本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784480016195
みんなの感想まとめ
多様なテーマを扱う本書は、恐山の神秘的な魅力と著者の仏教的視点を交えたエッセイ集です。恐山に対する先入観を覆すような温かい描写があり、温泉や観光の一面も紹介されています。著者が院代としての経験を通じて...
感想・レビュー・書評
-
恐山にはおどろおどろしいイメージを持っていたが、本書を読むと、温泉もたくさんあっていいとこじゃん!と思ってしまった(苦笑)。
今は外国人観光客が多いとか。
ただ、硫黄分が強いので電化製品がすぐ壊れるとか、冬場は閉山されて寺の皆さんは都会の別院に住んでらっしゃるとか、いろいろご苦労はあるらしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
霊場恐山の院代に着任した著者が解説したブログ「恐山あれこれ日記」のなかから、編集者が抜粋したものを一冊の本にまとめています。思想家の内田樹がこの方法で多くの本を刊行していますが、両者の考えはもちろんさまざまな点で異なっているものの、どこか思考のリズムに近いものがあるように感じられます。「ブログを書く」という型が、思考をかたちにしていくことに影響をおよぼすのでしょうか。
内容は、「あれこれ日記」というタイトルが示すように多岐にわたっており、恐山にまつわる出来事を紹介したり、著者自身の日常の体験のなかから読者の興味を引くようなものを語ったりしているものもあります。他方で、『善の根拠』や『仏教入門』(ともに講談社現代新書)にまとめられるような、著者自身の仏教および禅にかんする思想がつづられているものもあり、まさに硬軟とり混ぜた本になっています。
「刺さる言葉」という本書のタイトルは、編集者が提案したものをそのまま採用しているそうです。恐山をおとずれる人びとの信仰のかたちが率直に述べられたことばを紹介している記事などは、タイトルの通りに感じられるかもしれません。 -
硫黄ガスのせいでパソコンは半年で動かなくなる。電化製品諸々寿命が短いそうです。さすがの霊山。
恐山については一章だけ。あとは、著者の仏教的な視点からのブログ記事抜粋。だんだん、「言葉」であらしめられた「認識」を解体されていくかんじある‥‥
そんな峻厳な記事の中、たまにクスリと笑わせてくれます。
著者プロフィール
南直哉の作品
本棚登録 :
感想 :
