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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480015396
みんなの感想まとめ
主体性の育成について深く考察されており、やる気とは異なる自律性や周囲との調和の重要性が強調されています。著者は、主体性を教えることの難しさやその定義の曖昧さに触れながら、読者に自らの思考を促す姿勢を求...
感想・レビュー・書評
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主体性とやる気は違う。ぼくはそう考えている。
やる気はだれもが持っている
主体性とは、自律性と周囲との調和
cf 思考停止状態
詰込み型学習
PBL
指導医講習会
アメリカ礼賛者
エビデンス至上主義者
主体性のあるいい後進が育つ場詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・概観
主体性を失わないためにどうするかというアプローチで書かれている。主体性という概念の輪郭を医療やサッカーの例を通じて映し出し、実証主義的な分析を行っている。
・文体
最初、題名から学術書の邦訳的サムシングだと思ってたので、読みながら随筆調の文章にギャップを感じた。医療関係の章は説明が冗長だと思った。
・流れ
冒頭の連帯・非独立から見た主体性の説明で「オッ」となって、どう分析・考察して発展するのか期待してたのに、せっかくのアイデアが一向に回収されず勿体無かったのが残念。最低限、筆者なりの落とし所は示して欲しかった。「主体性は教えることができるか?」「微妙」「アッハイ」これじゃなぁ…。 -
医学教育学会に行って、この本の内容がとても「そこ」に関連していることを実感しました。でも、業界の人はたぶん読まないと思いますねえ。
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著者の言うように主体性の育成は難しく、そもそも主体性とはなんぞやと言うところもカチッと定まってるわけもなく、となると主体性を教えることについて自分の頭で考えるしかないよねという結論になるのは致し方ない。
このテーマについて著者から明確な、端切れの良い回答を求める時点で読み手に主体性が無いということかもね。 -
自分自身、職場の新人さんたちと話していて、前に指示したことと矛盾していること言ってるなぁと思うことがある。ただ、言葉の上では矛盾しているようでいて、自分の中で矛盾はまったくなくてさ。同じことを、真反対の言葉で言っている、と感じるといった方が正直なところ。でもそれを伝えるのは難しいのも、現実で体験している。
本書でいわれている主体性を教える、ということも近いことであるように感じた。医学教育の話ではあるんだけど、いろいろな場面に適用できそうな話だね。最後のサッカーネタも、ご本人が好きだからというのもあるのだろうけど、とても楽しく、何より腑に落ちた。
岩田氏は内田樹がすごい好きなんだなぁということも、多々感じたところ。内田樹だけじゃなく、いろいろなところから引用もあった。仕事をばりばりすると同時に、勉強家なんだろうね。 -
□主体性を持つというのは自分で考えることができるということである。
□主体性は、ただ、後ろ姿によってのみ伝えられる。
目次
はじめに
第1章 主体性が不可欠な医療現場
第2章 主体性を涵養しない教育制度
第3章 医学教育の迷走
第4章 医学生たちとの対話
第5章 主体性とは何だろうか
第6章 サッカー日本代表チームの成熟と主体性の変遷
「お弟子さんはみんな師匠が好きで、師匠から何かを得たくて、吸収したくて、影響を受けたくて来てるんだから、師匠が普通にしてれば、感受性のある人はみんな吸い込んで、自分の中で消化して出す」
p53 文科省官僚がPISAの順位やメディアの批判に一喜一憂し、教育方針をころころを変えていること自体、彼らがいかに自立性、主体性を描いているかの証左である。
p56 「アメリカがそう変えろというから変えよう」とか「グローバル・スタンダードに合わせないと、世間に顔向けできないから、そうしましょう」というのは、それこそ典型的な「ムラ的発想」であることに当事者は気づかなかった。日本国内だけで固まっていた「船団」を、アメリカを旗艦とするする「船団」い再編することにした。「親方日の丸」が「親方星条旗」に代わっただけです。おおもとのメンタリティアは少しも変わっていない。
p64 内田樹先生が繰り返し紹介されるエピソードに「六芸」の話がある。東洋における君子に必要な基本的な学術であると孔子が考えたもので、礼・楽・射・御・書・数のことをいう。内田先生によると、「礼」は祖霊を祀る儀礼、「楽」は音楽、「射」は弓を射ること、つまりは武術、「御」は馬術、「書」と「数」は読み書きそろばんのことである。
p120 自己学習とは、自己学習せざるをえないのっぴきならない事情、その渇望が学習の成果をもたらすものである。そのような態度(難しい言葉でいえばレディネス)がない医学生に「はい、ここで自主的に自己学習してくださいね」と言ってもなかなかうまくいかないのである。主体性は、勝手に湧いてはこないのである
P150 学生がものを知らないことは、どうでもよいんだよ。問題は、自分が分かっているところと分かっていないところの分水嶺がどこにあるのかを理解することだ。(中略)それこそが最大の「学び」なんだよ。
P203 監督のイメージするプレーを具現化するのが選手の仕事である。監督がこうやってほしいというプレーを自分の判断で行わなければならないのだ。選手は主体的、自主的に判断し行動する能力と、監督の意を汲んでこれを実践する能力という一見矛盾する二つの能力を同時に発現しなければならない。 -
全体になるほど,という内容だったけど,あまりにも内田樹調だったので,その辺が気になってしまった・・・。サッカーのたとえ話はわかりやすい。
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ちょうど、ビュートゾルフの公演を聴いたところだったので、
自主性というものを考える良い機会に。
ほめない、事実を認めるだけ。
議論の材料を用意しない、不十分な情報しか提供しない。
説明しない。 -
iPhoneの使い方が参考になった。
kindleやpodcastなどのアプリを導入してみた。
正直こういったタイトルの本には抵抗があったが読んで良かった。
最後に時間の絶対的優位性について述べられていることがそれを払拭してくれたと思う。
そもそも時間は有限でありどんなにあくせくしてもいつかは死ぬのだということがきちんと書かれている。
‘どんなに削り取って時間を取ろうとも巨視的にいえばそれは些細なことにすぎない。
それにも関わらず、時間を作ることでいてもいなくても変わらない組織で過ごすよりも愛する人や好きなことに費やすことができるのだ(要約)’
三日坊主でもいいじゃない、という言葉が個人的には気に入った。
なんでも数打てば当たる精神でやってみようと感じた。 -
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非常に面白いテーマに取り組んだ本だと思う。教えられるのかどうか、は結局明確な答えはないのだけれど、読者それぞれに模索していくべきことなのかもしれない。
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主体性とはなんだ?と上司に問われ、そもそも主体性を教えることなんて出来るのか?と手にとった本。どうやら、主体性を衰えさせる教育のあり方も問題がありそう。
主体的に学ぶという事は、自らが自分の意思で学ぶこと。思考停止に陥る事なく「本当にそうだろうか」と前提を疑い続け、考え続ける態度で学ぶことである。
人が学ぼうと思う時はどんな時だろう。今の自分に絶望した時か?そんな時に手を差し伸べる事が出来る人間になりたい。 -
一教育者としての苦悩が記載されていると思います。
自分自身”主体性“の定義は非常に曖昧なものだし、本書中の定義をそのままインプットするのは、そもそも“主体性”に欠けた行為のようにも感じました。
随所にある「手段と目的の顚倒」については自分も臨床現場で感じることがあり、印象的だった。
また、TBLについての学生とのやりとりは、大変興味深かった。 -
病院の図書室で発見して借りてきた。
“…件の研修医もとても熱心だ。やる気がないわけではない。こちらが「こうしろ」と言ったことについてはきちんとやってのける。忠実すぎるぐらいにきちんとこなすことができる。しかし、「自分で考えてみろ」というと、ピタリと止まってしまう。「おまえ、どう考えるんだ?」と問うと答えが出ない。だから、一所懸命勤勉に仕事をしていても、そこに「主体」(彼自身)が感じられない。他人の規定するやり方に乗っかっているだけであれば、そこには「主体性」はない。”
今年の新人君のうちの一人が、そのような状態である。
とても優秀なのに、どうなの?と問いかけると途端にアヤしくなる。
主体性は教えられるか?
そんな彼のことを思いつつ読んでみた。
日本の教育、アメリカなど外国との比較、医学教育について、そしてまとめはなでしこジャパン。
先日読んだ医療倫理の本の中でも出てきた、あいまいさ・グレーゾーンの考え方も。
文中にも出てくるが、医学部・薬学部は知識だけでなく、必要な技術を身に付ける専門学校的要素も不可欠。
薬学教育はまさに今模索しているところ。
PBLが、分担学習になってしまい本来の目的からかけ離れてしまう皮肉。
岩田先生の“ソクラテス・メソッド”には遠く及ばないが、私も時間がある時は、実習生に対して謎かけババアになる。
初めは、どう答えて良いのか戸惑ってしまうのだけれど、ダメもとで答えたことに対して現場の薬剤師(私)があーだこーだコメントしたり、新たな問題をぶつけることで結構やる気になってくる。
読み終えたけど、結局のところ主体性は教えられるのか、良く分からず。
身銭を切った「スーパー指導術」をこれから読んでみます。
本題と関係ないけど
“バッド・ビヘイビアーに対する最大の武器は善意と親切である。”
という言葉は、ちょっと覚えておこうと思った。 -
やはり、本人の自覚を目覚めさせる必要が一番。
そのための環境、機会を作ることなんだろう。しかも、自主的に気づくように。。。難しい。 -
目的と手段を取り違えない。
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大切なことに気づかせてくれる、すばらしい著作である。
ご自分の職責等の立場から、かなり言いにくいこともあったろうと思われるが、それよりも「もっと大切なことがある」という信念が、著者をしてこのような記述をなさしめたものと思う。
それほどに、筆者の思いはどの頁からもひしひしと伝わってくる。
教育に携わっている人はもちろん、多くの日本人に読んでほしい著作であると信じる。
著者プロフィール
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