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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784480016812
作品紹介・あらすじ
ガイドブックよりも深く知りたい人のために! 台湾でも活躍する作家が、歴史、言葉や文化、そして各地の街と人々の物語を語ります。
みんなの感想まとめ
多様な視点から台湾の歴史や文化を深く理解できる一冊で、旅行前の準備にも最適です。著者の個人的な体験を交えた語り口は、まるで台湾の友人と会話しているかのような親しみを感じさせ、読者を引き込む魅力がありま...
感想・レビュー・書評
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台湾入門の一冊として、また、旅行前に持っておいたほうがよい基礎的な知識が、歴史政治文化地域地理と多岐に渡りわかりやすくバイアスがない視点で網羅されているため得やすく、トラベルガイドとしてもわくわくする良書。
以前は台北と台北以外という区別しかなかったこと、
台南の文化的ステータス、台南は台湾のボストンと言われていること、とか読み物としても、歴史を踏まえての多民族社会(国家と簡単にいえないもどかしさ)日本人にもフレンドリーと簡単に誤解を含む言説がよく聞かれるが様々な関係性の中で多様な人々と社会形成せざるを得なかった共生社会が台湾のベースでありフレンドリーは日本人のみにではなく、また、他者新参者への接し方が、概ねフレンドリーではないこともしばしば見られる日本とは同じ島(国)でも異なるのだなと思う。そこには複雑苦難の歴史、道のりがある。
どの章も面白く示唆深い内容だが、最後の第七章映画と旅の物語、で、練習曲という映画を用いて、環島ブームが取り上げられ、鉄道で島をぐるりと回る旅を実際にされてガイドブックのように細かく乗り換えポイント駅前の景観からご当地グルメまで楽しく読める内容で、これは台湾旅行の深度あるガイドブックとしても素晴らしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
台湾行きた〜い。
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台湾旅行を考えている。
「はじめに」で「あなたのために書かれた本です。」とあったので手に取った。
私より若干年上かと思われる著者によって記された台湾の歴史には、特に政治家については私もリアルタイムでニュースで耳にしていた名前が多く見られるのに、台湾と日本、台湾と中国の関係性についてはいかに自分が無知であるかを思い知らされた。
第四章と第七章では、旅行へのモチベーションが高まった。
行く前にこの本と出会えてよかった! -
過去に台湾旅行で訪れた際、蒋介石に因む施設を案内され、台湾の歴史について全く無知なまま旅行していたことに気付いた。
海外旅行をしていると、台湾人はいつも親切にしてくれるし、台湾のことが好きだという自覚も持っている。
でも、知っているのはテレビに映る台北や、民進党政権の動静程度
台湾の歴史やアイデンティティ、風俗や文化について知りたいと思い、手にとった。
驚くようなエピソードや発見に満ちた書で、興味のあるトピックだけ流し読みするつもりが、全文精読してしまった。
最終章は紀行文という構成で、工夫が凝らされているし、何より筆者の台湾への愛情が感じられた。 -
新井さんが中国語文学でいう「雑文」—叙情性を備えた評論文を指す—を目指しているとおっしゃっているように、台湾の歴史、言葉、神さま、建築、地名などのテーマがとってもわかりやすく心にすっと入ってきます。
台湾の過去・現在・未来。
いろんなバックグラウンドを持つ人達がいて、日本がかかわる悲しい歴史もあって、私なんかが軽々しく思いを述べることはとてもできないけれど、台湾について深く思い、考えることができ、ますます台湾が好きになりました。
最後の台湾一周の旅がとても素敵で、私もいつかゆっくり時間をかけて「環島」-台湾一周- をしたいな。 -
楽しい本だが、校閲が機能してないのが分かるミスが残ってる点はヤバそう(筑摩のブランド的に)。
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台湾への旅行前にちょっと斜め読みするつもりが、完全にハマりました。
台湾という国の歴史的な複雑さ、日本との関わり、中国との関係…。
予定している旅行(台北・台中)だけでなく、更に次は台南にも、などなど、もっと知りたい、現地を訪れたい、という気持ちが増しています! -
著者が台北市内で謎の宗教団体の事務所を訪れ、広辞苑を使った占いを受けるエピソードが面白い。
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台湾の歴史、地理を複眼的な視点から書かれた良作。親日一辺倒ではない台湾の現在を知るのに最適。
台湾旅行のお供に是非。台湾でも多くの著作のあるという筆者。台湾の過去から現在まで、決して親日だけではない、日本では報道されない事情も含め台湾という国を多面的に描いた作品。
筆者の台湾愛と客観的な記述のバランスが良い。 -
歴史の解説や今の台湾の様子などがバランスよく書かれ、面白くてぐいぐいと読み進めてしまった。
これを読んでから台湾を訪れたら、一層楽しめるはず。 -
もとからそこにいた人の生活の上を様々なものがとおりすぎる
オランダ、中国、日本、アメリカもやってきた
混じり合うのは面白いけど、強制されると悲劇
著者が実際に聞いた話し、見たものをいろ紹介してくれるので移り変わりが見えるようで面白い
この土地が経験したことを活かして、違うもの同士が、奪い合うのでなく豊かに混じりあうといい
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最近台北を訪問して台湾びいきになった欲目も入っているかも知れないが、台湾の歴史、民族、風俗を過不足なくまとめた良本。
著者が「叙情的な評論」を狙ったというのがよくわかる。
ゆっくり時間をかけて台湾1週旅行をしてみたい。 -
そもそも本省人・外省人とは、ニニ八事件とは、といった点から書いているあたりからも書いている。日本語世代の親と戦後中国語教育を受けた子の言語やアイデンティティのギャップ、白色テロ犠牲者の「鬼」に語らせるCMなどからは、台湾人の抱える複雑な物語を肌で感じることができる。
一方、著者自身も「二項対立で台湾社会を読み解く時代は終わった」と書き、「天然独」の存在に触れてもいる。しかし本書全体を通じて感じるのは著者がやはり外省人=国民党と本省人=民進党との二項対立で捉え、かつ後者に肩入れしていることだ。個別の記述の中には必ずしもそうではない要素が紛れ込んでいるのに(たとえば先のCMは、外省人が多かっただろう軍人・公務員・教員向け配給組織を前身とするスーパーマーケットによるもの。旧日本人住宅の再生利用の中で2010年代以降は日本時代の所有者について触れられることが多い理由は、時間の経過で所有権問題が浮上する可能性が減ったからと著者自身が書いているのに、1990年代までは触れられなかったのは「国民党系外省人の流儀」だったからとしている。白色テロの被害者には外省人公務員もいた。)。2018年統一地方選での民進党敗北は、国民党を支援する中国のためとしている(その理由もあるかもしれないが)。
特に最近の台湾に絞った本ではないので、数十年の歴史を振り返れば先述の二項対立が本書の中で大きな影を落とすのは仕方ないかもしれないが、それに留まらない最近の変化やその変化の大きさももっと知りたかった。
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