これからのマルクス経済学入門 (筑摩選書)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 73
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480016362

感想・レビュー・書評

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  • むちゃくちゃ面白かった。「格差がどんどん強まる現代だからこそ、「階級」を視座にもつマルクス主義経済学は重要だ」という指摘に、なるほどそういう見方もあるかと目から鱗である。

    左翼が階級ではなく、マイノリティや弱者に感心を示し、労働者に関心を寄せなくなってきているという指摘は非常に鋭く、そして納得できる。

    そしてこの指摘は、歴史研究においても当てはまると思う。マイノリティ研究の進展はここのところ著しいが、「階級」という問題の歴史研究・・・もっというと社会経済史の停滞は目を蔽わんばかりである。

    しかし、本書の指摘によるならば、社会経済史的発想にこそ、歴史学のアクチュアリティがあると言えてしまいそうである。いやー実に面白かった。

  • 刺激的な本ではある。
    純経済学モデルのマルクス経済学の使い方。
    「階級」「唯物史観」「搾取」の概念の捉え方。

  • ちょっと個性派の内容だが、大事なことが書いてある。県立あり

  • 請求記号:331.6/Mat
    資料ID:50082418
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 「階級」の概念から労働問題や貧困問題を見ていこうと思った。
    労働価値説の説明のところが十分に理解できなかった。会計的な把握が頭を支配しているせいかもしれない。。。

  • 著者:松尾匡 , 橋本貴彦
    定価:本体1,500円+税
    Cコード:0333
    刊行日: 2016/03/14
    判型:四六判
    ページ数:240
    ISBN:978-4-480-01636-2

    “マルクスは資本主義経済をどのように捉えていたのか? マルクス経済学の重要概念を平易に解説し、21世紀の今、いかなる可能性があるのかを解き明かす!”
    http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480016331


    【簡易目次】
    第1章 階級と所有
    第2章 疎外論と唯物史観
    第3章 投下労働価値概念の意義
    第4章 マルクス経済学で日本社会を数量分析する

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著者プロフィール

一九六四年石川県に生まれる。一九八七年金沢大学経済学部卒業。一九九二年、神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了。経済学博士。
久留米大学経済学部教授を経て、二〇〇八年立命館大学経済学部教授。
現代社会が抱える現実的な問題に強くコミットしつつ、高度な理論性を備えた実力は学界のみならず、近年メディアでも注目されている。
著書に『近代の復権』(晃洋書房)、『「はだかの王様」の経済学』(東洋経済新報社)、『不況は人災です! みんなで元気になる経済学・入門』(筑摩書房)、『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼』(PHP新書)、『この経済政策が民主主義を救う』(大月書店)、『反緊縮宣言』(共著・編、亜紀書房)、『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』(共著、亜紀書房)、『新しい左翼入門』(講談社現代新書)等がある。

「2020年 『左翼の逆襲 社会破壊に屈しないための経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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