- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479797173
作品紹介・あらすじ
面接において、一番理解しておくべきことは「面接には作法がある」ということです。
つまり、スポーツと同じようにルールがあるということです。
「いやいや実力があれば関係ないでしょ」と思われる方もいるかも知れませんが、そんなことはありません。
昨今の転職市場では、カジュアル面談、ビジネスマッチング会など、惑わされるような機会も多いですが、こと「転職面接の場」には、きちんとしたルールがあります。
一番はあなたがその会社に行く前提「私は入社したいと思っています」という意志を持つことです。
そして、最低限面接を受ける会社のことを調べ、入社したらどんな価値貢献ができるか、お互い確認し合うということが求められます。
本書ではその入り口から出口までを網羅しました。
★書籍ご購入の方へ、100分超の特典動画をご用意しております。ぜひ併せてご覧ください。
感想・レビュー・書評
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休日、福利厚生などの譲れない条件は、しっかりとエージェントに伝えておく
受ける会社が、ただの欠員補充なのか、一緒に成果を出す仲間を欲しがっているのかを見極める。前者ならスキルが身につかないことが多い。
「御社に入るのが夢でした」はだめ。「こういうことをやりたくて、御社に入り、こういうことを実現したい」という先の目標を語ること。
【面接に望む前にやるべき、調べるべきこと】
1 競合他社はどこ?
2 業績がアップトレンドかダウントレンドか
3 自分が面接する動画を撮る
4 面接時はメモを取る
5 ツイッターとYouTubeで社名を調べる、企業サイトのプレスリリースを見ておく。
いつから来れますか→2ヶ月までの間が限度
自分の強み…人に喜んでもらった経験を箇条書きにする
【実際の面接編】
Q 自己紹介お願いします
A はじめまして、〇〇です。前職は〇〇で〇〇の事務をしていました。今回、〇〇の理由で転職を検討しております。よろしくお願いします。
ポイント→キャリアを固有名詞で伝える、1〜2分で済ませる
Q 今回の転職活動はどういう意図ですか?
A 自分自身のキャリアアップのためです。〇〇な未来をつくりたい、より大きく社会に貢献したいと思い、転職活動を始めました。
ポイント→パーソナルな理由でOK。場当たり的にならないよう、未来につなげる理由を絡めながら
Q 職務経歴をお願いします
A 直近の仕事を言う。
Q なぜ当社を選んだのですか?
A 「御社の向かっていく方向に共感しました。なぜ共感したのかと言えば…」
ポイント→自分は〇〇をしたい、から話し始めると、それを実現するのにその会社でなくてもいい理由が出せる。会社に共感したことを先に出す。
Q 志望動機は?
A 企業の理念やビジョンに共感した、という話に集約する。
ポイント→意外と会社は重視してない。未来への動機よりも、過去のことを聞いて素質を図りたいため、ツッコミどころがない程度に練っていれば平気。
Q なぜこの業界にした?(異業種転職の理由は?)
A キャリアアップを主眼に置く説明にする。自分の前職で得た経験をさらに他業界で活かす、のようなイメージ。
Q うちのどこに魅力を感じた?
A ①自分が入ることでお互いに成長できるから。②今後の成長に期待を持てると感じた。
Q 退職理由は?
A キャリアアップしたい、培ってきたスキルを別の業界でも発揮したい
ポイント→ポジティブな展望に焦点を合わせる、程度で良い
Q 自己PRをお願いします
A 「プロジェクトの大小ではなく、どういう役割を担ったか」
Q 最近気になったニュースは?
A その会社のリリース情報や業界について言及し、「御社への影響ってどれほどのもの?」と聞く
Q ご自身発案で手掛けた仕事は?
A なぜそれがうまく行ったのか、ということに自分なりの解釈を持っておく。(再現性があることをアピール)
Q 10年後どうなっていたい?
A 「今〇〇部で推進されている〇〇のプロジェクトに携わり、プロジェクトの規模自体を大きくし、ゆくゆくは部署ができるぐらいに…など。」
ポイント→どれぐらい見通しを持っているかをPR。
Q 仕事で大切にしていることは?
A 「目標から逆算して、確実に予定を決めることです」
ポイント→これで面接は決まらない。普通のことでいい。
Q 5年後どんなポジションにいたい?
A マネジメントタイプ?プレイヤータイプ?
ポイント→採用要項に合わせるように
Q これまでで一番のピンチは?
A 課題の認識と打った手は?
Q これまでの経験をどう活かす?(異業種転職)
A この会社で活躍するイメージ持ててる?
ポイント→前職経験を活かすことにこだわりすぎない。「活かせます。具体的にはこうします。」とストレートに言おう。
Q 仕事で努力したことは?
A 〇〇という成果を出した。そのためにはこういうふうに工夫した。また、課題を自分の手で解決しに行った。
ポイント→再現性と主体性をPR。
Q あなたの強みはなんですか?
A ユーザー目線になれる。
ポイント→自分の活かし方を知ってるか?
Q あなたの弱みはなんですか?
A 配置を決めるための参考にする
ポイント→それを克服できるかではなく、成果を出せる(出せない)仕事は何か?を聞いてる。弱みがあるからいけない、というわけではない。
Q うちでなにがやりたい?
A ①配属先で結果を出し、②もう少し大きい仕事にもトライし、③会社を格上げする仕事もやりたい
ポイント→会社の成長を、段階を踏んで実現するように。
Q いつから働けますか?
A 明日からでも働けます。
ポイント→実際に明日から来て、などはならない。間違いなく御社に行きます、という意思が伝わることが大切。
Q 何か質問はありますか?
A どういう人が活躍していますか?
ポイント→会社で働くことに興味を持ってる、という感じを出す。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
真偽や現場の実践度はともかく後半の質問の意図は楽しい