皇国日本とアメリカ大権 日本人の精神を何が縛っているのか? (筑摩選書 0186)

  • 筑摩書房
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  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480016942

作品紹介・あらすじ

戦前、人々はなぜ総動員体制に抗えなかったのか。当時の「聖典」たる『國體の本義』を読み解き、戦後に「アメリカ大権」をも招来した日本人の「無意識」を問う。

感想・レビュー・書評

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  • 日本が名目的にも君主制であったのは数十年に過ぎない。神道が「宗教を超えた信仰」とされ、神社が国家保護され靖国神社が設立され対外戦争に備えたのも
    佐藤優の「国体の本義」読み解きに反発して/「臣民」も帝国憲法で初出の造語で、儒教で「臣」は王に仕えるが「民」は政に関わることはない。国民に服従の義務を課した

  • あんまおもろなかった。
    期待してたんやけどなあ。

    そもそもの枕の、国体の本義という書物について知らないからかもしれない。国体という宗教がこの本によって戦前あたりから急激に強くなったと言われても、なんかしっくりせん。

    内容も非常に観念的で、こうだろう、こうに違いない、こうと思われる、の積み上げで。

    まあただ、それを前提にすれば、戦後の「アメリカ大権」に伏した日本人のが大半は「解釈」できるんだけど。なんかしっくりせん。
    宗教家であって、歴史家ではないからかな。

    落としは、三島由紀夫でした。

  • 2020.7.25読了。
    国体の本義と、米国・中国・台湾・韓国の関係が分かったような気がする。

  • この著者でこのテーマ。珍本・駄本ハンターの血が騒ぐ。

    【版元】
    橋爪 大三郎 著
    筑摩選書 四六判 288頁
    刊行 03/12
    ISBN 9784480016942
    JANコード 9784480016942
    本体 1,600 円+税

    戦前、人々はなぜ総動員体制に抗えなかったのか。当時の「聖典」たる『國體の本義』を読み解き、戦後に「アメリカ大権」をも招来した日本人の「無意識」を問う。

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著者プロフィール

橋爪大三郎(はしづめ だいさぶろう)
1984年、神奈川県生まれ。社会学者。
大学院大学至善館特命教授。東京工業大学名誉教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。
著書に『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま文庫)、『死の講義』(ダイヤモンド社)、『権力』(岩波書店)、『ふしぎなキリスト教』(大澤真幸氏との共著、講談社現代新書、新書大賞2012)、『おどろきのウクライナ』(大澤真幸氏との共著、集英社新書)、『げんきな日本論』(大澤真幸氏との共著、講談社現代新書)、『ゆかいな仏教』(大澤真幸氏との共著、知的生きかた文庫、[電子書籍版]サンガ新社)など多数。

「2025年 『鎌倉仏教革命 法然・道元・日蓮』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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