〈生きた化石〉生命40億年史 (筑摩選書 83)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480015884

感想・レビュー・書評

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  • 読み応えのある一冊で、同著者の【生命40億年全史】を読んで感動したならば、同等の感動を味わえる一冊。
    本の装丁としてはシンプルでコンパクトなので、持ち歩くのにも良い本です。
    ただ写真も図解も少ないので、ビジュアルイメージを作るのが少し難しいのと、生物学の基礎がないと楽しくないかもしれない。
    良書です。

  • 第1章 カブトガニと三葉虫
    第2章 カギムシを探して
    第3章 シアノバクテリアの造形
    第4章 熱水泉での暮らし
    第5章 ホネのないやつ
    第6章 大地を緑に
    第7章 ホネのあるやつ
    第8章 保温性を手に入れる
    第9章 島と氷
    第10章 困難をくぐり抜けて生き残る

  • スケールが時間的にも空間的にも大きくて十分に私を魅了してくれました。「現時点で、イチョウ目に属する最古の化石は二億八000万年前ごろのペルム紀初期のものだ。つまり、イチョウは何度かの大量絶滅期を生き延びたことを意味している。それに比べれば、原爆や北京の大気汚染などたいしたことはないのかもしれない。」や「生物世界の豊かさは地球上で何にも替えがたく、一つひとつの「種の伝記」は、その種がどれほどつつましい存在であろうと、どれほど孤立した存在であろうと、すべて語るに値する。」このような表現がお気に入りです。

  • 長く生き残っているには、それなりの理由があるのですね。

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著者プロフィール

1946年生まれ。古生物学者。2004年に長年勤めた大英自然史博物館古無脊椎動物部門主席研究員を退任。2005年よりロンドン地質学会会長に就任。英国古生物学会会長(1994―96)、ブリストル大学科学技術公衆理解担当客員教授などを歴任。数々の学術賞を受賞。専門はオルドビス紀の三葉虫と筆石類の進化・生態・体系学。著書に『三葉虫の謎』(垂水雄二訳、早川書房)、『生命40億年全史』、『地球46億年全史』(ともに草思社)ほか。

「2013年 『文庫 生命40億年全史 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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