ろうと手話 ――やさしい日本語がひらく未来 (筑摩選書)

  • 筑摩書房
4.20
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本棚登録 : 83
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480017390

作品紹介・あらすじ

ろう者の言語である手話はろう教育において130年間禁止された。手話を社会に取り戻すろう者たちの運動を、日本語教育と「やさしい日本語」の視点から考える。

感想・レビュー・書評

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  • 一通り学ぶには簡潔で分かりやすい。他本のまとめのよう。 著者は日本語教育の立場から向き合い方が外国人と同じと、ろう者へ向けての視点を紹介した講演が当初の認識、そこから、やさしい日本語の活動と中途失聴を含む視覚障害者のことが繋がったそうだ。

    歴史的なことから、ろう文化、ろう教育、言語としての手話と幅広くまとめられて読みやすい。

  • いろんな意味で、おもしろい本だなこれはと思いました。
    この本がたくさんの人に読まれることで、何かが変わるのか変わらないか、興味と期待と願いが出てきました。

    内容はとてもわかりやすく、この間のごちゃごちゃがすっきりとまとめられていて、理解が深まりました。
    それを、第三者の立場の方が書いてるということに、ものすごく不思議な気持ちでいます。
    なんか、けんかをなだめるやさしい大人のような。

    「やさしい日本語」わたしも助かるし、興味あって類書も読んだことあります。
    そんなところに接点があるんだなと、新鮮でした。

    どこに行っても手話がある社会。
    そんな時代が来るのも、そんなに遠くないのかもしれないって、思いました。

    もう一度ていねいに読み直します。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1306292

  • ふむ

  • 2022年5月・6月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00601024

  • 12/100
    「手話って、日本語を手で表現してるんですか?」「ろう者なら、みんな手話を使えるんですよね?」
    手話は日本語とは別の言語であり、ろう教育に於いては長く手話が禁止されていました。
    手話にも、対応する社会実現に向けた活動への協力を呼びかける一冊
    「日本語教育」と「やさしい日本語」という新たな視点で未来を切りひらく

  • 岡野幸夫先生  おすすめ
    37【専門】334.41-M

    ★ブックリストのコメント
    ろう者の言語である手話はろう教育において130年間禁止されていた。手話を社会に取り戻すろう者たちの運動を、日本語教育と「やさしい日本語」の視点から考える。多言語社会、多文化共生社会を生きる私たちの必読書!

  • 初めはろう者の世界に詳しい方が論じている本かと思いきや、むしろろうの世界にはあまり縁のなかった方が書かれているというところに関心を持ちました。手話学習者ですら悩む、日本手話と日本語対応手話の議論。そして時として起こる議論の背景などを解説してくれた上で、「やさしい日本語」の活動を続けられている視点から、ろうの世界に提言をされている姿勢に共感致しました。この本を手に取られた関係者が、批判等に終始することなく、より前向きな議論を行う事でよりろうの子どもたちが活躍しやすい世の中になればよいなと思いながら読みました。もちろん、せっかくの提言。今後の自分の考えとあわせて、自分からも発信できるように普段から考えて、できればろう者の方とも議論していきたいです。

  • https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/884899


    千駄ヶ谷にもあります

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著者プロフィール

吉開 章(よしかい・あきら)
電通ダイバーシティ・ラボ やさしい日本語プロデューサー。やさしい日本語ツーリズム研究会代表。二〇一〇年日本語教育能力検定試験合格。Facebook上の巨大日本語学習者支援グループ「日本語コミュニティ」主宰。
二〇一六年政府交付金を獲得して故郷福岡県柳川市で「やさしい日本語ツーリズム」事業立ち上げ。以降やさしい日本語の社会啓発を業務で行っている。講演・メディア掲載多数。
第二言語習得に関心が深く、外国人と同様に日本語を第二言語として習得する「ろう児・ろう者」への学習サポート活動も試行している。
著書に『入門・やさしい日本語』(アスク出版)がある。

「2021年 『ろうと手話 やさしい日本語がひらく未来』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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