PTA モヤモヤの正体 役員決めから会費、「親も知らない問題」まで (筑摩選書 218)

  • 筑摩書房 (2021年9月17日発売)
3.44
  • (8)
  • (5)
  • (7)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 123
感想 : 13
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784480017369

作品紹介・あらすじ

「入退会自由のはずがそうでない」問題から「会費の行方が殆ど知られていない」問題、「もっと大きくて深い問題」までPTAに「?」を持つ全ての人、必読の書!

みんなの感想まとめ

組織の透明性や構造的な問題に焦点を当てた本書は、PTAに対する疑問や不安を深く掘り下げています。多くの読者が、役員としての経験を通じて感じたモヤモヤには明確な理由が存在することを再認識し、自身の無力感...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 出版直後から話題の本。PTA役員を務めたときに感じたモヤモヤにはやはり理由があったか!と、飲み込んできた疑問をスルーしてきた自身への不甲斐なさと、そもそもの組織の構造的な問題、あまりにも不透明なお金の流れを知らなかったことに(PTA活動を通じて得た学びや友人への感謝の気持ちを差し引いても)失望している。
    本書で問題提起していることは、日本の教育行政や社会全体に通じているだけに解決に近道や正解はないのだけれど…先ずはこどもの有無に関わらず広くPTAを知ってもらうことからなんとかしないと!

  • 都内PTAでの著者の実体験に胸が詰まった。
    自分も市境を越えれば東京都という地域で育児をしているが、PTAは地域にからめとられて、がんじがらめになっている。
    負担の軽減など下手に口にすると陰口を叩かれるし、<こどものため>というキーワードを盾に改革(といっても形骸化した委員を廃止する、他校ではすでに実施済のもの)に反対する人も意外といる。

  • 学校毎のPTAに上部組織が数階層あり、上納金をおさめていたなんて知らなかったし驚いた

    その時代に合った組織のあり方や活動方法に変化が
    求められるのはどんなところにも見られることだろう

    しかし上を辿っていくと日本会議や元総理大臣の名前にまで繋がっていくのを見ると政治利用に使われてる
    のではとつい勘ぐってしまう…


    あれ?これって神社関係の本を読んだ時や百田尚樹さんと教科書関係の本を読んだ時も感じたモヤモヤと
    同質な気がするような…


    さも各生徒の親御さん達による総意です。みたいな
    感じで政治に働きかける上位組織の言動にも、それって本当に下から上がってきた意見なのかな?と疑問を
    持ってしまう

    う~ん、まさにモヤモヤの正体

  • 現状や歴史的経緯などについて分かる。
    政治組織との関わりは関わりが深くなっていることまで調査しされている、その内実までは深くは調査できていないが、それはこの本の対象外とも言える。
    問題点が共有されはじめつつあるものの、決まった解決策はまだ無いらしい。

  • 小学校の子を持つ親は、PTA役員の係を決める
    時に、じゃんけんやくじ引きをしてまで決めな
    くてはならないことに違和感を抱いていると言
    います。

    「そんなに無理やり全員に係や役割を与えなく
    ても・・・」と思うものの、口に出せないのが
    現状でしょう。

    「どうせ子どもが小学校に通う期間だけの辛抱
    だ」と思って我慢するだけかもしれないです。

    しかし実はPTAへの参加は任意であって、決して
    強制ではありません。

    「でも同調圧力が・・・」という声が当然ある
    と思います。

    そんな方はこの本を読んで、本来のPTAという
    組織の姿を知ることをお勧めします。

    加えて政府は「子ども家庭庁」を発足させること
    を発表しています。

    PTAという組織を使って政府が家庭教育に対して
    何かしらの意図を発している図が読み取れます。

    「戦前のように」とは言いすぎですが、政治が家
    庭教育にまで踏み込もうとしているのです。

    教育という日本の未来にもつながる案件を考える
    契機となる一冊です。

  • まず、PTAの階層構造があることを本書で初めて知った。
    PTAの歴史から紐解いたり、かなり基礎的な事と、PTA改革に取り組んだ人の体験等の実践的な事例の両面に関してしっかりと論じられていた。
    近年PTAで積極的に講演されている「親学」についても興味深かった。
    同調圧力やジェンダー、労働問題、政治の事にまで「PTAの問題点」をリンクさせ、共通点を考察している。考察の背景説明を読む限り十分に説得力がある説だと感じた。
    結局のところ全国組織である「日P」の問題点は客観的に記述されていたが、中間組織や各学校の「単P」は当然それぞれである。
    子ども達の通う学校の運営に関しても関心を持っていきたいと思った。

  • http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00620202

    子どものいる親の多くが経験するPTA。保護者間の交流などプラス面もある一方で、「?」なことも少なくない。「入退会は自由」が原則なのに、そうなっていないPTAが大半だ。個別の事情が考慮されないまま、「一人一役」などの仕組みで決められる係。そして上部団体へとその一部が「上納」されるPTA会費。各地のPTAやその上部団体で使途不明金が見つかったこともある。学校単位のPTAから、それらを束ねる「日P」まで、PTAの「モヤモヤ」に多角的に迫った渾身のドキュメント。すべての保護者、学校関係者、必読の書!
    (出版社HPより)

  • 東2法経図・6F開架:374.6A/H89p//K

  • ふむ

  • 単Pから日Pまで、よく問題点が調べられて浮き彫りになっていた。
    親学はほとんど知らないが、はじめから少し否定的な方に寄っているように感じた。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1997年より朝日新聞記者。経済部、文化くらし報道部、特別報道部など。執筆陣の一人として『徹底検証 日本の右傾化 』(筑摩選書)、『まぼろしの日本的家族』(青弓社)、『ルポ 税金地獄』(文春新書)に参加。

「2021年 『PTA モヤモヤの正体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堀内京子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×