自分らしさを出せばいい。
    テクノロジ ーの変化が私たちに求めようとしている事実は 、おそらく次の 4つだ 。 1 .身体はタンパク質コ ードによって記述された有機的機械である 。 2 .心はやがて人工知能によって実証され解体され記述され得る関数である 。 3 .五感を再構成することで個人やコミュニティによって違った現実を定義しうる 。 4 .計算機発展以降 、ヒトは世界を観察し解釈を与えうる唯一知性ではない 。
    バベルの塔以来、言葉と地を散らされた人々は、今 、テクノロジーによって、全地の言葉を理解し 、身体性を獲得しようとしている 。散らばった人を再び集め 、元あった世界を望む人々を解体するための大きな塔を建てるだろう 。

  • ・ワークアズライフ
    ・ストレスありなしバランスが大事
    ・“グローバル”ニッチ戦略→世界で自分らしさを見つけるのは困難→自分らしくあるコミュニティを作る↔︎時代の中で自分らしくある
    ・一人一人がブルーオーシャンな考え方をし、競争しない
    ・ギャンブル的ストレス報酬 ドキドキと喜び→ハマる

  • 本書を読んでシンギュラリティ(機械の知能が人間の知能を超えること)についてより深く理解し、時代の変化に対応する必要があると感じました。

    著者は、AIの発達により機械が代わりに仕事をするようになると、自由に使える時間が増加し、その時に自分の趣味を仕事とすることが可能な「ワークアズライフ」の時代が来る、と述べています。

    そして、没頭するような趣味のメカニズムは、
    ・ギャンブル性(うまくいくか分からないことに挑戦し、ドキドキする感覚)
    ・コレクション的(積み上がっていく感覚)
    ・心地よさ
    の3つが大切な要素であると書かれています。


    私は今の仕事が大好きで、「お金を支払ってでもやり続けたい、最高に面白い」と心から感じています。

    本書を読み、今の仕事がこの3つの要素を満たしているから、のめり込むことができているのだと気がつきました。

    それらは会社員として勤めていた時の仕事では得られなかったであろうものもあります。

    そしてこれからの時代の変化により、さらに面白い人生を自分が選択していきたいと感じる一冊でした。

  • 「AI」「人工知能」はバズワードでありつつも、(その内実が「知能」と呼べるものかどうかはさておき)実際に生活に浸透している。
    そんな現在、
    「機械の管理によって人が働かなくてもすむような明るいディストピアは願ってもやってこない」
    「「AIはAIとしての仕事を、人間は人間らしいクリエイティブな仕事をすればいい」という論調が僕は嫌いだ」
    という著者による、AIがさらに浸透していく時代の生き方論。

    AIがどこまで進化していったとしても(そしてそういうSFを読んでも)、人は人/AIはAIといった二元論にはならず、人はAIの監獄に置かれるようにはならない。逆に
    「機械との親和性を高めコストとして排除されないようにうまく働くか、機械を使いこなした上でほかの人間から職を奪うしかない」
    という筆者の主張には納得できる。
    それを前提として、いかにAIの入り込まないニッチなブルーオーシャンを見つけるか、自分でシステムを設計して自分の土俵を作ってしまう考え方は、現時点においても、または現時点から始めるべき思考法であり、その意味で一読に値する。

    ただし、ノウハウ集のように明日からすぐできることが記述されているのではなく、フレームを説いた内容であるため、「トップ・オブ・トップにならないと意味がない」など、一朝一夕には飲み込みにくい事項が多いことには注意が必要。

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著者プロフィール

落合陽一(おちあい よういち)
メディアアーティスト、研究者。2015年より筑波大学図書館情報メディア系助教、デジタルネイチャー研究室主宰。2015年Pixie Dust Technologies.incのCEO。2017年から筑波大学学長補佐、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。2017年12月からは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社による筑波大学デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長 及び 准教授を兼務。代表作に、最初の著書『魔法の世紀』、『日本再興戦略』『デジタルネイチャー』など。ほかにも様々な作品と著作に関わる。2019年9月7日、『2030年の世界地図帳』を刊行。

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