独裁と孤立 トランプのアメリカ・ファースト (筑摩選書 196)

  • 筑摩書房 (2020年9月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784480017161

作品紹介・あらすじ

自国益を最優先にすると公言し、意見の合わない側近を次々と更迭したトランプ大統領。トランプの「アメリカ・ファースト」とは何か? 真実に迫るドキュメント!

みんなの感想まとめ

自国の利益を最優先にする姿勢を貫いたトランプ大統領の外交政策を深く掘り下げた一冊です。トランプの「アメリカ・ファースト」政策を通じて、共和党内の支持の熱狂や、彼の更迭された側近たちの批判的な視点が描か...

感想・レビュー・書評

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  • 非常に読み応えがある一冊でした。
    トランプ氏とトランプ氏と支持した共和党が良く理解出来ました。

  •  著者は44歳の新聞記者の特派員、章立てもよく練られ読み応えのある内容となっている。
     トランプの徹底した自国第一主義と再選への恐ろしいほどの執着、自分の思いを達成するためには形振り構わず人を叩き落とす姿が生々しく綴られている。
     2020年11月の大統領選はバイデンが勝利した。だが、トランプの得票数は歴代大統領を凌ぎ、バイデンに次ぐ得票数であり、有権者の半数近くが支持する実態が浮き彫りとなった。我々は、トランプが多くの米国人の思いを体現しているという事実を認識しなければならない。

    「トキディデスの罠」、覇権国と新興国が覇権争いの末に不可避の戦争に突入するメカニズムだという。今の覇権国の国民性を考えると、半世紀を待たずに現実味を帯びているようで背筋が寒くなる。

  •  トランプ時代の米の外交安保について、「論座」連載を大幅に加筆修正して書籍化した本。「独裁と孤立」との書名は書籍化に際しつけられたようだが、トランプ自身が「独裁と孤立」との印象は本書からはあまり受けない。自らの意に沿わない高官を次々更迭していることから、「独裁」はまだしも言えなくはない。しかし、共和党及びその支持者の間での熱狂的なトランプ支持も記述されている。また「孤立」は、トランプ自身というよりも、米国で台頭しているという孤立主義を指すように見える。
     確かに、更迭された人々を含めて共和党系の外交安保専門家たちがトランプに批判的な模様は分かる。ただ、本書は専ら外交安保を扱っているため、市井の声はあまり取り上げていないが、そういう専門家の感覚がどれだけ市井に共有されているのか分からない。
     更に、本書で扱われる外交のうち、たとえば中国の台頭に対する懸念はオバマ政権来のものだという。対中政策には、貿易戦争を仕掛けるトランプの意思と大国間競争を仕掛ける国家意思が交錯する、ともある。逆に、台湾や人権問題にはトランプ自身の関心は薄いとのことであり、これはむしろ中国との摩擦を緩和させる要因ではないか。中東からの撤退には、厭戦気分が強まる米国市民の存在がある。北朝鮮外交ではトランプの特異性が目立った。しかし、総じてどこまでがトランプ自身のもので、どこまでが米の中長期的な傾向なのだろうか。

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著者プロフィール

朝日新聞ワシントン特派員。1976年、宮崎県生まれ。2000年、早稲田大学第一文学部卒、朝日新聞入社。福井、長野総局、西部報道センターを経て、2007年、政治部。首相官邸、自民党、防衛省、外務省を担当。2018年から現職。元ハーバード大学日米関係プログラム客員研究員。著書に『独裁と孤立 トランプのアメリカ・ファースト』(筑摩書房)。共著に『安倍政権の裏の顔 「攻防 集団的自衛権」ドキュメント』(講談社)などがある。

「2022年 『トランプ大統領のクーデター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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