ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち
- 大和書房 (2018年2月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479796343
作品紹介・あらすじ
今の生き方、いつまで続けますか?日本在住17年の著者による、ゼロから1を創り出す方法。
感想・レビュー・書評
-
中身のつまった読みでのある書でした。
メッセージは、「変化は突然やってくるので、次の可能性に備えよう」です。
ポーランドに生まれ、共産主義から資本主義へ、先進国の自国の経済破壊のため、
欧州から日本へ。モルガンからグーグルへ転職した異色の著者の書。
章立ては次の通りです。
①2020年代の成功者とは
②つねに学び、自分をアップデートする
③決断は直感で。早く動いて結果を出す
④会議・チーム作りは、アウトプットから逆算する
⑤スプリントのリズムで体調を管理する
⑥人材をめいっぱい活かす企業のやり方
人の引用、関連書との連携などが多く、イメージが付きやすかったです。
印象に残ったことばは、以下です。
・パフォーマンスと相関関係があるのは、挫折経験
・直感で決断した後にやるべきことは、反省。そうすれば、「迅速な判断」となる
・簡単な仕事をしている人ほど退職しやすく、難しい仕事をしている人ほど長く仕事を続けている
・コミュニケーション能力は、結果で評価される
・「一番できる人がリーダの時代」は終わりつつある
・信頼関係を築くには、努力をほめること。
・人が幸せに働き続ける5つの段階
①自己認識⇒②自己開示⇒③自己表現⇒④自己実現⇒⑤自己効力感 等々詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022/03/10
ガンホーを手がけた孫泰造(孫正義の弟)が絶賛したピョートルさんのお話。
シリコンバレーの超エリートがシリコンバレーやGoogleでの考え方を、分かりやすく現代の変化の激しい時代での生き方を教えてくれた。
エリートが着る「スーツはカッコいい」とイメージだったが、「スーツがださい」という価値観のシリコンバレーは衝撃的。。
時間効率を良くする具体的なアイディアが載っており、「快楽」と「教養」どちらも学べる素敵な本でした。 -
成功の定義は持続的に成長していること。
オールドエリートは地位みたいなもの。
ニューエリートは当たり前や課題に気付き、変えようと努力し、結果を出す人のこと。
【3ポイント】
自己実現=生きる意味=他者貢献
①自己認識
②自己開示
③自己表現
ビジョン、ミッション、パッション
自己効力感=自分にはできる
達成経験
代理経験
言語的説得
想像的体験
仕事に対するワクワク感が確実に高まる。
メンバー同士で自己効力感を高める仕組みを。
やりがい
「目的」 仕事に意味があるか
「成長」 新しいことを学べるか
「自主」 選択肢が増えるのか
これらに気付けるかどうかが大切になってきそう。
こうまとめてみると、当たり前のような内容になってしまった。
これらに気付き、行動に移せるかどうかの違いなんだろうなぁ。
-
Googleの採用基準p167
T字型人材 軸があって広い視野を持つ
π字型人材 2軸あって広い視野を持つ
H型人材 ト 1軸あって他の専門性と繋ぐ横棒を持つ
ブルーカラーワーカー(作業着工場系)
ホワイトカラーワーカー(白シャツ着てるオフィスワーカー)
2018年コロナ前の啓発本だけど新しい言葉が知れて読んで良かった!この本のおかげでGWは心置きなく仕事から離れられた -
とても読みやすかった。
自己啓発書にはなるのだろうけど、働く大人としての生き方指南的な哲学っぽい部分もあり考えさせられた。
会社から期待される事、評価してもらえる事と自分が目指したいものに社会人になってからずっとギャップを感じてきたけど、6章で日本企業の人材育成の為の問題点を説かれた時に自分の感じてた違和感が言語化されたようですっきりした。
考え方や働き方を変えたいと思わされる部分が沢山あり付箋だらけになった。これからも読み返したいと思う。
今の働き方に違和感を持っているけど上手く言語化できない方、就活、転職活動中の人におすすめ。
-
仕事への向き合い方が変わる本
仕事とは課された義務であり、そして必ずそれは大変で苦痛を伴わなければいけない。楽してお金は稼げないのだから。
そんな仕事熱心日本人の根っこにはびこった、仕事観みたいなものをバシバシとぶった斬っていく。
・楽しんで仕事した者が勝ち
・リーダーシップは管理職だけではなく、全員に必要なスキル
・自己開示の重要性
などなど…
なんだか明日から仕事が楽しくなってきそう?
いや楽しくはなくても、もし「〜すべき」「周りが〜だから」など、職場の慣習やしきたりに辟易してる人が居たら、この本を読めば自分の仕事への向き合い方が変わってくるはず。
少なくとも私にとっては、最近読んだ本の中でも唯一付箋を多く貼って、読み返す準備をした本と言えるだろう。 -
変化に強い、学習主義、社会貢献、オープンな人間関係、ミニマリズム
本業以外の取り組み
don't be evil Googleのスローガン
自己実現ないなら、自分か現場を変える
詳しい人と連絡を取り合う
日本人はフィードバックが足りない
ありがとうで終わらせるのはもったいない
自己実現
趣味もしごとも行動する
だれもやってないこと自分にしかできないことをやるべき
コミュニケーション能力の評価基準は相手が行動してくれたから、のみ
アウトプットに不要な人は会議に呼ばない →呼ばれない
g2g グーラーtoグーラー 教えあう
集中する時間を作る -
内定先オールドエリートだらけだけど、型にはまらず、風潮に流されず働きたい
-
ツイッターのような内容。精読より速読で、引っかかるポイントだけ掴んで読み進めた方がいいタイプの本。15分以上要らない
自己効力感を生み出すポイント
1.達成経験
自分自身が何かを達成したり、成功したりした経験
2.代理経験
自分以外の他人が何かを達成、成功したところを観察すること
3.言語的説得
自分に能力があることを言語的に説明されること、言語的な励まし。コーチング要素
4.想像的体験
自己や他者の成功体験を想像すること。外部講演などの機会もこれ -
初めて読む作者の本。読みやすかった。閉塞感がある日本企業、今後の働き方を見つめなおしたりするいいきっかけにもなったが、これから大人になって社会に出ていく子供たちの働き方や仕事のほうがもっと大変になりそうだなぁと心配にもなった。
・あなたのアウトプットは誰かの幸せに貢献しているか?
・今日が人生の最後の日だとしたら、今日やろうとしていることを私はやりたいと思うだろうか(ジョブズ)
・自分の課題を「質問化」しておく。情報を持っている人たちにできるだけ早くアクセスする。アクセスして、情報がもらえるような適切な質問をする。手に入れた情報を元にすぐに実行する。
・直感のセンスを磨く①とにかく小さな失敗をたくさんして経験を積む。②環境を変えて潜在意識を刺激する、刺激のストックを増やす。
・褒めてもらったら、「せび具体的に良かった点を」教えてもらう。3つぐらい。
・何でも面白がると、その場が建設的な方向に進んでいく。
・何もしないまま時間が過ぎていく。あなたはそれを恐れるべきです。
・リーダーシップはメンバー全員が持つべき、0秒リーダーシップ
・優れたリーダーは質問しかしない。
・情報の見える化。
・4つのエネルギーレベルを管理する。体のエネルギー、感情のエネルギー、集中のエネルギー、生きることの意義からくるエネルギー
・人が怒りの感情を覚えるのは、自分が大切にしている価値が攻撃された時。
・集中のエネルギーを整える。フロー状態(「流れ」、意識が最適化できている、集中できている、加えて、心に余裕がある状態。時間を忘れて没頭する状態。)
・生産性が上がる職場環境とは、従業員がフロー状態に入る場づくりができているかどうか。
・人が幸せに働き続けるには
①自己認識をする。②自己開示をする。③自己表現をする。④自己実現をする。⑤自己効力感を上げる。