国語力が身につく教室 できると思われる読解・文章・会話の基本

  • 大和書房 (2019年11月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784479797074

作品紹介・あらすじ

いま、私たちはなぜ、国語力を身につけなければならないのか。

どんなトレーニングをすれば、実用的な力をつけることができるのか。

読解・文章・説明・コメント……どこでも誰とでも自信がもてる、「できる!」と思われる、国語力向上講義!

[本書の7大特長]

【1】
リーディングとライティングに自信が持てない人のための全ノウハウ→これだけ読めば、日本語の基礎力がぐんぐんよくなる

【2】
今の時代だからこそ勧める名作「何から読めばいいか」がわかる
→読書術の大家が「どんな本をどう読むか」を案内!

【3】
これまで見落としていた「会話のルール」を具体的に解説
→1対1に強くなる、沈黙の間が怖くなくなる、誰とでもうちとける!

【4】
独習しにくい「伝わる文章」重要ポイントがしっかり身につく
→4000字以上でも難なく書ける「型」を大公開!

【5】
「こんなに簡単だったんだ」教養を自分のものにする極意
→これなら続けられる!齋藤式・実用的メモ術の決定版

【6】
子供が将来、困らないために覚えておきたい「語彙」も満載
→言葉の伝道師が折れない心をつくる日本語を厳選!

【7】
ここだけでも参考になる!「プラスαのコツ」を123収録
→インプットからアウトプットまで簡単だから、読んだら忘れない!

インプットからアウトプットまで、日本語教育の第一人者が考案した「国語力」を飛躍させるメソッドを体系化!

感想・レビュー・書評

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  • 人間の土台を作るもの『思考力』。その思考力の土台となるのが日本語『国語力』。

    With国語力、生涯をかけて学ぶべきものだと再認識ができた。わかりやすく力をつけるための方法等も記載されており、まさに国語力のある斎藤先生がかいていることもあり腑に落ちた。

    社会人になり年齢を重ねるごとに、『読解力』『文書力』『
    会話力』の必要性を感じる。
    この力を身に着けることができなければ、次のステージに上がることはできない。

  • 「レスポンス力」と「質問力」はコミュニケーションをとるために不可欠な「潤滑剤」。無反応は一番やっちゃだめ!肝に銘じます。

  • 読書の意義をわかりやすく説明してくれている本。
    読書が自身の許容を広げる(=懐を深くする)という感覚は新鮮で、今後の生き方の指標になると感じた。
    語彙力が増えることで自分の思いや相手の考えをより正確に伝えることができ、より円滑な人間関係につながるのだと理解した。

  • ■ この本のテーマ・キーワード
    言語力、国語力、コミュニケーション

    ■ 心に残った一文・言葉
    現代を生き抜く力として、読解力は非常に大きな比重を占めています。言葉の正確な理解に基づいた対話を可能とする能力がある人が、仕事も人間関係もうまくいくようになっているのです。

    ■ 特に印象に残ったことや小さな変化
    読解力、文章力、表現力…。
    もともと読書が好きだった私には、基礎力くらいはついていると思っていたが、実は全く身についていないことに気が付いた。特に「言葉を読み取る力こそが相手を理解し、共感につながる」という話は、今更ながら確かに…!と感じた。

    ■ 感想や読書メモ
    国語は、奥が深い。
    コミュニケーションの一つとして文章を読み解く力、思いを表現する力、そして聞く力についても触れられている。
    人の話を聞くときは、単純に聞き流すのではなく「積極的な受動性」が必要だという。相手の話に好奇心をもって能動的に聴くことを意識したい。
    そして自分がもっと磨いていきたいのが質問力。
    なぜそう言えるのか、を問い重ねる。

  • 「教室」「基本」などの記載が表紙にはあるが
    この本を読んで理解できる人は、既に
    それなりの国語力がある人のような気もします。

    「ていうか」や「でも」という悪癖については
    とても分かります。

    会話の中の要約を推奨していますが、
    その加減や使い所は難しいですね。

    「本は必ずしも全部読む必要はない」という
    本の味わい方は、とても大切だと思います。

    自分のことで言うと、
    「受動的であることにもう少し能動的になる必要がある」なぁと思いました。

  • ☆又吉YouTube/一見意味の取れないショートストーリー学校生活・道真の東風の和歌に寄せて執筆→教養を身につけたくなった→単なる感覚で意味のない文書を書く人は少ないはず・教養があり分かる人にだけ分かれば良いとのメッセージ!  本書のもくじに現文名著…
    ☆読解力,文章力,表現力,会話の対面力,対話力,主張力,生きる構えの自己肯定力,感情自制力,身体感覚/文章力と表現力の違いを意識

    言葉への感度を上げる・名作の読書は効果的なトレーニング
    客観的な要約力を身に付ける
    P25本を読んでいる人の話には脈絡があり,本を読んでいない人の話は脈絡なく進んでいくことが多い。

    高度に知的な内容 ミシェル・フーコー「監獄の誕生」新潮社・田村はじめ
    「意味が分からない」→読み手の読解力不足,本を読む水準に達していない

    印をつけながら読む A→B 変わった A*B 状況が正反対になった

    文脈力 会話中に迷子になったとき,戻ることができる能力/文脈力のある人は話の分岐点を逆に辿れるので,会話の迷子にならない

    人間は,自分の頭の中にストックされた言葉で物事を考える→語彙が少ないと思考が浅い

    夏目漱石「私の個人主義」1914(大正3)年学習院大で講演
    福沢諭吉「福翁自伝」

    400字詰めの原稿用紙で10枚のレポート・4,000字☆新聞の社説は何文字か? 読売の 文字数をイメージしたい!
    新聞の社説 「ここまでは事実」「ここからは社の考え」

    キーコンセプトは3つ ゴールは何か? 終わり方を決めておく

    「味わう」ではなく「こなす」読書☆後に活用できる知識がどこかを意識しながら読む

    語彙が少ない人→悲しい,悔しい(どういうふうにかを説明できずモヤモヤ)→ストレスへ耐性が低い

    走れメロス かの邪知暴虐の王を除かねばならぬと…悪い王

    超絶的な日本語を味わえるたけくらべ(一葉・主人公美登里,僧侶の息子である真如・吉原遊郭・淡い恋愛感情・擬古文)☆5,000円札のうちに読むこと!

    平家物語 小学生に現代語と古文を比較→古文の方が良いと全員が回答/和漢混合文 リズムの良い明文

    「マクベス」 スコットランド王ダンカンの臣下マクベス将軍・荒野で3人の魔女に出会う・自分がスコットランド王になると予言を聞く・野心家の夫人は王の暗殺計画

    口癖チャック あの,ええと,うーん,まあ,あと…自分の話し方を修正すること

    整理能力は話の散らかり具合にあらわれる☆資料完成せず・家でやろう!だるい・時間切れR0411末officeムダ買い
    資料の説明内容をS,A,B,C,D 構造化

    示す資料に問題を提示→一緒に自分の答えも提示 a案,b案→相手の思考時間が短縮

    悪い人ではないが無反応
    良いレスポンス 目を見る,微笑む,あいづち,臍を向ける,胸を開く
    「何か意見は?感想は?」を想定し考えながら吸収すること

    馥郁たる香り(ふくいく・ゆったりとして余裕があり豊かで贅沢な)

    話し好きなのに人間関係がうまくいかない人→質問しない,人の話を途中で遮る,自分の話ばかり,相手の言葉を無視

    受動的であることに積極的になる→積極的受動性 心地よい痛みを味わう構え(指圧,ストレッチ→痛みを心地よく味わう)

    南印禅師のもとへ訪問・聞きたいことたくさん→禅師は湯飲みにお茶・注ぐのをやめないでこぼれる「あなたのアタマと同じです。アタマがすでにいっぱいなので私が何を言ってもほう入りません」
    →心配事,先入観 湯飲みを空にする必要あり 話を聞くためには開かれた間,心のスペース必要

    人の話を聞くとき→ゆるめで 素敵な未熟さ=隙 おバカな面
    人間の頭は,言葉を文字にして目で見ることで初めてハッキリと意識する。

    質問→具体的かつ本質的なものが〇 ×抽象的

    言葉尻,発言の切り取りで批判→語彙力がない人

    二項対立の危険性 仮想敵国→そこまで単純化できるか? 人間は混乱や混沌という状態が苦手・分からないものを一括りにし納得したいと思うクセあり

    かつての日本人→自分の身体の内側に中心を感じることができる中心感覚あり→心理的な安定感

    アイデンティティ→自分が他者とある本質的な部分を共有しているという感覚 大谷のホームランがうれしい☆W杯の代表
    著者に共感する読書体験 著者に私淑する感覚☆ししゅく・直接の教えは受けないがひそかにその人を先生だと考えて尊敬し模範として学ぶこと。

    渋沢栄一 官が高く,民が卑しいのではない。

    P230誰しも,自分が生きている意味を人は確認してくれない,誰も支えてくれないという気持ちに陥ることがあります。…→書く=自己確認 日記を書く事が持つ大きな意味

    知性とは分からないことから逃げない勇気 小学生に微積分は分からない→中学校の数学を飛ばしているから(このルートで学べば分かるようになると教える事)

    カラマーゾフの兄弟を読まずして人間を語るなかれ!(途方もないエネルギーを持った人が大勢)

    P251 複雑な感情はそうやって深く凝縮された言葉によって浄化しなければ,やみくもな怒りとなって暴走します。ネットでただ「許せない。絶対許せない」とやっているだけでは,ひたすら感情がエスカレートして,「あいつを殺す」ということになりかねないのです。
     感情がエスカレートして,無差別に人を傷つける。そうした事件が起こるたびに,私は「太宰治を経験していたら,そんなことにならなかったのに」と心の底から思います。
    …どのみち自尊心がずたずたに破れていくのなら,理想と現実の差を暴力や破壊という安易な方法で紛らわそうという方向にいくのではなく,ギャップを持ったまま生き,苦しみながら文学作品にまで高めた人間の存在を知るべきです。

    日本の文化は腰と肚(はら) 肚を据える

    P255 周りを遮断する癖がついてしまうと,即応する感知力が錆びつき,話しかけられてもすっきりと言葉が出てこなくなったりします。

    裃(かみしも)を脱ぐ→武士の礼服を脱ぐの意☆上と下

  • 人間が成熟していくことの大きな側面は、言葉が成熟するということ。そして言葉を豊かにするためには、読解力、文章力、表現力を磨く必要があるということ。
    具体的な実践例や、ふんだんな名著の紹介があり、腑に落ちる内容でした。
    副題に「できると思われる読解、文章、会話の基本」とあり、「できると思われる必要もないけれど…」と思いましたが、図書館にめぼしい本が見つからず、読んでみることにしました。他者からの評価はさておき、言葉を豊かにすることで、人生が豊かになることには納得しました。名文の暗唱は年齢的に厳しそうですのて、まずは名文メモを始めました。優れた先人に私淑する感覚がもてて心地よいです。

  • 国語力とは日本語力とも言い換えることが
    出来ます。

    日本人で日本語を母語とするのであれば、
    日本語で考え、日本語で他社と意味のやり
    とりをします。

    つまり生きていく上での身につけるべき基
    礎なのです。

    その国語力は多くの要素から成り立ちます。
    読解力、文章力、表現力、語彙力など、現
    代のビジネスパーソンには欠かせないスキ
    ルばかりです。

    さらに自分を奮い立たせる自己肯定力とい
    うものまでありますが、それも学べます。

    日本人にとって必読の一冊です。

  • 国語力は会話力につながる。本を読んだり、コラムを書き写したり、日頃のインプットは大切。年間100冊は本を読もう。

  • めっちゃ為になった。
    私達が当たり前に行う日本語でのコミュニケーション。
    どんな簡単に見える行為にもある程度正しいやり方があることがわかった。今までいかに自己流でやって摩擦を起こしていたかが分かった。
    斎藤先生の本には、「あーそういう場面あるある」と叫びたくなるポイントが多く入っていることに気づいた。共感を呼び起こす。これが読者を引きつける文を書くコツなのか。と勉強になった。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00601970

    語彙の量と質を高める読書法、相手のことを考えてアウトプットする方法、未熟なままの心の鍛え方まで、実用的な国語力を飛躍させる本
    (出版社HPより)

  • 将来、レベルの高い会話をしたいと想い、この本を買ってみた。
    国語力=言語化できる+要約ができる、を鍛えるために日常会話で頭をフル回転して、積極的受動の姿勢で相手の言ったことに3つ質問ができるのが理想であると考えた。

  • 齋藤孝先生の文章は、説得力があります。

    本書は、タイトルに「国語力」とありますが、コミュニケーション力にもつながる内容です。また、自分の考えを論理的に整理する時にノウハウが満載です。

    また、本書でとても良かったのは、各章の間に挟まれている小論文です。構成がハッキリしているので、ほとんど接続詞を使っていらっしゃらないのに、キッチリとした論理なのです。本文中では、トレーニングとして新聞のコラムの書き写しを推奨していらっしゃいます。新聞のコラムより、齋藤先生の小論文を繰り返し書き写す方が効果があると思います。

  • 読解力が、これから今まで以上に大事になることがわかったが、以前からそうだよね。

  • 何度も読み返したい良本です。
    齋藤孝さんの著書には、自分だけでは解決できず、モヤモヤしていた疑問に対する答えが載っている。
    今回の気づきは3点ある。
    ①勉強
    勉強は、基本的に人の話を傾聴することである。自分の考えと異なる他者の意見を受け入れていかなければならない。そのため、知的な我慢強さが身につく。
    ②読書
    語彙力を高めるためには、書き言葉で話すことが大事。書き言葉を学ぶためには、読書が効果的である。
    ③日記
    自分の感情と向き合い、日記に書ける状態まで昇華させる。そうすることで、自己肯定力が高まる。

  • 非常に読みやすかった。インプットからアウトプットの仕方まで分かりやすい解説。国語力=人間力と言っても過言ではないと思う。良質なアウトプットをするためにも、しっかりとインプットする、自分の場合は要約力が弱いのでここを意識したい。

  • 2019/12/30*読了

    一年の締め括りの一冊として非常にためになりました。

    ここ数ヶ月で読書が好きになり、読書を通して読解力、文章力、表現力のレベルをさらなる高みへと引き上げる為に本書を手に取りました。

    心に残った事6つ
    ①会話における文脈は、自分の言っていることに脈略や一貫性があるかどうか、自分と相手の発言が絡み合っているかどうか。
    →言いたいことだけ言ったり一貫性が無いと、伝える能力も低いということですよね。
    ②キーコンセプトとテーマは異なる。自分が書きたい「何か」がキーコンセプト。
    →やるべきことと、やりたいことが明確になっていないから伝わらない書き方になっているんだと思いました。
    ③誰に対して何を言うべきなのかという「立ち位置」を明確にすること。
    →稟議書とか報告書を書く時に意識することですよね。
    ④「社会では、その人の質問によって実力がはかられています。」
    →やっぱりそうですよね…ありきたりな質問ばかりせず、みんなが聞きたいことを踏まえた核心を突いた質問しないといけないですね…頑張ろう…
    ⑤知性とは「わからないこと」から逃げ出さない勇気
    →ついついやってしまいがちな自分はまだまだ未熟だと実感しました。自分のこととして考え行動しないといけないですね。
    ⑥大人になってから学び直すことで、学生時代には分からなかったことが、腑に落ちるようにもなる、これが「伝統的な学力」アイデアがトラブルを解決し、利益や価値を生み出すと考えていけば、「新しい学力」とは対話的でクリエイティブなものであり、これには主体性が必要である。
    →全くそのとおりだと思いました。主体的に行動出来なければ存在価値がないのと同じ。しっかりとやろう!

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著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう・たかし):1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。現在明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書多数、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』(ちくま文庫)、『頭がよくなる! 要約力』『超速読力』『「いいね!」を集めるワードセンス』(ちくま新書)、『13歳からの「学問のすすめ」』、『新聞力』(ちくまプリマー新書)、『こども「学問のすすめ」』『定義』『自分で考えて行動しよう! こども論語とそろばん』『勉強する意味がわかる! こども学問のすすめ』(筑摩書房)ほか。

「2026年 『小学生から知っておきたい よのなかキーワード70』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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